母乳育児Q&A

兄と妹それぞれ違った母乳育児

2019.07.12

AMOMA編集部

妊活中~産後の育児期は、かけがえのない喜ばしい時間であるとともに、時には不安や心配の方が多くなることもあります。“AMOMAよみもの”を通して少しでもその不安を解決し、笑顔で過ごすお手伝いができればと願っています。

私は現在、5才の息子と3才の娘、ふたりの子育てに毎日奮闘しています。同じように育てていても、個性の全く違うふたり。

母乳育児をしていた頃も、それぞれ違う大変さがあったように思います。

今回は赤ちゃんの頃を振り返り、母乳育児中の兄妹それぞれのエピソードを紹介させていただきます。

頻回授乳が続いてヘトヘトに…

赤ちゃんは泣くのが仕事!?

現在5才になる息子は、とにかく一日中泣いてばかりの赤ちゃんでした。

「赤ちゃんは泣くのが仕事」とよくいうものですが、こんなに泣くの!?というほど、寝るのも惜しんで(?)泣いていたように思います。

授乳の時間だけおとなしい息子

何をしても泣き止まない息子が唯一おとなしく落ち着いていたのが授乳の時間です。

母乳は消化が良く、腹持ちが悪いため、欲しがる時に欲しがるだけあげて構わないと耳にしていました。

そのため、とりあえず泣いたら授乳というスタイルになっていたように思います。

授乳のリズムを切り替えるように

生後半年を過ぎた健診の時に、医師に授乳回数を聞かれ「20回くらい」と答えると驚かれました。

そして、「回数が多いですね。お母さんも辛いでしょう?もう少し間隔を空けてみてください」と指導を受けました。

泣き続けられるよりいいと、一日中同じ姿勢で授乳し続けていたため、気付けば肩と首は凝ってガチガチになっていました。

また、この頃は泣いたら授乳、泣いたら授乳を繰り返していた為、ゆったりとした気持ちで授乳することも徐々に少なくなってしまっていたように思います。

頻回授乳は母乳の分泌を促すために大切なことといわれています。けれどお母さんの心身に不都合が出てしまっては、元も子もありません。

医師の助言がなければ、私はボロボロになってしまっていたかもしれません。

それからは、息子の不快な原因を探っても原因が分からない時は「泣きたいんだね、よーしいっぱい泣いて〜!」と開き直ることにしました。

泣く息子を見守るようにし、泣いたらすぐ授乳というリズムを徐々に変えていくように心がけました。

息子は泣き虫!!

おっぱいを卒業し、すくすく成長して現在5才になる息子は、相変わらず泣き虫です!

できることなら、授乳していた頃の私に「息子は泣き虫だから泣いているんだよ」と教えてあげたいです(笑)

完全母乳ならでは?の悩みが…

よく飲み、よく眠る子

現在3才の娘は、新生児期はよく飲み、よく眠る手のかからない赤ちゃんでした(前述のお兄ちゃんの時とあまりにも違ったため拍子抜けしました)。

お兄ちゃんの時は時々ミルクを足していましたが、娘は完全母乳で育てており、特に大きなトラブルもなく過ごしていました。

完母ならではのトラブル発生

ところが、生後半年ごろ、友人の結婚式に出席するために実家の母に預かってもらう時にトラブルが発生。

ミルクを飲むことに慣れておらず、哺乳瓶を拒否してしまったのです。

新生児の頃、何度か哺乳瓶でミルクを飲む機会があったのですが、期間があいていたので念のため少し前から哺乳瓶の練習をしていました。

けれど、ミルクを数口飲んでもすぐにおっぱいを要求され…薄々嫌な予感。

当日はお腹が空いたら仕方なく飲んでくれるかと甘く見ていたのですが、予感は的中し、当日、哺乳瓶を断固拒否!

お腹が空いているのにもかかわらず、泣き続けていたようで、「ミルク飲まないー!」と母から連絡が。

式が終わって大急ぎで帰宅し、パーティードレス姿のまま授乳したことを今でもよく覚えています。

たまに哺乳瓶の練習を!

赤ちゃんを預ける予定のある母乳育児中のお母さんは、たまに哺乳瓶の練習をしておくことを強くお勧めします!娘には申し訳ないことをしてしまったので…。

ふたりの母乳育児を振り返って思うこと

同じようにふたりの子どもを育てていても、大変に感じたことは様々で、子どもの数だけエピソードがあり、十人十色なのだろうなと思います。

今回は大変なことに焦点を当ててエピソードを紹介させてもらいましたが、振り返ってみると数年前のことですがとても懐かしい気がします。

もう戻らない日々なのだなと思うと切ない気持ちにもなります。そして、目の前の子どもたちをなお愛おしく感じます。

現在赤ちゃんを育てているお母さんは、母乳育児ならではの悩み、様々な場面での苦労や不都合があるかと思います。

数年前の私のように母乳育児に疲れてしまっている方もいるかもしれませんね。でも、母乳育児の悩みは必ず終わりが来ます。

そして赤ちゃんを抱きながら悩んでいた日々さえ懐かしく思える日が来ます。

無理をしないで、赤ちゃんだけでなく自分自身のことをいたわりながら、母乳育児を乗り切ってくださいね!

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■資格・免許
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