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授乳
母乳育児Q&A

正しい搾乳の仕方と、搾乳した母乳の保存方法

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低体重で生まれた赤ちゃんに母乳を届ける場合や、乳首に傷ができて授乳できない時、どうしても赤ちゃんを置いて出かけなければならない時のために、搾乳の仕方や搾乳した母乳の保存方法をご紹介します。

また、授乳間隔があいてしまう時や赤ちゃんが飲む量以上に母乳が出る場合は、乳腺炎などを避けるために搾乳する場合もあります。

搾乳の仕方

搾乳には手で搾乳する方法と搾乳器を使う方法の2種類があります。

1. 手で搾乳する

手で搾乳する

ママ自身の手で搾乳する方法です。力加減も出す量も自分で決めることができるため、乳房の負担が少ない方法です。事前に乳房を上下左右に優しく動かしてマッサージをすることで血流が良くなり搾乳がスムーズになります。

●手で搾乳する方法●

片方の手で搾乳した母乳を入れる容器を持ち、搾乳する方の手の親指と人差し指の腹で、乳輪の外側から乳頭へゆっくりと押していきます。同じ場所ばかり搾るとしこりの原因になるため、上下・左右・斜めなど色々な方向から搾るようにしましょう。

また、乳房を傷つけないために15分~20分程度を目安にしましょう。片方のおっぱいを長時間搾乳するより、短い時間で左右交互に搾乳を繰り返す方が母乳が出やすくなります。

2. 搾乳器

搾乳器

搾乳器には手動のものと電動のものがあります。ママの職場復帰などで搾乳が長期化する場合は、腱鞘炎を避けるため電動の搾乳器を使う場合があります。

電動のものは手絞りや手動のものに比べて簡単に母乳を搾ることができますが、母乳が出すぎてしまったり、乳頭を傷つけてしまうおそれがあるので、注意して使用しましょう。

●搾乳器を使う方法●

搾乳口に乳頭を当て、少しずつ角度を変えて色々な乳腺からまんべんなく搾乳します。搾乳器を使っても母乳が出ない場合や、痛みを感じる時は無理に搾乳しないようにしましょう。

搾乳する間隔

搾乳する間隔は、その時にママがおっぱいをあげている間隔と同じようにするのが一番良いです。ですが、働いている場合などは頻回授乳が難しいと思いますので、3~4時間ごとに搾乳すると良いでしょう。あまり授乳間隔をあけてしまうと母乳がつまったり、だんだん母乳の出が悪くなってしまうというリスクがあります。

搾乳量が足りない時は?

搾乳量

●普段母乳が出ているのに搾乳で量がでない場合

オキシトシン反射(催乳反射)を利用しましょう。オキシトシン反射とは、オキシトシンというホルモンが分泌されることで、母乳を外に押し出す反射の事です。赤ちゃん(写真でもOK)を見たり、泣き声を聞いたり、愛情を感じながら赤ちゃんのことを考えるとオキシトシンの分泌が活発になり、搾乳でも母乳が出やすくなります。

●直母でも母乳が足りていないと感じる場合

体を温めてくれる根菜類や、鉄分を含むドライフルーツやレバーなどの食材を意識してとりましょう。また、授乳中は毎日3リットル、夏場は5リットルをめやすにこまめに水分補給しましょう。詳しい母乳の増やし方は「母乳が出ない!?助産師直伝~母乳量を増やす7つの方法~」でお伝えしています。

また、母乳の分泌を促進させるおっぱいマッサージもおすすめです。

母乳の分泌量は日によっても違うので、基本的には1回の搾乳でたくさん出そうとせず、足りない場合はこまめに搾乳して、少量ずつ保存しておくといいですよ。

搾乳した母乳の保存方法

保存方法

●冷凍保存

家の冷蔵庫の場合はドアの開閉などで、凍っていても鮮度は落ちていきます。赤ちゃんが美味しく安全に母乳を飲むためには、1か月以内に使用することが望ましいでしょう。

解凍した母乳はできるだけ12時間以内に飲むようにし、飲み残しや使わなかった母乳は再利用せず捨てるようにしましょう。多く搾乳できた時は、小分け保存にしておくといいですね。

●冷蔵保存

冷蔵庫で保存した母乳は24時間以内に与えましょう。それ以上時間があく場合は、専用の母乳パックに入れ替えて冷凍保存しましょう。

●保存した母乳を温める方法

電子レンジや、50度以上のお湯を使うと母乳の免疫物質が減少してしまいます。冷蔵保存の場合は保存容器ごとお湯に入れ、人肌(37℃程度)くらいまで温めましょう。冷凍保存の場合は冷蔵庫や流水で解凍してから上記の方法で温めるようにしましょう。


母乳は赤ちゃんにとって最高の栄養と言われているため、搾乳することに一生懸命になってしまうママも多いでしょう。
しかし、ママの体と心を大切にすることが母乳育児の基盤です。自分に合った方法やアイテムも選び、負担の少ない授乳ライフを過ごしてくださいね。

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AMOMA編集部

妊活中~産後の育児期は、かけがえのない喜ばしい時間であるとともに、時には不安や心配の方が多くなることもあります。"AMOMAよみもの"を通して少しでもその不安や心配を解決し、笑顔で過ごすお手伝いができればと願っています。

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