ママの心と体

【助産師監修】ひとりで悩まないで!辛い産後の痔ー原因と対処法ー

2017.01.31

「これまでなったことなかったのに…」人には言いにくい上に、辛い症状である痔。でも実は、妊娠・出産をきっかけに、痔に悩まされるようになってしまった女性は、とても多いようです。痔の種類、産後の痔の原因と対処法を追って見ていきましょう。

痔にはどんな種類がある?

痔の種類

痔は次の3つのタイプに分かれています。この中でも特に妊娠中〜産後にかけて起こりやすいのが、いぼ痔と切れ痔だと言われています。

痔核(いぼ痔)

最も多くの人が悩んでいると言われているタイプです。排便時のいきみなどで肛門に負担がかかり、クッションの役割をしている血管の集まりがうっ血します。これがいぼ状に膨らみ、触れると痛みを伴うこともある症状です。

血流が悪くなりやすい妊娠中からいぼ痔に悩むママも多いようです。いぼ痔になると、悪循環を繰り返し、症状が悪化することがあるので、できるだけ早めに治療を始めた方がいいでしょう。

裂肛(切れ痔)

いぼ痔に続いて多いとされる症状です。硬い便を無理に出そうとして、肛門付近の粘膜が傷つき、痛みや出血があります。便秘になりやすい妊娠中〜産後に起こりやすいタイプです。

痔ろう(あな痔)

肛門と直腸の境目あたりで細菌感染が起こり、進行すると肛門近くの皮膚に穴が開き、そこから膿が出てしまう症状です。免疫力の低下や下痢が原因であることが多く、薬での完治は難しい為、手術での治療が一番有効と言われています。

産後、痔になりやすいのはなぜ?

痔の理由

出産時のいきみ

そもそも妊娠中は、赤ちゃんの成長に伴って子宮が大きくなり、腹圧がかかり、肛門周りの血流が悪くなっています。さらに、ホルモン作用により便秘がちになり、固い便を出す時に痔が起こりやすい状態になります。

その状態で出産時にいきむことによって、肛門に負担がかかり痔を引き起こしてしまうのです。

産後の生活

母乳育児の場合、授乳によってママの体内の水分は不足気味になり、便秘になりやすい状態です。また、赤ちゃんのお世話で、どうしても生活リズムが不規則になってしまいます。

ママの食事やトイレのタイミングも出産前のように思うようにいかないこともありますよね。さらに、出産〜育児の疲労やストレスなどによっても、便秘がちになり、痔が起こりやすくなってしまうようです。

気づかないうちにストレスが溜まっていることもありますので、たまには家族に頼って一人になる時間を作ったり、アロマなどでリフレッシュするのをおすすめします。

痔になってしまった場合の対処法は?

便秘の改善

ティータイム

これまで快便だった人でも、妊娠や出産によって便秘になってしまうことがあります。痔を悪化させないためには便秘の予防と改善が大切です。

授乳期は毎日2リットル、夏場は3リットルを目安に、こまめに水分を摂って硬い便にならないようにしましょう。また、便秘にはストレスも大敵です。育児の合間のハーブティーは、水分補給しながら気分転換もできるのでオススメです。

また、腸内環境を整えるには乳酸菌が含まれるヨーグルトや食物繊維が豊富な豆類・きのこ類・根菜類・こんにゃくや寒天等が良いとされていますので、ぜひ献立に取り入れてみてください。

排便時に気をつけること

シャワートイレ

便が出ても出なくても、できるだけ毎日決まった時間にトイレに行くようにすると、便意を感じやすくなります。無理ないきみは便秘を悪化させてしまうので、がんばりすぎないようにしてください。

排便後は、シャワートイレで清潔に。なるべく刺激にならないように、水流を弱にしたり、トイレットペーパーで強く擦らないようにして気をつけましょう。

血流を良くする

入浴

痔は肛門付近の血流が悪くなることも原因の一つです。お風呂でしっかり温まって、血流を良くしましょう。温かいシャワーを肛門に当てると、感染予防と血行促進の両方の効果が期待できます。また、長時間の立ちっぱなしは血行を悪くして痔の悪化につながってしまうので、避けるようにしましょう。

カレンデュラオイルを使ったセルフケア

オイル

病院でも薬を処方してもらえますが、赤ちゃんとの生活の中で外出が難しいママもいますよね。そんな時に便利な、自宅で簡単にできる、カレンデュラオイルを使った対処法をご紹介します。

[用意するもの]
・カレンデュラオイル
・コットン
・ナプキン

コットンにカレンデュラオイルを浸します。
1日1〜2回、排便後や入浴後に、清潔にした患部(肛門)に圧迫塗布(出てきている部分を押し込むように)します。
オイルは流れやすいので、ナプキンなどで当て物をすると安心です。
1週間分くらいまとめて作り、蓋つきのガラス瓶などに入れてトイレや脱衣所に置いておくと便利です。


いかがでしたでしょうか。
産後の忙しい生活の中で、人に言えず痔に悩んでいるママもいらっしゃると思います。少しでも早くよくなるよう、ぜひ今回紹介した方法を試してみてくださいね。また、セルフケアだけで改善しなかった場合は、できるだけ早めに受診して治療を受けるようにしてください。

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Mayumi Maruyama

Mama writer

2013年生まれの男の子と、2016年生まれの女の子の母です。バタバタの毎日ですが、お父さんに助けられながら、家族4人で楽しく賑やかに暮らしています。お気に入りのカップでハーブティーを飲むのが、心安らぐひとときです。

浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。

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AMOMAコラムについて

妊娠、出産前後はママにとっては初めてのことばかり。「これってあってるのかな?」 「大丈夫かな?」と不安や疑問に思った時につい手に取りたくなるような情報をお届けしたいと考えています。そのため多くの情報は助産師をはじめ専門家の方々に監修。テーマから読めるようになっていますので、ぜひ気になるものから読んでみてください。あなたの不安や疑問が解決できるお手伝いになれば嬉しいです。

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