乳腺炎・うつ乳・白斑の予防
2018.10.27
浅井貴子
助産師
新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。
タグをみる
母乳育児中の母乳トラブルは、クスリが飲めない授乳期ということもあって解決策が分からず悩む方が多くいらっしゃいます。
今回は授乳トラブルに多い乳腺炎やしこり、うつ乳、白斑に悩むママたちに、気軽に実践できる予防法をお伝えします。
乳腺炎・うつ乳・白斑の予防法
予防法1. 疲労をとる
乳腺炎の原因の一つにストレスや疲労があると言われています。
風邪を引いた時や睡眠不足の時などの体調不良はもちろん、一人目の育児で緊張している場合も疲れが溜まりやすくなります。
また、二人目でも夫との関係や上のお子さんの対応などで悩みがあったりなどのストレスでも、授乳トラブルになりやすいといわれています。
意外にも、産院の母乳指導や頻回の哺乳量の測定もストレス原因になる場合があります。
ストレスをゼロにする事はできませんが、周囲の人に家事をサポートしてもらったりして、自分がリラックスできる時間を作るように心がけましょう。
予防法2.色々な方向から吸ってもらう
乳腺は乳頭を中心に放射状にありますので、横抱きだけでなくフットボール抱きや縦抱きなど色々と角度をかえて吸わせることが大切です。
赤ちゃんに吸ってもらった後に搾乳をする人もいますが、搾乳の刺激でまた母乳が作られてしまいますので赤ちゃんに長めに吸わせたあとは、冷却するなりして保存療法に努めましょう。
一番の搾乳器は赤ちゃんなのです。
特に卒乳・断乳時は、乳腺炎などのおっぱいトラブルが起こりがちです。
助産師が教える!卒乳・断乳時のケアを読んで、正しいおっぱいケアを行ってください。
関連記事
■体の悩み
-
【助産師監修】生後1・2・3ヶ月ごとの授乳間隔・授乳回数の目安は?2024.09.17
-
【助産師監修】白斑があっても、授乳して大丈夫? 取り方などを紹介2024.04.05
-
【医師監修】乳腺炎で発熱!病院に行くべき?症状・原因・対処法も詳しく解説2024.03.19
カテゴリーランキング
AMOMAコラムについて
妊娠、出産前後はママにとっては初めてのことばかり。「これってあってるのかな?」 「大丈夫かな?」と不安や疑問に思った時につい手に取りたくなるような情報をお届けしたいと考えています。そのため多くの情報は助産師をはじめ専門家の方々に監修。テーマから読めるようになっていますので、ぜひ気になるものから読んでみてください。あなたの不安や疑問が解決できるお手伝いになれば嬉しいです。
AMOMAのパートナー
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士・幼児食アドバイザー
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
心理カウンセラー
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
産婦人科医
その他のお問い合わせはこちらから
メールで問い合わせ