赤ちゃんの心と体

【助産師監修】赤ちゃんにお茶はいつからあげる?おすすめのノンカフェインの飲みもの

2019.07.30

最近のベビー用品売り場には、赤ちゃん用の麦茶など多くの赤ちゃん用飲料が販売されています。そのまますぐに飲めて便利なので、助かる場面もきっと多いことでしょう。

そこで気になるのが、お茶などの母乳やミルク以外の飲みものを赤ちゃんはいつから飲むことができるのか?ということですよね。

今回は赤ちゃんにいつからお茶をあげていいのか?おすすめのノンカフェインの飲みものは何があるのか?など、赤ちゃんの飲みものに関する疑問について調べてみました。

■赤ちゃんにお茶はいつからあげていい?

赤ちゃんにいつからお茶をあげていいのでしょうか。時期やタイミングをご紹介します。

離乳食がはじまったら

母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃんにとって、お茶は必ずしも摂取しなければならないものではありません。離乳食を始める生後5ヶ月6ヶ月頃から食事の補助にお茶をあげはじめるママが多いようです。

おもゆやおかゆをあげた後、お口の中を綺麗にする感覚で、スプーンで一口、二口あげてみます。最初はダ~と出してしまう子もいますが、少しずつ飲んでくれるようになります。

麦茶は生後1ヶ月からでも飲める

市販されている赤ちゃん用の麦茶は生後1ヶ月から飲めるものもあります。

実際に生後1ヶ月から飲んでも問題はありませんが、赤ちゃんは消化機能が未熟なため、場合によっては下痢をしてしまうこともあるかもしれません。

母乳やミルクが飲めていれば生後1ヶ月で与える必要は特にありません。

いつから飲ませるべき、という決まりはない

赤ちゃん用の麦茶であれば、「飲ませてはいけない」もしくは「いつから飲ませないといけない」ということはありません。

生後4ヶ月~5ヶ月頃までは母乳やミルクで水分補給はできているといわれていますので、必要がなければそれまではわざわざ飲ませる必要はないでしょう。

はじめは麦茶などの味を嫌がる赤ちゃんも多いので、嫌がる時は無理に飲ませる必要はありません。

■赤ちゃんにお茶を飲ませるメリット

赤ちゃんにお茶を飲ませるメリットとは何があるのでしょうか。いくつかのメリットをまとめてみました。

水分補給

生後5~6ヶ月頃までは水分補給は母乳やミルクで十分できているといわれていますが、夏場などは脱水症状に気を付けなければいけません。

暑い日やお風呂上がりなどの水分補給としてお茶をあげるのは脱水症状の予防に良いでしょう。

外出時に便利

少しずつ外出ができるようになってきた時にはお茶はとても助かります。すぐに母乳やミルクがあげられないことが多い外出時には、すぐに水分補給ができるお茶がおすすめです。

虫歯予防の効果

赤ちゃんはうがいができないので離乳食を食べた後に口の中に食べカスが残ってしまいます。そこでお茶を飲ませてあげると、口の中の食べカスを流し込んでくれるので虫歯予防に繋がります。

緑茶に含まれるカテキンの殺菌・抗菌作用は、ミュースタント菌の増殖を防ぎ虫歯予防となることは広く知られています。

「麦茶」にはカテキンは含まれませんが、麦茶に含まれる成分も歯垢の原因となるバクテリアの定着を防ぎ、虫歯を予防する効果があるともいわれています。

食後に麦茶を飲む習慣がつけば口の中もすっきりできそうですね。

■赤ちゃんに飲み物を与える時の注意点

赤ちゃんにお茶などの飲み物をあげる時は何に気を付けなければならないのでしょうか?注意点をまとめてみましたので参考にしてみて下さい。

お茶は水(白湯)で薄める

お茶は大人用のものをそのまま飲ませるのは赤ちゃんの胃に負担がかかりますので、必ず水(白湯)で薄めてあげます。

初めは5~6倍くらいに薄め、慣れてきたら徐々に2~3倍などの薄め方にしていきましょう。

薄める水(白湯)は、ミネラルウォーターではなく水道水を一度沸騰させたものを使用するようにして下さい。

ミネラルウォーターはミネラルが含まれるため内臓がまだ未発達な赤ちゃんには負担になってしまいます。ミネラルウォーターを使用する際は5~6ヶ月以降に、軟水のものを選ぶようにしましょう。

市販されている赤ちゃん用のお茶は、薄めずそのまま与えても大丈夫です。

必ず煮出しで作ったお茶をあげる

家でお茶を作る場合は必ず煮出しで作りましょう。水出しでは細菌の繁殖などの問題も考えられますので、しっかり沸騰・加熱をすることをおすすめします。

煮出したお茶のほうが風味も良いともいわれます。

お茶の温度は人肌が目安

赤ちゃんにお茶をあげる時は、熱すぎるとと火傷の危険がありますし、冷たすぎてもお腹を下してしまう可能性があるので人肌くらいの温度に冷ましてからあげましょう。

初めは少量ずつあげる

初めはスプーン1杯程度の少量をあげるようにします。最初のうちはあまり飲まない場合もありますが、徐々に慣れていけば飲む量も増えていきます。

飲む量が増えてくるとスパウトやストロー飲みも教えてあげましょう。

ジュースは控えめに

赤ちゃん用のジュースなども販売されていますが、果汁100%でも糖分はしっかり含まれているため注意が必要です。

味覚形成の時期にジュースを頻繁に飲ませていると、甘いものばかり欲しがるようになってしまう可能性があります。健康面や虫歯の影響・味覚形成のことを考えるとなるべく控えたいですよね。

水分補給としてであればお茶や白湯を、もしどうしてもジュースを与えたいのであれば、食後に一口、お楽しみとして与える程度にしましょう。その場合も、薄めたものを飲ませるようにしましょう。

■赤ちゃんにおすすめのお茶やノンカフェインの飲みもの

それでは、赤ちゃんにおすすめのお茶やノンカフェインの飲みものとは何があるのでしょうか。おすすめの飲みものを3つご紹介します。

麦茶

麦茶はノンカフェインで赤ちゃんが飲むお茶として一番推奨されています。

麦茶には体に蓄積されやすい熱を放出する効果があるともいわれているため、体温調節がまだうまくできない赤ちゃんにとって麦茶はおすすめです。

ルイボスティー

ルイボスティーもノンカフェインで赤ちゃんでも飲めるお茶として最近とても人気です。

ルイボスティーはカルシウム・マグネシウム・鉄などのミネラルが豊富に含まれているため、熱中症対策としての水分補給にも最適です。ミネラルが含まれるため生後5.6ヶ月頃から飲ませるようにしましょう。

また、ルイボスティーは便秘解消効果が期待できるお茶としても人気があり、便秘気味の赤ちゃんにもおすすめですよ。

ルイボスティーも麦茶と同じように、薄めて飲ませます。

赤ちゃん用のイオン飲料

赤ちゃんが体調不良の際に活用できます。下痢嘔吐、熱があるときは、脱水症状の予防としてイオン飲料を与えましょう。

イオン飲料は素早く体に浸透していくので、脱水が心配な時には水やお茶よりもおすすめです。

ただし、おしっこが半日以上出ていない・泣いても涙が出ないなどの状態になると重症ですので、早めに小児科にかかりましょう。

糖分も含まれているのため、普段の水分補給として習慣化して飲ませることはやめましょう。体調不良の時に限って与えるようにしてくださいね。

そのほか、番茶やほうじ茶も赤ちゃん用の飲み物として飲まれています。

カフェインが含まれていますが、通常の緑茶などに比べて少量な上、苦味も少ないため赤ちゃんや妊婦さんが安心して飲めるお茶として親しまれています。

■まとめ

赤ちゃんがお茶を飲めるようになると、お出かけの際の水分補給がずいぶん楽になるのでママもパパも助かりますよね。

気を付けることは、赤ちゃんには「ノンカフェインのもの」を与えるということ。カフェインは、興奮作用があるため赤ちゃんの寝付きが悪くなる恐れもあります。

また、下痢などの症状が出る場合もあるようですので麦茶やお水以外の飲み物を与える際は、カフェインの有無をしっかり確認しましょう。

一般的にお茶をあげる時期の目安は、離乳食が始まる生後5~6ヶ月頃からといわれています。

離乳食を食べ始めた赤ちゃんは母乳・ミルクだけだった頃と比べ様々な味や風味を受け入れやすいので、離乳食と同時にお茶もスタートする方が多いようです。

時期が来たら徐々にお茶を飲む練習をさせてみましょう。

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