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【助産師監修】正しい搾乳の仕方と、搾乳した母乳の保存方法

2022.11.09

監修 浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。オールアバウトでも執筆中。

AMOMA編集部

妊活中~産後の育児期は、かけがえのない喜ばしい時間であるとともに、時には不安や心配の方が多くなることもあります。“AMOMAよみもの”を通して少しでもその不安を解決し、笑顔で過ごすお手伝いができればと願っています。

搾乳は低体重で生まれた赤ちゃんに母乳を届ける時や、乳首に傷ができて授乳できない時、どうしても赤ちゃんを置いて出かけなければならない時に必要になってきます。 
 

また、授乳間隔があいてしまう時や赤ちゃんが飲む量以上に母乳が出る場合は、乳腺炎などを避けるために搾乳する場合もあります。 
 

今回は、搾乳の仕方や搾乳した母乳の保存方法、ベストな搾乳回数などをご紹介します。 
 

1.搾乳のメリット・デメリット

搾乳のメリットとデメリットをご紹介します。 
 

搾乳のメリット

・母乳の分泌に繋がる
・保存が可能なため、お出かけの時に便利
・母乳の分泌が多い方は、「詰まり」や「チクチク」を防ぐことができる 
 

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搾乳のデメリット

・直母に比べると、赤ちゃんに母乳をあげるための時間がかかる
 

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2.搾乳の仕方

搾乳には手で搾乳する方法と搾乳器を使う方法の2種類があります。 

搾乳の仕方

手で搾乳する

ママ自身の手で搾乳する方法です。 
 
力加減も出す量も自分で決めることができるため、乳房の負担が少ない方法です。 
 

事前に乳房を上下左右に優しく動かしてマッサージをすることで血流が良くなり搾乳がスムーズになります。 
 

 
 
<手で搾乳する方法>
まずママの手は石鹸でよく洗い、行います。 
 

片方の手で搾乳した母乳を入れる容器を持ち、搾乳する方の手の親指と人差し指の腹で、乳輪の外側から乳頭へゆっくりと押していきます。 

 

同じ場所ばかり搾るとしこりの原因になるため、上下・左右・斜めなど色々な方向から搾るようにしましょう。 

 

また、乳房を傷つけないために15分~20分程度を目安にしましょう。 

 

片方のおっぱいを長時間搾乳するより、短い時間で左右交互に搾乳を繰り返す方が母乳が出やすくなります。 

 

搾乳器で搾乳する

搾乳機

搾乳器には手動のものと電動のものがあります。ママの職場復帰などで搾乳が長期化する場合は、腱鞘炎を避けるため電動の搾乳器がおすすめです。

 

電動のものは手絞りや手動のものに比べて簡単に母乳を搾ることができますが、母乳が出すぎてしまったり、乳頭を傷つけてしまうおそれがあるので、注意して使用しましょう。

 

<搾乳器を使う方法>
まずママの手を石鹸で洗い、消毒した搾乳器を使います。搾乳口に乳頭を当て、少しずつ角度を変えて色々な乳腺からまんべんなく搾乳します。

 

搾乳器を使っても母乳が出ない場合や、痛みを感じる時は無理に搾乳しないようにしましょう。

 

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3.搾乳は1日に何回すればいい?

搾乳は母乳がたまった感じがしてからでなくて、ママがおっぱいをあげている間隔と同じようにするのがベストです。

 

働いている方々は頻回授乳が難しいと思いますので、3~4時間ごとに搾乳すると良いでしょう。

 

あまり授乳間隔をあけてしまうと母乳がつまったり、だんだん母乳の出が悪くなってしまうというリスクがあります。

 

4.授乳量が足りない時は?

普段母乳が出ているのに搾乳で量がでない場合

オキシトシン反射(催乳反射)を利用しましょう。

 

オキシトシン反射とは、オキシトシンというホルモンが分泌されることで、母乳を外に押し出す反射の事です。

 

赤ちゃん(写真でもOK)を見たり、泣き声を聞いたり、愛情を感じながら赤ちゃんのことを考えるとオキシトシンの分泌が活発になり、搾乳でも母乳が出やすくなります。
 

直母でも母乳が足りていないと感じる場合

体を温めてくれる根菜類や、鉄分を含むドライフルーツやレバーなどの食材を意識してとりましょう。

 

また、授乳中は喉が渇いたら飲むように心がけ、こまめに水分補給しましょう。

 

 

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5.搾乳した母乳の保存方法

母乳の分泌量は日によっても違うので、基本的には1回の搾乳でたくさん出そうとせず、足りない場合はこまめに搾乳して、少量ずつ保存しておくといいですよ

 

冷凍保存

家の冷蔵庫の場合はドアの開閉などで、凍っていても鮮度は落ちていきます。赤ちゃんが美味しく安全に母乳を飲むためには、1週間以内に使用することが望ましいでしょう。
 

解凍した母乳はできるだけ4時間以内に飲むようにし、飲み残しや使わなかった母乳は再利用せず捨てるようにしましょう。
 

多く搾乳できた時は、小分け保存にしておくといいですね。
 

使用する母乳パックの材質や環境により保存期間も変わってきます。ご使用いただく際は、パックの推奨保存期間を確認してくださいね。
 

冷蔵保存

冷蔵庫で保存した母乳は24時間以内に与えましょう。それ以上時間があく場合は、専用の母乳パックに入れ替えて冷凍保存しましょう。
 

保存した母乳を温める方法

電子レンジや、50度以上のお湯を使うと母乳の免疫物質が減少してしまいます。冷蔵保存の場合は保存容器ごとお湯に入れ、人肌(37℃程度)くらいまで温めましょう。
 

冷凍保存の場合は冷蔵庫や流水で解凍してから上記の方法で温めるようにしましょう。
 

搾乳した母乳の飲ませ方

搾乳した母乳の飲ませ方は、保存方法によって異なります。

 
<冷蔵保存>
・保存した容器ごとお湯で人肌くらいに温めて、赤ちゃんにあげる
 

<冷凍保存>
・母乳の成分を失わないように、冷蔵庫で一晩かけてゆっくり解凍するのがベター(37度以下のお湯に保存した容器ごと浸して解凍することも可能)。
 

・解凍してから冷蔵の場合と同じように温め、適温にする。
 

母乳を適温にしたら、消毒した哺乳瓶に移し、赤ちゃんにあげましょう。保存した容器が哺乳瓶の場合は、そのままで大丈夫です!
 

さいごに

母乳が出るようになるまでの期間は個人差があります。
 

母乳は赤ちゃんにとって最高の栄養といわれているため、搾乳することに一生懸命になってしまうママも多いでしょう。
 

しかし、ママの体と心を大切にすることが母乳育児の基盤です。自分に合った方法やアイテムも選び、負担の少ない授乳ライフを過ごしてくださいね。
 

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■資格・免許
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
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管理栄養士
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管理栄養士・幼児食アドバイザー
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メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
心理カウンセラー
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