体の悩み

【助産師監修】妊娠中もアロマはいいの?アロマの効果や使用法

2017.10.10

ことまま

Mama writer

2017年1月生まれの女の子を育てている新米母です。夫は単身赴任なため、フルタイムで働きながら、ワンオペ育児に奮闘しています。育児疲れは仕事で癒し、仕事の疲れは娘の笑顔で癒しながら、毎日を乗り切っています。

浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。

妊娠中も大好きなアロマの香りで癒されたい。でも、妊婦さんも使っていいのかな?赤ちゃんに害はないのかな?と不安な方もいるかもしれませんね。

オイルの種類や使用法に気をつければ、妊娠中もアロマを楽しむことができます。
この記事では、避けるべき種類や、おすすめのアロマの効果、使用法について解説します。

妊娠中のアロマの効果

心身ともに劇的に変化し、ストレスがかかる妊婦さんの生活。大好きな香りでリラックスできればストレス解消の助けになることでしょう。

また、腰痛むくみなどのマイナートラブル、妊娠線の予防にも一役買ってくれるなど、アロマの効果がもたらしてくれるものは大きいです。
使用法や注意事項を知って、上手に取り入れていきましょう。

妊娠中のアロマの使用法

初期は芳香浴にしましょう

妊娠初期は、原則的にマッサージでの使用は避け、芳香浴の用途で使ってください。アロマポットやアロマランプを使う他、ティッシュに数滴垂らして置くだけでも香りを楽しむことができます。

マッサージに使用する場合は注意が必要

安定期から後期にかけては、安全な種類のオイルであればマッサージに用いても良いとされますが、安全とされる時期については意見が分かれるようです。オイル購入時に必ず確認するとともに、劣化していないかも確認してくださいね。

時間を決めて使用しましょう

妊娠中は体質が変わり、嗜好も変化します。これまで好きだと思っていた香りで気分が悪くなる可能性も。芳香浴でも、長時間の使用は避けた方が無難です。また、気分が悪くなった場合はすぐに中止しましょう。

妊娠中NGなアロマ

たくさん種類があり、すべてを覚えることは難しいかもしれませんが、NGなアロマがあることは知っておいてくださいね。念のため、購入時に確認すると安心です。

<通経(月経を起こす)作用のあるもの>

レモングラス、クラリセージ、ジャスミン、など

<女性ホルモンと似た働きをするもの>

アニス、クラリセージ、セージ、ニアウリなど

<神経毒性を起こすもの(赤ちゃんの神経発達に影響)>

スペアミント、マスタード、ローズマリーなど

<皮膚刺激の強いアロマ>

オレガノ、マスタードなど

妊婦さんにお勧めのアロマと効果

妊娠中NGなアロマは分かったけれど、どんなアロマなら取り入れてもいいの?筆者が妊娠中に実際に使ったおすすめアロマを紹介します。

<スイートオレンジ>

さわやかなオレンジの香りは万人に好まれます。甘くさわやかな香りでイライラを鎮める他、気分をリフレッシュさせる効果も。

<グレープフルーツ>

緊張をほぐし、リラックスさせる効果や、食欲を抑える作用も期待できます。

<ベルガモット>

アールグレイの香りづけに使われるアロマとして有名ですが、情緒を安定させる働きもあります。

以上のアロマはすべて柑橘系の香りです。柑橘系はクセが少なく、また安全性についてもそこまで神経質にならなくて良いので、アロマ初心者である筆者にもトライしやすく、よくお世話になりました。

ただし、柑橘系アロマの多くには光毒性がありますので(スイートオレンジには光毒性はありません)、マッサージに使用する場合は、塗ってから4-5時間は紫外線を浴びないように注意してください。

この他にも妊婦さんが使えるアロマはたくさんあります。実際にお店で香りを試して、好きなものを選ぶのがおすすめですよ。

妊娠線予防にはマッサージも効果的

カモミール・ローマン(妊娠初期はNG)、ネロリ、マンダリンなどが、妊婦さんのオイルマッサージに向いていると言われています。

オイルを自作する場合は、一般に妊娠20週ごろから、キャリアオイル(ライスオイル、スイートアーモンド、ホホバなど、ベースとなるオイル)全体に1%未満の濃度までの精油をブレンドして行いましょう。

ブレンドが難しい、不安という場合には、妊婦さん専用にブレンドされたオイルも市販されています。助産師さんやアロマセラピストが監修しているものなら、安心なうえ、手軽にトライしやすいですね。

妊娠中のアロマ使用は少しだけ慎重に

ここまで挙げた成分は、全てほんの一例です。同じ成分でも、専門家の中でも意見が分かれることがあるため、この記事は、少しでも不安があるものは使わないという立場で執筆しています。

実際に使用する際も、不安を感じながらでは辛いですね。少しでも疑問点がある場合は、セラピストや主治医、助産師さんへの相談をお勧めします。


いかがでしたか。少しの注意事項を知っておくだけで、妊婦さんでも不安なくアロマを楽しむことができます。アロマを上手に取り入れて、素敵なマタニティライフをお過ごしください。

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浅井貴子
■資格・免許
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
■専門分野
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
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