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【助産師監修】産後6~7ヶ月の母乳不足!急に母乳が減った?また増やすには?

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産後6ヶ月7ヶ月を過ぎると、赤ちゃんのお世話にも余裕がでてくる頃ですが、

「今まで順調だったはずなのに急に母乳の量が減ってきた気がする・・・。」

「減った母乳は増やすことはできるの?」

このような不安を抱えるママもいると思います。

産後6〜7ヶ月に起こる母乳不足について、考えられる原因と対処法をご紹介します。

急に母乳が減る!増やすには?


低月齢の頃と比べ、産後6〜7ヶ月の頃は授乳回数が減るため、それにともない母乳の出る量も減ってきます。

これは母乳育児の終了へとむかっていく際の自然な現象なので、増やさなければ!とあまり深く考え込む必要はありません。

離乳食がスタートする時期なので、赤ちゃんは栄養を食事からも摂れるようになります。栄養を摂るためのものだった母乳は、安心感を得るため・水分補給のためのものに変化していきます。

しかし、まだ離乳食を始めたばかりという時期のため、まだまだしっかり母乳量が必要な場合も多いでしょう。適切な対策をとれば、母乳を増やすことは可能です。

産後6〜7ヶ月の母乳不足の原因


母乳不足の原因はひとつではありません。産後6~7ヶ月での母乳不足における代表的な原因は次の通りです。

・溜まり乳から差し乳への変化

・ママの栄養不足

・ストレスや疲労が溜まっている

・ミルクを足すことで母乳分泌量が減った

・水分が足りていない

・赤ちゃんの成長

産後6〜7ヶ月の母乳不足の対処法

溜まり乳から差し乳への変化

授乳を始めて半年が過ぎる頃、何もしなくてもおっぱいがパンパンに張っていた「溜まり乳」から、赤ちゃんが乳首に吸い付く刺激で母乳が作られる「差し乳」へと変化します。

変化するタイミングは個人差があり、産後間もなくからというママから、生後3ヶ月頃から、生後半年から…というママまで様々です。

おっぱいが以前のように張らなくなるため、母乳が減るように感じてしまうこともあるかもしれません。

しかしそれは急に母乳が減った訳ではなく、赤ちゃんが飲む分だけ母乳が作られるようになって需要と供給のバランスがとれてきたということです。

差し乳になったかどうかの判断の目安は、赤ちゃんのおしっこや便の量、回数が以前と変化はないか、体重が増えているかという点です。

生後6ヶ月~7ヶ月の赤ちゃんのおしっこの回数は10~15回程度、うんちは2~4回程度が目安となります。

不安な場合は、母乳外来へ相談してみるとよいでしょう。

ママの栄養不足


産後6〜7ヶ月を過ぎると、動きが活発になってきた赤ちゃんのお世話に精一杯でママ自身が十分な食事の時間をとれない、なんてこともありますよね。

一日に必要なカロリーは活動量によって変わりますが、成人女性で約1,700~2,200キロカロリーです。授乳期は、さらに約350キロカロリーほど多く食事を摂取することが勧められています。

通常栄養不足は母乳不足にもつながりますので、3食しっかり食事を摂ることが理想です。

ただ食べる量を増やすだけではなく、栄養バランスや質にもこだわりましょう。

乳腺炎や乳腺のつまりを防ぎ、質のよい母乳をつくり増やすためにも、和食中心のバランスのとれた食事を多く摂ることが大事です。

ストレスや疲労が溜まっている


ストレスが溜まると自律神経のバランスが乱れ、血流が悪くなります。母乳は血液からできているので母乳の出も悪くなります。

また、母乳は「プロラクチン」・「オキシトシン」という2種類のホルモンの分泌により生成・噴出されますが、ストレスによりバランスを崩してしまうと、母乳不足につながります。

ストレスを減らしてリラックスした気分でいることは、母乳を増やすことにつながります。

家事・育児ともに家族に協力をあおぎ、自分に合ったリラックス方法でストレスを軽減・発散することが大切です。

睡眠不足でも疲労は蓄積していきます。子どもが小さいうちは十分睡眠時間が取れるママは少ないでしょうが、赤ちゃんの昼寝に合わせて、少しの時間でも横になって一緒に仮眠をとるといいですね。

ミルクを足すことで母乳分泌量が減った

母乳量が足りていないのでは・・・と不安になると、すぐにミルクを足してはいませんか?夜間赤ちゃんがしっかり眠るよう、就寝前にミルクだけをたっぷり与えたりはしていませんか?

哺乳瓶の乳首は一生懸命吸わなくてもミルクがでてくるので、次第に赤ちゃんは楽に飲めるミルクばかり、おっぱいを飲まなくなることがあります。

母乳は乳首を吸われる刺激で作られるため、授乳回数が減ると母乳量も減っていくのが自然な流れです。

母乳を増やすためにも、頻繁に授乳をしましょう。あまり出ていないと思っても、すぐにミルクを飲ませるのではなく、まずは母乳をあげ刺激を与えることが大事です。

赤ちゃんが泣く原因は、空腹だけではありません。寒い・暑い・体勢を変えたい・抱っこしてほしいなど様々です。母乳が足りていても、ただおっぱいを咥えて安心したくて泣く時もあります。

泣いたらすぐにミルクを足すのではなく授乳する回数を増やしてみたり、抱っこをしてあやす、部屋を変える、外に出るなど環境を変え気分転換をしてみましょう。

水分が足りていない

授乳期は授乳によって水分がどんどん失われていくので、たくさんの水分が必要です。

「そういえば産後すぐは母乳のために水分補給をしっかりしていたのに!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

月齢があがるにつれ、赤ちゃんに手がかかり、ママ自身の十分な水分補給を忘れてしまうことはよくあるようです。

通常、成人が摂るべき水分量は1日2リットル程度。授乳期であれば、毎日3リットル、夏場は5リットル程度の水分を摂る必要があります。

冬場は喉も乾きにくいので、水分補給を忘れがちです。

意識しないと摂れない量ですので、喉が乾いたときだけではなく、普段から飲み物を持ち歩いたり、食事にスープを取り入れたりと意識的に水分を摂るように心がけましょう。

冷たい飲み物をたくさん摂ると、体が冷えてしまいかえって母乳は出にくくなります。季節を問わず、なるべく温かい飲み物ををこまめに補給しましょう。

母乳育児専用のハーブティーもおすすめです。

赤ちゃんの成長

生後6〜7ヶ月頃になると、寝返りやお座りができるようになって運動量が増えます。

離乳食を始める子も多く、赤ちゃんにとっては変化の多い時期です。この頃から人見知りが見られるようになり、心も急成長するため不安定な気分になりやすい時期ともいえます。

だから、母乳が足りないわけではなく、安心感を得たいという思いで泣いているのかもしれません。

そんな時は優しく抱っこをして、たっぷりと甘えさせてあげてください。

親子で触れ合いリラックスすることで「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンの分泌が活発化し、母乳を増やすことにもつながります。

また、成長にともない母乳を飲む量も増えます。母乳量が減ったのではなく、赤ちゃんがたくさん飲むようになったので母乳が足りなくなった、ということもあります。


以上が産後6〜7ヶ月の母乳不足の原因と対処法です。

筆者自身も、上の子の授乳期に急に母乳が減ってきた気がしたため、試しに搾乳をしてみると30mlしか出てなかった!!という母乳不足の経験があります。

それでもなんとか、上記のような対策をとり、混合授乳で無事に1歳過ぎまで授乳をすることが出来ました。

授乳はママと赤ちゃんにとって体と心が触れ合う大切な時間です。

母乳不足を解決して楽しい授乳タイムが過ごせるよう、ご自身の状況に照らし合わせて無理のない範囲で対策をとってみてくださいね。

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Yoneco Oda
Mama writer

2010年生まれと2016年生まれの姉妹を育児中のママです。おっとりマイペースな姉と、好奇心旺盛でパワフルな妹。姉妹でも性格の違う二人の様子に、子育ての新鮮さや面白さを感じている今日この頃です

【監修】浅井 貴子あさい たかこ
助産師

新生児訪問指導歴約20年以上のキャリア を持つ助産師。毎月30件、年間400件近 い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児 の育児のアドバイスや母乳育児指導を実施。

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