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【助産師監修】子どもの悩み。環境の変化のストレスとは?

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子どもは、環境の変化に強いストレスを感じることがあります。

子どもの場合、どんなときに、どんな症状が出るのでしょうか?また大人は、何をしてあげられるのでしょうか?

ストレスを感じた記憶はありませんか?


この記事を読んでくださっているのは主に大人の方だと思います。入園入学や進級、引っ越し、就職、結婚、出産など、様々な環境の変化を経験してこられたことでしょう。

何の問題もなく通過してきた、という方もいるかもしれませんね。

でも、「なんだかつらかった」「何とか耐えていた」という経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ストレスは大人だけが感じるものではありません。環境の変化がつらく、ストレスを感じるのは大人も子どもも一緒なのです。

子どものストレスの特徴は?

ストレスの原因そのものに加え、大人よりも人生経験が少ないこと、そして、ことばや表現が未発達であることが子どものストレスをさらに大きくします。

大人であれば「今これが辛い」と状況を判断し、これまでの経験から「こうすれば楽かもしれない」「思い切って休もう」といった対処ができます。周りの方に助けを求めるという手もあります。

しかし子どもの場合は、自分の感じていることを的確に表現することが難しい場合があります。

また、さらに小さい子どもの場合は、自分の感情の種類を判断することさえ難しい場合もあるかもしれません。

環境の変化がストレスに

環境の変化といっても色々ですが、人間は潜在的に「日常を壊したくない」と感じているもの。自分を取り巻く環境が変わることは、大なり小なり、どんな変化でもストレスになるものです。

どんなに人生経験豊かな方でも、新しい環境でこれまでに経験したことがないようなストレスを抱えてしまうことがあります。

でも、人生経験がさらに浅く、ストレスについて語る言葉も乏しい子どもの場合はどうなのでしょうか?

環境が変わってもスムーズに馴染める子どももいれば、なかなか馴染めない、慣れるまで時間のかかる子どももいます。

これまでと違う環境での不安感で、気持ちが不安定になったり、ストレスにつながっていきます。

子どもを取り巻く環境の変化の一例

入 園

保育園や幼稚園への入園は、ほとんどの子どもにとって初めての集団生活の始まりです。

これまでは自宅でパパやママ、祖父母、きょうだいと小さいコミュニティで過ごし、自分のペースもある程度は尊重されてきたことでしょう。

突然異質な集団へ放り込まれた、と感じるかもしれません。

入 学


入学も、人生で迎える大きな環境変化のひとつです。

保育園や幼稚園を経験してきたとはいえ、小学1年生にとっては、学校は初めての「学び」の場。

家では時間割を見て準備や宿題をし、自宅では集団で学習します。長時間椅子に座ってお話を聞いたり、テストの点数で評価されたりすることが初めての経験というお子さんもいるかもしれません。

学区や受験の関係で人間関係がこれまでと大きく変わり、新しく築かなければならない可能性もありますね。

進 級

入園、入学ほど大きな節目ではありませんが、進級時に大きなストレスを抱える子どももいます。クラス替えでドキドキした覚えのある方も多いのではないでしょうか?

クラスが変われば、これまで築いてきた人間関係がリセットされることもありますし、やっと慣れてきた担任の先生が変わることもあります。

引っ越し

「引っ越しうつ」という言葉もあるくらい、大人、子どもに関わらず、大きなストレス因となるのが引っ越しです。

慣れ親しんだ家から新しい部屋へ変わること、生活の場や周辺の環境もガラッと変わり、遠方への引っ越しであれば人間関係も変化します。

弟妹の誕生


家族が増えるということも、子どもにとっては大きな変化です。

赤ちゃんがかわいい反面、パパ・ママの愛情が赤ちゃんに向けられると、嫉妬したり寂しくなったりする子どもがほとんどではないでしょうか。

これまで通りの愛情を注いでいるつもりでも、どうしても周りの大人は赤ちゃんに注目しますし、話題も赤ちゃんが中心になりがちです。

いままで独り占めできていたパパ・ママから、「かまってもらえなくなるのでは…」という焦り・不安から情緒不安定になったり赤ちゃん返りをすることもあります。

子どもの症状の出方の一例

心の変化

  • 落ち込みやすくなり、今まで好きだったことも楽しめなくなる
  • イライラしたり、怒りっぽくなり、周囲との衝突が増える
  • 感情の起伏が激しくなる

身体の変化

  • 食欲がなくなる
  • 睡眠の変化
    (寝つきが悪い、朝起きられない、すぐ眠くなるなど)
  • 便秘・下痢・おねしょ
  • 微熱、腹痛頭痛、手足のしびれなどの症状
  • 唇やまぶたのけいれん、チック症状

自分のことを言葉として表すすべが未熟な子どもの場合、そのストレスが身体症状として現れる場合が多いことが知られています。

子どものストレスへの対処は?

子どもの様子をよく見てあげる

環境を変化させずに済めばベストですが、どうしても避けられないこともありますよね。

ストレスの出方や症状、強さには個人差がありますが、環境が変わるときは子どものことをよく見てあげてください。

ストレスを感じている様子であれば、共感し寄りそってあげましょう。子どもを一人で悩ませないであげたいものですね。

大きな変化を同時期に重ねない

大きな変化を同時期にいくつも重ねないようにすることも、対処法のひとつです。

例えば、「断乳は保育園に入るタイミングを避ける」といったことを実践している方もいるかもしれませんね。

スキンシップをとる

お家では、ゆっくりした気持ちでお子さんのお話を聞いてあげましょう。一緒にお風呂に入ったり、マッサージしてあげるのも一つの手です。

触れ合うことで、愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌され、子どもの気持ちも安定します。

お子さんの目線にたって考えてあげましょう。

子どものストレスに敏感になろう

子どもの環境変化によるストレスについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

成長していく上で避けられない環境の変化も多いですが、お子さんにとっては、「親に理解・共感してもらえる」ことが一番の助けといえるかもしれません。

子どもの環境が変わるときは、周りの大人もバタバタしていることが多いかと思いますが、ぜひ、子どもの変化に敏感になっていただけたらと思います。

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2017年1月生まれの女の子を育てている新米母です。夫と娘の3人暮らし。慣れない育児にてんやわんやで毎日が怒涛のように過ぎていきます。わが子の可愛さに後ろ髪をひかれながら、保活も頑張っているところです。

【監修】浅井 貴子あさい たかこ
助産師

新生児訪問指導歴約20年以上のキャリア を持つ助産師。毎月30件、年間400件近 い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児 の育児のアドバイスや母乳育児指導を実施。

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