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【助産師監修】双子の妊娠について知っておきたいこと~双子妊娠のメカニズム・確率・リスク・メリット~

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外でベビーカーに乗った双子の赤ちゃんを見かけると、その可愛らしさに思わず見入ってしまう、そんな経験はありませんか?

幼い頃、きょうだいが双子だったらもっと楽しいだろうな、なんて思ったことがある人も少なくないのでは。

そんな双子の妊娠は喜びもさぞかし大きいはず。その一方で、双子ならではの不安も少なからずあるかと思います。

今回は双子の妊娠のメカニズム、授かる確率、メリット、リスクをご紹介します。

双子妊娠のメカニズム

双子の妊娠は双胎(そうたい)妊娠と呼ばれ、大きく分けて一卵性双胎と二卵性双胎の二種類があります。それぞれのメカニズムをみていきましょう。

一卵性双胎

一つの受精卵が分裂の過程で偶然二つに分かれ、一つの胎盤を二人で共有します。同じ遺伝子を持っているため顔や体つきがよく似ていて、同じ性別の双子です。

二卵性双胎

二つの卵子と二つの精子がそれぞれ受精し、受精卵が最初から二つ作られます。胎盤は一人に一つずつであることが多いです。顔立ちや性別が異なる場合もあります。

双子を妊娠する確率

自然に双子が生まれる確率は、日本では全体の1%といわれています。しかし、不妊治療による排卵誘発剤や体外受精が要因で、双子が生まれる確率は4~5%アップします。

厚生労働省によると、双子の生まれる確率は平成16年までは増加傾向にありましたが、17年以降は減少傾向にあるようです。

これは、不妊治療において、妊娠率を上げるため複数の卵を体内に戻していましたが、母体の負担をさける為、胎内に戻す受精卵の数に規定をもうけたためです。

一卵性双胎の確率は人種や環境によって差がほとんどありませんが、二卵性双胎は母親側の家族や親戚に二卵性の双子がいたり、お産の回数が多い場合に確率が高くなるそうです。

双子妊娠のリスク

基本的に通常の一人の妊娠でも起こりうるトラブルですが、双子の妊娠の場合はそのリスクが高くなるので一層の注意が必要です。

早産

お腹の中に赤ちゃんが二人いるため、同じ妊娠週数でも通常の妊娠に比べてお腹が大きくなるのが早く、早い時期からお腹が張りやすくなります。

妊娠22週から37週未満でお産になることを早産と言いますが、双胎妊娠の場合は36週~37週頃にお産になることが多いようです。

お腹の張りが強くなったり頻繁になったりしたら、すぐに病院を受診しましょう。切迫早産の管理入院も多いようです。

妊娠高血圧症候群

以前は妊娠中毒症とも呼ばれていた病気で、血圧が高くなる症状です。自覚症状は少なく、はっきりした原因は特定されていません。

双胎妊娠の場合や高齢出産の場合に特になりやすいといわれています。塩分を控える、疲れを溜めないなどの予防が大切です。

貧血

二人の赤ちゃんに血液を送るため、起こりやすいトラブルです。妊娠中の血液検査により診断され、鉄剤を処方されることもあります。

日頃から、鉄分を多く含む食べ物(肉・野菜)、鉄分の吸収を良くする食べ物(ビタミンC・タンパク質)を合わせて摂るなどバランスのよい食事を心がけましょう。

双子妊娠のメリット

双子の妊娠は大変なことばかりではなく、双子ならではのメリットもあります。

一度の妊娠・出産で、二人の子どもを産むことができます。近年は子どもを産む年齢が高くなっている傾向にあるので、双子をのぞむ女性も増えているのだそう。

成長して幼稚園や学校に通うようになってからは、行事が一度に済んで、ママの負担も軽くなりそうです。

また、子育て中は大変なこともあるかもしれませんが、一段落すると一気に手が空くのもメリットと言えそうです。

ほかにも、おそろいの服を着せて双子コーデを楽しんだり、双子用のベビーカーに乗せてお散歩すれば、そのかわいらしさに注目が集まることでしょう。これも双子ならではの特権ですね。


いかがでしたでしょうか。双子の妊娠は、大変なことが多い分、喜びや幸せも大きいようです。

双子を妊娠しているママはリスクを乗り越えれば、かわいい二つの笑顔に囲まれた幸せな生活が待っています。無理をしないで、マタニティライフをお過ごしくださいね。

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Mayumi Maruyama
Mama writer

2013年生まれの男の子と、2016年生まれの女の子の母です。バタバタの毎日ですが、お父さんに助けられながら、家族4人で楽しく賑やかに暮らしています。お気に入りのカップでハーブティーを飲むのが、心安らぐひとときです。

【監修】浅井 貴子あさい たかこ
助産師

新生児訪問指導歴約20年以上のキャリア を持つ助産師。毎月30件、年間400件近 い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児 の育児のアドバイスや母乳育児指導を実施。

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