体の悩み

【助産師監修】妊娠28週目(妊娠8ヶ月)のママと赤ちゃんの様子

2018.10.18

ことまま

Mama writer

2017年1月生まれの女の子を育てている新米母です。夫は単身赴任なため、フルタイムで働きながら、ワンオペ育児に奮闘しています。育児疲れは仕事で癒し、仕事の疲れは娘の笑顔で癒しながら、毎日を乗り切っています。

浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。

妊娠28週目は、妊娠8ヶ月の1週目にあたります。いよいよ妊娠後期に入りました。安定期が終わり、出産に向けて気を引き締めるママもいるかもしれませんね。

この記事では、そんな妊娠28週目のママと赤ちゃんの様子についてご紹介します。

妊娠28週目(妊娠8ヶ月)のママの変化

お腹はますます大きくなります

妊娠8ヶ月にもなると、お腹は一段と大きくせり出してきます。

足元が見えにくくなるので、転んでしまわないよう、歩く際には注意が必要です。外出時、足元の縁石やブロックなどは見えにくいので、前もって進行方向に障害物がないか確認するようにしましょう。

また、階段の昇降時は、手すりを持ってゆっくり歩き、転倒しないよう特に注意してくださいね。

子宮も大きくなっています

お腹が大きくなったということは、子宮も大きくなっているということ。子宮底(子宮のてっぺん)の高さはおへそとみぞおちの間くらいまでになります。

むくみが気になるママも増えてきます

手足がむくみやすくなるママが増えてきます。夕方にむくみが強くなる傾向がありますが、朝にむくみがひいているようなら、そう心配することはないようです。

ただし、終日むくんでいたり、横になった後でもむくんでいる場合は、妊娠高血圧症候群のサインである可能性もあります。

塩分の摂り過ぎに普段から気を付けるとともに、主治医にも相談しましょう。

お腹が張る回数も増えてきます

「お腹が張る」感覚は、妊娠中ならではのものですね。後期に入り週数が進むにつれ、子宮が出産に向けて準備を始めるので、収縮の回数が増えてきて戸惑うママもいるようです。

基本的には、しばらく休んで治まるようなら心配はいりません。張りやすさを自覚した場合は、ひと休みしながら、ゆったり過ごすことを心がけましょう。

妊娠28週目(妊娠8ヶ月)の赤ちゃんの様子

臓器の機能が充実してきます

心臓や肺などの内臓器官はほぼ完成し、脳などの中枢神経の機能もますます充実してきます。赤ちゃんの身体全体の機能がより大人のような完成形に近づいていると言えます。

心臓は4つの部屋が確認できるように

赤ちゃんの心臓を超音波で見ると、右心房・左心房・右心室・左心室といった4つの部屋がはっきり見えるようになってきます。

肺呼吸の練習を始めます

おなかの中の赤ちゃんは、へその緒を通じてママから酸素をもらい、二酸化炭素を排出しています。

このため、赤ちゃんの肺はまだ使われていないのですが、羊水を飲み込むたびに横隔膜を上下させているのが超音波で確認できます。

これは、誕生後に肺呼吸ができるよう、練習しているのです。着々と産まれる準備をしているのですね。

妊娠28週目(妊娠8ヶ月)のママの過ごし方

赤ちゃんのスペースづくりを始めましょう

赤ちゃんを迎えるイメージもより鮮明になってきますね。準備もいよいよ後半戦です。赤ちゃんを寝かせる部屋や場所を決めて、準備をスタートしましょう。

地震の際などに落下物の危険はないか、直射日光があたらないか、エアコンの風が直接吹き付けないかなどのポイントに注意しながら、イメージを膨らませてみてください。

ベビーベッド派の方は、今のうちに組み立てをしておくのがお勧めです。

休養をとりましょう

前述のように、お腹が張ることが多くなります。特に、長時間立っているなど、身体に負担がかかる状態が続くと、重くなった子宮を支えている骨盤底筋群が疲弊してくるようです。

赤ちゃんのためにも、こまめに横になって休むようにしてください。赤ちゃんも大きくなり、優先的に栄養は赤ちゃんに送られるため貧血になるママもいます。

鉄分の多い食生活になっているか今一度確認してみましょう。

ワークスタイルを見直しましょう

まだ働いているママも、通勤ラッシュを避ける、内勤メインにしてもらうなど工夫して、負担を減らしましょう。

私自身も当直勤務のある仕事をしていますが、この週を境に日勤のみにしてもらい、身体がとても楽になりました。


いかがでしたか。妊娠後期にはいり、いよいよ出産が現実味を増し、なんだか不安になってくるママもいるかもしれませんね。赤ちゃんのことを大切に考えるからこそ、心配になるのも当然のこと。

身体の負担も増してきますから、体調に気を付け、こまめに休養を取るようにしましょう。お腹の中の赤ちゃんの様子を想像しながら、笑顔で毎日を過ごしてくださいね。

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浅井貴子
■資格・免許
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
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