体の悩み

【助産師監修】妊娠16週目(妊娠5ヶ月)のママと赤ちゃんの様子

2018.11.12

妊娠16週目は妊娠5ヶ月の1週目にあたります。いよいよ妊娠中期へと入り「安定期」に突入する時期となります。つわりも落ち着き、妊婦生活にも少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか。

今回は妊娠16週目(妊娠5ヶ月)のママと赤ちゃんの様子について詳しくご紹介します。

妊娠16週目(妊娠5ヶ月)のママの様子

安定期に入る

妊娠16週目は妊娠5ヶ月の1週目となり、妊娠中期へと突入する時期です。いわゆる「安定期」と呼ばれる時期に入ります。

つわりも落ち着いて体の調子も回復してくるママが多い時期でもあります。妊娠中期では妊娠初期に比べて流産の危険性はぐっと低くなります。

個人差はありますが、妊娠5ヶ月目になると体調の良い日も多くなり、妊婦生活にも慣れて気持ちも落ち着いてくるでしょう。

安定期に入るこのタイミングで周りへの妊娠報告をするママが多いといわれます。

妊婦さんらしい体つきになる

子宮が幼児の頭ほどの大きさになり、お腹のふくらみが見て分かるようになってきます。腰回りやお尻などに皮下脂肪もついてきて、全体的に丸みを帯びた妊婦さんらしい体つきになってくる頃です。

乳房も大きくなり乳腺も発達してきます。体を締め付けるような下着や服は避けて、ゆったりとした服装で過ごしましょう。

マタニティスイミングやヨガなどスポーツも始められる時期にもなります。興味があるものをリサーチして、始める時は主治医の許可をもらいましょう。

胎動を感じるママもいる

胎動を感じる時期は個人差があり、一般的には妊娠20週前後が多いとされていますが、早ければ妊娠16週目で胎動を感じるママもいます。

妊娠16週目(妊娠5ヶ月)の赤ちゃんはまだ小さく、お腹の中を動き回れるので胎動もお腹の色々な場所で感じられるでしょう。

「腸が動く感じ」「魚が泳いでいるような感覚」「お腹がモゾモゾする感じ」など、胎動の感じ方にも個人差があります。

妊娠16週目(妊娠5ヶ月)の赤ちゃんの様子

妊娠16週目の赤ちゃんの大きさ

妊娠16週目(妊娠5ヶ月)の赤ちゃんは、身長110~140mm・体重60~120g程まで成長します。エコーでだいぶ人間らしい姿になった赤ちゃんを見ることができます。

赤ちゃんの体の全ての関節が完成して、指などの小さな関節もこの時期に作られます。指を曲げるなどの細かい動きや、手や足を伸ばしたり首を振ったりなどの動きもするようになります。

赤ちゃんの体の動き自体もさらに大きくなり、どんどん動きが活発になる時期です。

記憶力がついてくる

妊娠16週目(妊娠5ヶ月)に入ってくると脳もどんどん発達してきます。赤ちゃんも物事を「記憶」する力がついてきます。

この脳の発達により、ママの精神状態が赤ちゃんにも分かるようになってきます。

ママがストレスを感じていたりイライラしていると、アドレナリンが過剰分泌される影響で赤ちゃんへの酸素や栄養が届きにくくなります。

そうすると、赤ちゃんは苦しい思いをしてしまいそれが記憶されてしまう可能性があります。記憶力が発達してくるこの時期は、ママはできるだけリラックスをして穏やかに過ごすようにしましょう。

耳が聞こえるようになる

妊娠16週目(妊娠5ヶ月)頃から赤ちゃんも耳が聞こえるようになります。聴覚機能が働き始め、お腹の中で音を聞けるようになってきます。

ママのリラックスした声は、赤ちゃんの耳に一番聞こえやすくて赤ちゃんが一番落ち着きます。

羊水の中では外の音はこもったように聞こえますが、ママのイライラした声やパパとの夫婦喧嘩はできるだけ赤ちゃんに聞かせないようにしたいですね。

お腹の中の赤ちゃんに「胎教」として、ママやパパが話しかけてあげたり、絵本を読み聞かせてあげたり、音楽を聴かせてあげるのも成長や発達に良いでしょう。

お腹をなでながら笑顔で優しく話しかけてあげて下さい。

妊娠16週目(妊娠5ヶ月)のママの過ごし方

栄養バランスを考えた食事をする

妊娠16週目(妊娠5ヶ月)に入ると、ほとんどのママはつわりも落ち着いて食欲が出てきます。

胎盤が完成したことで、ママの栄養がお腹の中の赤ちゃんへ届けられるようになるため、しっかりと栄養のある食事を摂ることが大切となります。

塩分・糖分の取り過ぎや揚げ物の食べ過ぎなどには注意が必要です。和食を基本にするのがベストです。また、妊娠中期にはカルシウムや鉄分、食物繊維もしっかり意識して摂るようにしましょう。

急激な体重増加に気をつける

急激な体重増加は妊娠中のどの時期であっても気をつけなければなりません。なかでも、つわりが落ち着いて体調が良くなる妊娠16週目(妊娠5ヶ月)からはさらに注意しましょう。

妊娠中期の摂取カロリーは、妊娠前より+250kcal程となります。これは、ご飯に例えるとお茶碗1杯分程のカロリーとなります。この時期の体重増加は1週間で約300gを目安にしましょう。

妊娠中に太りすぎてしまうと、難産や早産のリスクや妊娠高血圧症や糖尿病などの合併症のリスクを高めてしまう危険性があります。体重管理には十分気をつけましょう。

適度な運動をする

安定期に入る妊娠中期からは、体調が良ければ適度な運動も必要となってきます。軽いウォーキングやスイミング、マタニティヨガなどは妊婦さんにおすすめの運動です。

天気の良い日のお散歩も良いでしょう。しかし、体調が良くなる安定期とはいえ無理は禁物です。激しい運動は避けましょう。

また、軽い運動中でもお腹の痛みや張り、気分の悪さを感じた場合は、すぐに運動を中止して休むようにしましょう。

戌の日に「安産祈願」のお参りをしましょう

日本には古くから、「帯祝い」という風習があります。これは妊娠5ヶ月目の最初の「戌の日」に妊婦さんが腹帯を巻いて安産祈願のお参りをするものです。

安産祈願のできる神社やお寺はたくさんあります。戌の日といわれてはいますが、安産祈願自体はいつでも構わないとされています。また、土日祝や大安と重なる戌の日は大変混み合う可能性があります。

戌の日にこだわりすぎずママの体調を第一に考えて、一緒に行くご家族の都合なども配慮してお参りすることをおすすめします。大切なのは安産祈願をするという気持ちです。

「安定期」は心も体も楽しもう

妊娠16週目(妊娠5ヶ月)からの安定期は心も体も安定する時期です。

妊娠初期では流産の危険性やつわりなど、心も体も大変な時期を過ごしてきましたが、妊娠中期からは少し落ち着いて妊婦生活を楽しめる時期に入ります。

もちろん、妊娠中に起こる色々なリスクの危険性がゼロになるわけではありませんので、絶対に無理は禁物です。ママと赤ちゃんの体調が第一であることに変わりはありません。

ママがリラックスして過ごすことが大事です。赤ちゃんもどんどん成長してきて、その成長がとても楽しみになる時期でもありますね。

心も体も安定しやすい安定期を、ぜひ赤ちゃんと一緒に楽しんで過ごしてくださいね。

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Keiko Sakai

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浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。

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