母乳不足

【助産師監修】生後4〜5ヶ月で母乳量が減る原因と5つの母乳不足への対処法

2024.03.22

浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。

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母乳で赤ちゃんを育てていらっしゃるママさん、母乳育児は順調でしょうか?

産後1~2ヶ月までは母乳で順調に体重が増えていても、5ヶ月健診で体重の増加が鈍くなり、小児科の先生からミルクを足すように言われることもあります。

今回は生後4〜5ヶ月の際に母乳量が減ってしまった際の原因と対処法についてご紹介します。

 

産後4~5ヶ月の母乳不足の原因

産後4〜5ヶ月のママさんが母乳不足で悩んでいる場合、主に下記の4つが原因として考えられます。

1・遊び飲みが増える
2・夜間を中心に授乳回数が減る
3・ママが休養を取りにくくなる
4・乳頭、乳房トラブルが起きる

うまく工夫したり、アイテムを活用したりしながらこれらに対して手が打てるよう、対処法を詳しく解説していきます。

 

 

 

遊び飲み2

対処法1:静かな環境で授乳に集中する

産後4~5ヶ月になると、集中して飲まなくなったり、急に顔をそむけるようになるなど遊び飲みをする赤ちゃんもいます。

逆に、昼間に眠たい時や意識がもうろうとしている時などはごくごく母乳を飲んでくれる場合もあります。

また、静かに授乳できる環境も大事になります。騒がしい外出先や、室内でも赤ちゃんが集中できていない時は、授乳ケープを使ったりすると集中できるようです。

 

集中600

対処法2:起きている間に長めに吸わせる

月齢が進むにつれて赤ちゃんが夜通しで寝てくれるようになってきたら、夜間の授乳回数が減ってきます。

ママも出産してからまとまった睡眠を取れなかったでしょうから、起こしてまで授乳をしなくてもよいでしょう。ただし乳腺炎の人や白斑ができやすい方などは夜間も頻回授乳を心がけましょう

 

赤ちゃんによっては、食欲よりも睡眠欲求のほうが勝ってしまうと、お腹がすいていても寝てしまう事があります。

それが続くと胃自体が小さくなってしまい、量が飲めないという悪循環になってしまいますので寝る前や起きた時はしっかり長めに吸わせましょう
 

授乳600

対処法3:水分補給をこまめに行う

水分補給はこまめにしていますか? 水分の量をとることはもちろん、質も大事です。
 
「水分はとっているのに母乳が出ない」と悩むママの中には、冷たい麦茶や水ばかりを飲んでいる方が多くいらっしゃいます。
 
母乳は血液から作られていますので、体を冷やすと血の巡りが悪くなり、母乳不足の原因になります。
 
授乳期はできるだけ、栄養のある温かい水分やスープ類を意識的にとりましょう。
安産ハーブティー600
 
青汁や甘酒もおすすめです。
 
もし味が苦手で飲みづらい場合は、手軽に飲めるハーブティーをおすすめします。
 

母乳不足の場合には、フェンネルやフェヌグリーク、タンポポ、ネトルなど、古くからヨーロッパや中国で利用されてきた母乳の出をサポートするハーブが入っているものを飲むと良いでしょう。
 

 

母乳不足のママにおすすめのハーブティー

先ほど、フェンネルやフェヌグリーク、タンポポ、ネトルなどのハーブが配合されているものが良いとお伝えしましたが、そのような母乳不足に古くから使われてきたハーブを厳選してブレンドしたハーブティーがミルクアップブレンドです。
 
授乳中のママの声をもとに、助産師と英国メディカルハーバリストが共同開発して生まれました。
 
>母乳不足に徹底的にアプローチする「ミルクアップブレンド」はこちら

〜AMOMAのミルクアップブレンドを愛飲中のママさんの口コミ①〜

母乳があまり出ず、追加でミルクをあげていたら乳頭混乱になりました。乳首を嫌がり全くおっぱいを吸ってくれなくなった時に藁にもすがる思いで購入したところ、1日で効果がでました!胸がはり、母乳がポタポタたれるようになりました。

(30代・なっちゃんさん)

〜AMOMAのミルクアップブレンドを愛飲中のママさんの口コミ②〜

母乳だけで満足してくれる回数が増え、喉を鳴らしながらごくごく飲んでくれてる息子が愛らしいです。また、関連はわかりませんが、便秘がちだったお通じも改善されました^_^
これからも飲み続けていこうと思います! (30代・なっちゃんさん)

対処法4:ストレスを溜めすぎず、楽しく過ごす

首も座ってくる頃なので、ママ友とのお出かけやお買いものなど、外出する機会も増えてきます。楽しい反面、気づかないうちに疲労がたまり、母乳不足の原因となっている場合があります。

4~5ヶ月も経てば産後の日数が経過していますし、ママも産後の回復が順調だと、母乳に良い食事やママ自身のケアの意識も薄れてきてしまいます。

いくら元気でも産後は6ヶ月までが母乳栄養メインの月齢なので、赤ちゃんと一緒にお昼寝をして体を休めましょう。

 母親と昼寝する赤ちゃん

体を休めると、乳汁の分泌をつかさどるプロラクチンというホルモンが出やすくなります。

 

育児中のストレスケアにはアロマもおすすめ

身体を休めながら、よりストレスを発散するために、アロマもオススメです。
 
「アロマを使ったくらいで本当にストレスが解消されるかな?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は鼻から吸った香りは、脳の感情を司る部分にダイレクトに作用するのです。
 
そのため、良い香りを嗅ぐと気持ちが穏やかになったり、優しい気持ちになれます。
 
アロマディフューザーなどの専用の道具をお持ちでなくても、ハンカチに垂らして部屋に置いたり、お風呂に垂らしたりなどで十分に活用できます。
 
アロマとハンカチ
 
産後のママのためにアロマセラピストと共同開発したのが「ストレスフリー」です。
 
心や身体に働きかける大事な成分なので、100%天然成分にもこだわっています。

ストレスフリー

香りの力でストレスをためにくい心へ
ストレスフリー

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赤ちゃんの体重も増えてくる頃なので、抱っこするたび背中や肩も凝りやすくなってしまいます。

マッサージに行くなど、ママのケアを意識してやってみましょう。

オイルで首や肩をマッサージするなどのセルフケアもおすすめです。

対処法5:食生活の乱れを正す

母乳は血液から作られるで、血液の質を良くすることは大切です。
 
ママは赤ちゃんのお世話に必死で、自分の食事にまで気が回っていないこともあるかと思います。
 
外食やデリバリーなどの油っこい食事は乳腺炎などの母乳トラブルの原因となります。
 
忙しい中、大変だとは思いますが、和食などのできるだけヘルシーな食事を心がけて、おっぱいの質を良くするように心がけましょう。

 
とはいえ、「たまには甘いものや脂っこいものも食べたい!でも、母乳が詰まるのは怖い!」というママには母乳詰まり専用ハーブティーという選択肢もあります。
 
甘いものや脂っこいものを食べた後は特に多めに飲むのがオススメです。
 
乳腺炎対策として飲んでいるママも多くいらっしゃいます。
次に、そのハーブティーをご紹介していきます。

 

 

おっぱいのチクチクにおすすめのハーブティー

約60%のママが経験している「つまり」や「チクチク」のトラブル。
 
悪化してしまうと、乳腺炎などにつながる可能性もあります。
 
ただでさえ育児で大変な中、病院に通ったりしなければいけなくなるのは避けたいですよね。
 
つまりやチクチクに徹底的にアプローチできるように、助産師と英国メディカルハーバリストが共同開発して生まれたのが「ミルクスルーブレンド」です。
母乳のスムーズな流れをサポートする6種のハーブを配合しています。

>母乳のつまり・ちくちくが気になるママにおすすめのミルクスルーブレンドはこちら

〜AMOMAのミルクスルーブレンドを愛飲中のママさんの口コミ①〜

姉が乳腺炎で苦しんだ経験から、自分は絶対に乳腺炎になりたくないと飲み始めました。出産後、乳房にしこりができ、熱っぽくなってから慌てて毎日飲み始めましたが、乳腺炎になりませんでした。その後も毎日は飲んでいませんが乳腺が詰まりそうになった時に飲んでます。逆にそれでも間に合うほど効果は感じています。味も飲みやすいので、必要な時に飲めるように常備しています。お陰で食事にも気を使い過ぎずに楽しむことが出来ています。

(30代・S.Hさん)

〜AMOMAのミルクスルーブレンドを愛飲中のママさんの口コミ②〜

入院中に白斑ができて、助産師さんのマッサージでよくなったと思ったら、退院したその夜には再発。急ぎハーブティーを買い、授乳は痛いけど頑張り、ゴリゴリするところをマッサージしたり、ハーブティーを飲んだりとしていたら、1週間もたたずに改善できました。白斑やつまりは再発しやすいみたいなので、続けたいと思います。

ミルクスルーブレンド

つまりやチクチクを感じる方に
ミルクスルーブレンド

詳細を見る

また、赤ちゃんの抱き方も大切です。横抱きだけでなく、縦抱きやフットボール抱きで飲ませるなど飲ませ方を工夫してみるのもよいでしょう。

おっぱいのチクチクにオススメのハーブティーはこちら>

発育曲線に入っているかの確認も大切

1ヶ月に1回は赤ちゃんの体重を測定して発育曲線の中に入っているかを確認したり、乳質についても確認していきましょう。心配な場合は助産師外来や母乳外来で継続して見てもらうとよいですね。

発育曲線の下限より外れてしまったら、やはりミルクを足すことも検討しなければなりません。

小児科の先生や助産師さんに相談しましょう。

自治体でも経過発達健診や乳幼児健康相談などもしていますので、気軽に最寄りの保健センターや 子育て家庭支援センターなどにも問い合わせしてみるとよいでしょう。

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助産師/商品開発パートナー
浅井貴子
■資格・免許
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
■専門分野
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士
にしだかなこ
■資格・免許
管理栄養士・幼児食アドバイザー
■専門分野
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
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日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
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