乳腺炎

【助産師監修】断乳の仕方ー上手な方法・時期・進め方についてー

2018.07.23

AMOMA編集部

妊活中~産後の育児期は、かけがえのない喜ばしい時間であるとともに、時には不安や心配の方が多くなることもあります。“AMOMAよみもの”を通して少しでもその不安を解決し、笑顔で過ごすお手伝いができればと願っています。

浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。オールアバウトでも執筆中。

断乳を決意する理由は、仕事復帰や次の子の妊娠、母乳トラブルなどたくさんあると思います。でも今本当に止めていいのか、本当に止められるのかという迷いと寂しさをもつママも多いと思います。

うまく断乳するためにできる方法や時期、進め方について一緒に考えていきましょう。

断乳・卒乳について

断乳方法断乳卒乳の考え方

断乳・卒乳とは?

断乳とはママの意思で授乳をやめることで、卒乳とは赤ちゃんが自分自身で自然におっぱいを卒業することをいいます。

昔は離乳食が進んで食事から栄養を補給できるようになったら断乳という風潮がありました。今も1歳を越えても授乳をしているとまだ授乳しているの?などといわれることがありますね。

1歳を過ぎたらやめる?

母親に甘える子ども

おっぱいは赤ちゃんに栄養を与えるだけでなく心のよりどころという部分がかなり大きいといわれています。現在は赤ちゃんが自然におっぱいを止めるまで続けてよいという考え方が主流になっています。

赤ちゃんはお母さんの大好きなおっぱいを吸うことで幸福と満足感を得ています。お母さんと赤ちゃんがおっぱいを続けたいと思っているのなら無理に止める必要はありません。

断乳はよく考えてから

授乳

しかし、止めなければいけない事情があるのも事実です。おっぱいばかり吸っていて離乳食を食べない、夜泣きがひどい、復職のための体力消耗予防、二人目を妊娠、子作りをしたいが生理が来ていない等です。

その他の原因であればおっぱいを止めなくても解決する方法があるかもしれないので、その方法を探ってから断乳を決意しても遅くありません。

おっぱいを止める決意はそれほど大きな決断なのです。よく考えてお母さん自身で納得できる答えを出してくださいね。

断乳時期の目安

断乳方法断乳の目安

断乳をしても大丈夫な時期の目安は、以下のようなります。

○一人歩きができる
○3食離乳食が食べられ、固形物も食べられるようになる
○赤ちゃん、お母さんともに体調がよく健康
○おっぱいのトラブルがない
○牛乳が飲める 

他には水分がたくさん必要になる夏場は避けるなどがあります。

断乳の方法

断乳は少しずつ母乳を減らして断乳させる方法と、時期を決めて赤ちゃんに言い聞かせ、その日から授乳はせず断乳させる方法とがあります。

少しずつ減らす方法

離乳食を食べる幼児

少しずつ減らしていく方法は、離乳食の進み具合に合わせて少しずつ減らしていくとスムーズです。最初は離乳食後のおっぱいを止めることから始めてみましょう。

授乳時間、授乳回数ともに徐々に減らしますが、一度に減らしすぎると乳房トラブルを起こしやすいので、まずは1回減らすことから始めます。

断乳を進めている間の食事は、バランスの良い食事を心がけましょう。断乳は、1ヶ月以上はかけてゆっくり進めてあげてください。

言い聞かせて断乳する方法

カレンダー

時期を決めて言い聞かせる方法は、ある程度お母さんのいうことが分かる年齢、1歳~1歳半になると有効です。断乳の日まではたっぷりとおっぱいをあげながら、おっぱいとバイバイする日を言い聞かせます。

カレンダーや好きなキャラクターのシールなどを使って「この日におっぱいバイバイだよ」と伝え、なぜ止めなければいけないのかもしっかり伝えます。

そして忘れてはいけないのが、おっぱいを止めてもあなたへの愛情は変わらないことと「大好きよ」とたくさん伝えてあげてください。

父と子

夜寝るときはお父さんやおばあちゃんと寝ることにも慣れさせます。日中もお父さんやおばあちゃん達とたくさんお出かけをして、楽しい思い出を作ってあげるようにします。

お母さんと赤ちゃんだけの世界から視野を広げてあげることが、おっぱいをスムーズに卒業させるポイントです。

そして断乳の日がきたら、その日の朝1回授乳をしてそれで終わりです。その日はご主人がお休みの日に合わせて設定し、外に連れ出し楽しいことをして過ごすとよいでしょう。

断乳時のおっぱいケア

断乳おっぱいケア

断乳直後はおっぱいを温めないようにして、湯船に浸かるのも控えましょう。2日間はどうしても痛いときだけ、2回程度少し搾ります。

3日目にしっかり搾るとその後、張りは治まっていきます。それ以降は痛いときだけ少し搾り、1週間後にまたきれいに搾ります。

痛みや張りが強い場合は乳房を冷やすと楽ですが、アイスノンで直接冷やさないで下さい。濡れタオルを当てて冷やすことなどがおすすめです。

乳房トラブルをおこしやすい人は母乳外来などで相談するようにするとよいでしょう。

母乳量が減らないママは

母乳ハーブ_600

母乳がつまりやすい体質の場合や、冷やしても母乳量がなかなか減らない場合は、断乳することで乳腺炎になってしまう可能性があります。

搾乳と冷やすことに加えて、ペパーミントティーやセージ茶を飲んで分泌を抑えておくと安心です。

セージペパーミントがブレンドされたハーブティーもあり、母乳量を抑えたいママにおすすめです。

断乳方法は個々に合わせて

断乳方法最後

断乳の方法は一概にこの方法がいいとはいえません。赤ちゃんとママに合わせて無理のないように進めましょう。赤ちゃんにとってもママにとっても断乳は辛い選択かもしれません。

しかし、授乳とは違う愛情表現でたくさん愛情を注いであげれば何も問題はありません。抱きしめてあげたり、マッサージしてあげたりしてスキンシップがとれるといいですね。

関連記事:助産師が教える!卒乳・断乳時のケア

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浅井貴子
■資格・免許
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
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管理栄養士
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メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
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牛丸敬祥
■資格・免許
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
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