ママの心と体

【助産師監修】子育てが辛いと感じるママへ。子どもとの接し方やストレス解消法

2017.10.10

AMOMA編集部

妊活中~産後の育児期は、かけがえのない喜ばしい時間であるとともに、時には不安や心配の方が多くなることもあります。“AMOMAよみもの”を通して少しでもその不安を解決し、笑顔で過ごすお手伝いができればと願っています。

浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。

子育てをしていくなかで、不安や苛立ちなどで辛い思いをしていたり、ストレスを感じているママは決して少なくないはずです。

子どもへの接し方やストレス解消法をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

ママにゆとりはありますか?

ひとりで頑張らないで

いま子育てが辛いと感じている方は、その気持ちを表に出さず、ひとりで頑張りすぎているのかもしれません。

不安や苛立ちを感じ悩んでしまうのは、子どもに真剣に向き合っているからこそ。けれど、ひとりで抱え込んでいるとやがてママの心が壊れてしまいます。

パパや周りの家族みんなで子育てできるのが理想です。しかし、パパの仕事の帰りが遅かったり、両親が近くに住んでいないなどの事情を抱える家庭は多いですよね。

地域のサービス利用しましょう

助けてくれるのは家族だけとは限りません。住んでいる地域の子育て支援センターには親身になって相談を受けてくれる方がいます。

なんとなく堅苦しいようなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、経験豊富な保健師さんが的確なアドバイスをくれたり、様々な子育てに関する情報を得ることができます。

読み聞かせや子育てサークルなど、親子で楽しめるものもあります。きっと肩の荷が軽くなると思いますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

その他にも地域の保育園も、働いているママ達だけでなく地域交流事業といってベビーマッサージや子育て相談などをやっている所もあります。

ベテランの保育士さんに遊ばせ方や育児の悩みなどを相談してみてください。保育園の様子もわかり一挙両得になります。

家事はそこそこに、時間と心にゆとりを

子育てをしていると家事が思うように進まずイライラしてしまうこともありますよね。この時期は割り切って、少し家事を手抜きしてみてはいかがでしょうか?

例えば、スーパーに買い物に行く代わりに宅配サービスを利用したり、お惣菜に頼ってみたり。離乳食もたまには市販のベビーフードを活用してみては。

家事の負担が軽くなると、時間と心にゆとりが生まれます。

ママにゆとりがあるとイライラすることも減り、子どももご機嫌になります。それは完璧に家事をこなすことより、大切なはず。

今しかない子育ての時間を、少しでも楽に楽しく過ごしましょう!

子どもをかわいいと思えないとき

夜泣きが続く

夜泣きがひどくて睡眠不足の日が続いたり、わがままばかり言って、言うことを聞いてくれなかったり…。

ストレスが膨らむと、子育てを楽しむどころか子どもをかわいいと思えないことがあるかもしれません。

原因の多くは育児疲れ。たいていのママに多かれ少なかれある自然な感情ですので、自分を責めないようにしてくださいね。

他人や育児本と比べたりせず、かわいいと思えない自分を受け入れてあげることが大切です。

辛くて子どもと向き合えない。そんなときは、少しだけ子どもから離れてみてください。

子どものいる部屋の危険防止策をしておけば、ママがトイレや別の部屋に閉じこもってしまっても構いません。ただし、ママが一人で外出してしまうのは危険ですので避けてください。

イヤイヤ期

1才半〜3才頃にかけての「イヤイヤ期」の子育ては、特に手を焼く時期です。しかしそれは子どもの心が健全に育っている証拠。それを認識しておくだけでも、気持ちが楽になると思います。

気分転換をしたり子どもと適度に距離をとりながら、子どものかわいいと思えるところを見つけてみてください。寝顔や、幼い手で一生懸命お菓子を食べている姿を見つめてみてください。

生まれた頃の写真と見比べてみてみるのも良いかもしれません。

それから頭を撫でてあげたり、軽くくすぐったりしてみると、ママも子どもも楽しく優しい気持ちになりませんか?そのようなことを毎日少しずつ積み重ねてみてください。

いつの間にか子どもは成長しているでしょう。子育てが大変な時期は、過ぎてしまうと実は短い期間なのです。

元気なママでいるための、ストレス解消法

子どもを預かってもらう

お休みの日にパパにお願いしたり、おじいちゃんおばあちゃんが近くに住んでいる場合は、たまに子どもを預かってもらってリフレッシュするのが理想的です。けれどそうできるとは限らないですよね。

住んでいる地域によっては、託児サービスがついた育児相談ができるところもあります。少しの時間でも子どもと離れて過ごして、ママも休憩をとりましょう。

生活にアロマやハーブを取り入れる

アロマやハーブは、植物の成分により私たちの心と身体に穏やかに働きかけます。子育て・育児のイライラ用のアロマオイルハーブティーがおすすめです。

アロマオイルはディフューザーがなくても、ティッシュに数滴垂らすだけで手軽に芳香浴が可能です。

子どもがお昼寝している間には、自分のためにハーブティーを淹れてティータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと心にゆとりが生まれると思います。

おでかけする

家に閉じこもってばかりいると、気持ちも塞ぎがちになってしまいます。子どもとのおでかけは少し大変ですが、いい気分転換になることも多いです。

地域に親子カフェはありませんか?ファミレスでも構いません。お家だと離乳食は食べないけれど外出したら気分転換で食べるという事もあります。

家で全然眠れない子も、チャイルドシートではよく眠るということもありますので、ドライブもおすすめです。外でご飯を食べるのも、遠足気分で楽しいですよ。


いかがでしたでしょうか。私自身も他人事ではなく、自分に言い聞かせるようにこの記事を書きました。子育てに悩んでいるのは、決してひとりだけではありません。

かけがえのない子どもとの時間をゆったりとした気持ちで過ごせるように、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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助産師/商品開発パートナー
浅井貴子
■資格・免許
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
■専門分野
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士
にしだかなこ
■資格・免許
管理栄養士・幼児食アドバイザー
■専門分野
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
心理カウンセラー
佐々木明子
■資格・免許
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
■専門分野
心理カウンセラー
産婦人科医
牛丸敬祥
■資格・免許
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
■専門分野
産婦人科医

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