ママと赤ちゃん
母乳育児Q&A

【動画付き】授乳の仕方|フットボール抱きや姿勢のコツなどを解説【助産師監修】

2023.01.23

監修 浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。オールアバウトでも執筆中。

AMOMA編集部

妊活中~産後の育児期は、かけがえのない喜ばしい時間であるとともに、時には不安や心配の方が多くなることもあります。“AMOMAよみもの”を通して少しでもその不安を解決し、笑顔で過ごすお手伝いができればと願っています。

新生児の頃は赤ちゃんの体重が軽いため、負担を感じることが少なかった授乳も、同じ授乳姿勢を続けているとわが子の成長に辛くなってくることがありますよね。

また、同じ授乳姿勢ばかりだと飲み残しができ、古くなった母乳がつまって乳腺炎になってしまうこともあります。

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基本の授乳姿勢・抱き方4つ

今回はママの身体に負担が少ない正しい授乳姿勢・抱き方のコツについてご紹介します。

 

いろいろな抱き方をすることで飲み残しによるしこりを防ぐことができます。

横抱き

授乳姿勢(横抱き)

体を安定させやすいので飲ませやすく、一般的な授乳姿勢です。授乳用のクッションを使うとより安定します。

縦抱き

授乳姿勢(縦抱き)

赤ちゃんの体を起こし、お母さんの足に赤ちゃんの足をまたがらせるようにして、正面から授乳します。

乳輪までしっかりとくわえこむことができる姿勢なので乳頭が短い人におすすめです。

 

赤ちゃんの身体が小さい生後3ヶ月くらいまでの首が座らない時期はぐらぐらして大変かもしれません。

ですが、赤ちゃんの首をしっかりと支えて、赤ちゃんのお腹とママのお腹を近づける様にして態勢を整えましょう。

 

 

記事だけではわかりづらい姿勢は、動画で確認してみてくださいね。

横抱き・縦抱きの方法に加えて、外出時に授乳クッションを使わない場合の授乳方法についてもお伝えしています。



 

フットボール抱き

授乳姿勢(フットボール抱き)

赤ちゃんを小脇に抱え、頭だけ乳房のほうに出して飲ませる授乳姿勢です。

 

ママが赤ちゃんの姿勢をコントロールしやすい体勢なので、乳房への吸い付きがうまくできない赤ちゃんや乳腺炎になりやすい方にオススメです。

 

普段横抱きばかりで授乳するママやしこりができやすいママは、フットボール抱きも取り入れてみましょう。

 

また、授乳クッションを縦に使うと首の固定もしやすいので、首が座る前の赤ちゃんも授乳しやすい姿勢です。

 

身体をまっすぐにして、しっかりと頭と身体を支えましょう。双子のママは一度に授乳ができるメリットもあります。

 

授乳クッションがない場合に、家のクッションで代用する方法もご紹介しています。



 

添い乳

赤ちゃんと横になる女性

赤ちゃんとママが向かい合って横になり、赤ちゃんに乳首をふくませる授乳姿勢です。夜中の授乳では、お互い起き上がる必要がないので、楽な姿勢です。

しかし、ゲップが出にくい姿勢のため、赤ちゃんがゲップをしない時は、授乳後に縦抱きで背中をさすってあげましょう。

いつも同じ姿勢だと乳腺炎に?

乳腺は放射状に広がっているため、いつも同じ姿勢で授乳をしていると飲み残しの部分がしこりになります。

 

乳腺炎の原因にもなるので、ご紹介した横抱き・縦抱き・フットボール抱きをバランスよく取り入れ、色々な方向から飲ませましょう。

 

 

授乳姿勢

他にも上のイラスト「四つん這い授乳」では、重力がかかっておっぱい全体から母乳が出やすくなるので、つまりやすいママは試してみるとよいでしょう。

 

赤ちゃんをクッションに寝かせ、その上に四つん這いになって乳房を吸わせます。

チクチクのケアのためには、ミルクスルーブレンド!

約60%のママが経験している「つまり」や「チクチク」のトラブル。

その悩みから、助産師と英国メディカルハーバリストが共同開発して生まれたのが「ミルクスルーブレンド」です。

姉が乳腺炎で苦しんだ経験から、自分は絶対に乳腺炎になりたくないと飲み始めました。出産後、乳房にしこりができ、熱っぽくなってから慌てて毎日飲み始めましたが、乳腺炎になりませんでした。

その後も毎日は飲んでいませんが、乳腺が詰まりそうになった時に飲んでます。逆にそれでも間に合うほど効果は感じています。

味も飲みやすいので、必要な時に飲めるように常備しています。お陰で食事にも気を使い過ぎずに楽しむことが出来ています。
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授乳姿勢・抱き方のコツは?

赤ちゃんを抱く女性

ママ自身に負担がある抱き方は、赤ちゃんも母乳を飲みづらい状態にあると思ってください。

辛い姿勢を続けているとママのストレスも大きくなり、母乳の量にも影響することがあります。

背もたれやひじかけの椅子を利用する

背もたれやひじかけのある椅子など、何かにもたれながら授乳すると体への負担が少なくなります。

姿勢が左右に傾いたり、前かがみになっていたりすると、肩こりや腰痛の原因にもなるので注意してください。

授乳中は猫背になりがちなので、少し胸を張るくらいの気持ちでいると良いでしょう。

赤ちゃんの体がまっすぐである

顔だけおっぱいを向いていても、体がよじれていては十分に母乳が飲めません。

 

授乳時に、顔だけでなく赤ちゃんの耳・肩・腰もそれぞれママの体の方を向いているようにし、ママと赤ちゃんの体を密着させるようにしましょう。

正面を向かせ、乳輪部までくわえさせる

授乳クッションなどを使って、赤ちゃんの口の高さがママの胸の高さと同じになるように調節しましょう。そして、赤ちゃんの顔が乳頭に対して正面を向くようにします。

斜めだとくわえ方が浅くなり、おっぱいが出なかったり乳頭が傷つく原因になります。

おっぱいは乳輪部にたまっているので、アヒル口のような形で深くくわえさせるとうまく授乳できます。

授乳用クッションを活用

授乳用クッション

ネットショッピングやデパートなどで、最近は授乳クッションがたくさん販売されています。

個人差はありますが、授乳中の身体の負担を軽減するために授乳用クッションを活用するママも多いようです。

クッションを選ぶ時のポイントは、

1.赤ちゃんの顔が乳房の高さになる厚み
2.程よい固さがある
3.カバーは取り外して洗える

などが挙げられます。赤ちゃんとママにぴったりのクッションを選びましょう。

授乳期ママに人気のアイテム一覧

授乳期のママさんに人気のアイテムを最新のレビューと共にご紹介します。

ミルクアップブレンド

母乳があまり出ず、追加でミルクをあげていたら乳頭混乱になりました。

乳首を嫌がり全くおっぱいを吸ってくれなくなった時に藁にもすがる思いで購入したところ、1日で効果がでました!胸がはり、母乳がポタポタたれるようになりました。
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ミルクスルーブレンド

胸のしこりと痛みがあったので、乳腺炎予防に飲み始めました。

生後2ヶ月になり夜中の授乳間隔が空いてきましたが、少し胸のチクチクはあるもののしこりは出来ていません。味も飲みやすいですし、飲み続けようと思います!
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たんぽぽコーヒー

3ヶ月の子どもがいる一児の母です。もともと珈琲が好きで毎日飲んでいました。

妊娠してからは、味覚が変わって珈琲は欲しいとは思いませんでした。産後、おまけについてきた、たんぽぽコーヒーを頂いてみたら美味しくてびっくり!久しぶりに珈琲を飲みたいという気になりました。


それから授乳中でも飲める珈琲を探し始めました。しかし、完母だし、子どもへの影響を考えるなら、カフェインレスでも授乳前には控えた方がいいというネット情報もあり、ちょっとお値段はしますが、美味しかったAMOMAのたんぽぽコーヒーを購入することにしました。

付きっきりの子育てに中に、ほっとする時間ができ気分の切り替えになってます!購入して良かった!!
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グリーンルイボスティー

現在妊娠4ヶ月で、今まで飲んでいた烏龍茶や緑茶が飲めなくなったので、麦茶やはと麦茶など、ノンカフェインのお茶を色々試していました。もともと、苦めのお茶が好みだったので、麦茶やはと麦などは、甘みがあって美味しくないな、と思って仕方なく飲んでいました。

そこでグリーンルイボスティーに出会い、ファンになってしまいました!苦味はなく、すっきりとした味なのですが、お茶の旨味があり、とても美味しいです。温かい時はい草のようなすっきりリラックスできる香りで、色もとて透き通った綺麗な色で見るからに美味しそうです。

また、濁りがなく透明感あるところも、品質の高さを感じとても安心できました。美味しいだけではなく、美容や健康に良いところも嬉しいです。これからも飲み続けたいと思います!
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ベビーオイル

さらっとしてすぐに肌になじむので子どもも嫌がらず使ってます。わたしもハンドクリームがわりに使って乾燥が改善されました。ポンプの一回量もちょうどいいです。
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ベビースリープ

届いて一週間くらい使用しています。この香りを嗅ぐと寝る時間だと分かるようになってきたようです。私自身もリラックス出来る香りで気に入っています。
▶ベビースリープの詳細はこちら

赤ちゃんもママも快適な授乳姿勢を

眠る赤ちゃん

初めての授乳はどんなママにとっても難しいものです。ママだけでなく、赤ちゃんも日々練習しています。

何度も繰り返していくうちに、赤ちゃんとママの息が合って上手な授乳ができるようになります。色々な授乳姿勢を試して楽になるポジションを探しましょう。

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AMOMAコラムについて

妊娠、出産前後はママにとっては初めてのことばかり。「これってあってるのかな?」 「大丈夫かな?」と不安や疑問に思った時につい手に取りたくなるような情報をお届けしたいと考えています。そのため多くの情報は助産師をはじめ専門家の方々に監修。テーマから読めるようになっていますので、ぜひ気になるものから読んでみてください。あなたの不安や疑問が解決できるお手伝いになれば嬉しいです。

AMOMAのパートナー

助産師/商品開発パートナー
浅井貴子
■資格・免許
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
■専門分野
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士
にしだかなこ
■資格・免許
管理栄養士・幼児食アドバイザー
■専門分野
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
心理カウンセラー
佐々木明子
■資格・免許
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
■専門分野
心理カウンセラー
産婦人科医
牛丸敬祥
■資格・免許
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
■専門分野
産婦人科医

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