体の悩み

【助産師監修】妊娠したら脱毛はだめ?妊婦さんの脱毛について

2018.11.14

妊婦さんの脱毛はサロンや医療機関で施術が受けられないことがほとんどです。これは妊娠中の身体がとてもデリケートであることが関係しています。

妊娠中の脱毛がだめな理由や産後の脱毛再開時期、妊娠中のムダ毛対処法についてご紹介します。

妊娠中の脱毛がだめな理由

ホルモンバランスの変化

妊娠中は胎盤から出るホルモンの影響で、体毛が伸びたり、濃くなることがあります。特にお腹まわりの産毛が気になるようになったという方は多いのではないでしょうか?

体毛が濃くなると、脱毛したいと考えることもあるかもしれませんが、妊娠中の脱毛はおすすめできません。

脱毛にはレーザーやワックスなど様々な方法がありますが、いずれも体の中まで影響を与えるものではないようです。

妊娠中の身体はとてもデリケート

しかし、妊娠中はホルモンバランスの影響で心身がとてもデリケートな状態です。脱毛の痛みが刺激となって痒みや発赤・体調不良になる可能性もないとは言い切れません。

また、妊娠中の肌はとても敏感になっており、普通に過ごしていても肌のかゆみや乾燥に悩まされるもの。脱毛の施術を受けることで、さらに深刻な皮膚トラブルが起こる恐れもあります。

その他にも、大きなお腹だと脱毛中の体勢が負担になりやすい、ホルモンバランスの影響で脱毛の効果か出にくい、脱毛による皮膚の炎症が起きた場合投薬が出来ない、などの理由が挙げられます。

産後いつから脱毛を再開できる?

産後の脱毛再開基準

先に述べた通り、妊娠中に脱毛がおすすめできない主な理由としてホルモンバランスによる心身の変化が挙げられますが、産後すぐにホルモンバランスが元に戻るわけではありませんので注意が必要です。

産後の脱毛再開の基準は明確な規定はありませんが、サロンによって「出産後2ヶ月以上経過している」「生理が再開している」「卒乳している」などの独自の基準を設けているところもあるようです。

自分の身体と赤ちゃんとの生活が第一

約10ヶ月の妊娠期間を経て変化した女性の身体は、徐々に自然な状態に戻っていきますが、かかる時間は個人差が大きく、一概には言えません。

不安な場合はかかりつけの産婦人科医に相談してみると良いでしょう。また、産後は赤ちゃんとの生活で思うように時間も取りにくいものです。

脱毛の再開は自分の身体と生活環境が落ち着いてから、無理のないタイミングで行なうのが良いと言えるでしょう。

妊娠中に体毛が気になる時の対処法

妊娠中に濃くなった体毛は、産後自然に元に戻るので心配は要りませんが、どうしても気になってしまう時もあるかもしれません。

けれど、妊娠前と同じ方法で自分で処理をしていると、皮膚トラブルを起こしてしまう場合があります。

肌に刺激が強い自己処理方法はNG

妊娠中の皮膚はとてもデリケートなので、脱毛器や脱毛クリーム、ワックスなどは刺激が強く、皮膚にダメージを与えて色素沈着やかぶれなどの症状を引き起こしてしまう可能性も。

カミソリでの除毛も、乾燥や炎症などのトラブルが起こりやすいといわれています。カミソリを使用する場合は、低刺激の石鹸を泡立ててやさしく除毛しましょう。

処理後はしっかりケア

電気シェーバーは他の自己処理方法に比べると、刃が直接肌に触れない為、皮膚への負担が少なくなります。どうしても除毛したい場合は、電気シェーバーを使用しましょう。

除毛後には保湿をお忘れなく。刺激の少ないオイルやクリームを塗って、敏感になっている肌をいつも以上にしっかりケアしてあげましょう。


いかがでしたでしょうか。体毛が気になっても、脱毛は妊娠中から産後すぐはできるだけ控えるようにしましょう。産後も、女性ホルモンの影響で抜け毛が増えることもあります。

妊娠・出産はホルモンバランスが大きく変化する時期ですので、あまり気にしすぎず、まずはママの身体と赤ちゃんの生活を第一にゆったりと過ごしてくださいね。

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浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。

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