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【助産師監修】妊活を始める前に準備しておくべきこと

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子供が欲しいと思い始めたら妊活を考える方は多いと思います。妊娠に向けての妊活ですが、その妊活を始める準備はできていますか?

妊活準備がしっかりできていない状態で妊娠してしまうと赤ちゃんにも悪影響を与えてしまう可能性があります。

妊娠してから後悔することのないよう、妊活を始める前に準備しておくべきことを4つのポイントでまとめてみましたのでご紹介します。

妊活前に準備しておくこと《検査・検診》

今の自分の身体の状態を知ることが妊活の第一歩になります。妊娠中に病気が発覚した場合は、すぐに治療ができないというリスクや妊娠の継続が難しくなるというリスクを背負う危険性があります。

妊活前に受けるべき検査・検診は以下のようなものがあります。

健康診断

一般的な内科的検診で身体の状態をしっかり検査し確認しましょう。心電図、血液検査や血圧測定、尿検査などに加えてX線のレントゲンがあります。

妊娠してしまうとレントゲンは撮れなくなりますので妊娠前にきちんと済ませておきましょう。

子宮頸がん検診

子宮頸がんは子宮の入り口部分にできるがんのことで、20代~30代の女性の発症率が年々増加傾向にあります。

妊娠中にがんが見つかれば、進行状態によっては、赤ちゃんの成長と母体の治療、どちらを優先するかという難しい選択をしなくてはならなくなる可能性があります。妊娠前の検査が必須です。

乳がん検診

乳がん検診は問診、視触診、超音波検査とマンモグラフィーによる検査があります。マンモグラフィーはX線を使用するため妊娠中には避けたい検査となります。

子宮頸がん同様、日本人女性に増えてきているがんで、妊娠中も授乳中も受けられる検査が限られています。

妊娠中にがんが見つかれば母体にも赤ちゃんにも大きなリスクを伴う可能性があるので、妊娠前に一度は検査しておきましょう。

歯の検診

虫歯治療などは妊娠中でもできます。しかし、治療によっては麻酔を使う場合や、治療中の姿勢や治療時間が長いと身体への負担がかかりますので、やはり妊娠中は避けたいものです。

妊娠前にしっかり歯の検診を受けて、妊娠するまでに治療を終わらせておきましょう。

ブライダルチェック

ブライダルチェックとは一般的な内科的検診である健康診断のほかに、妊娠や出産に関わる病気や妊娠しやすい身体であるかなどを検査する婦人科検診のことをいいます。

女性だけでなく男性も受けることができるため、最近ではパートナーと一緒に受けるケースも増えています。

妊活前に準備しておくこと《予防接種》

予防接種を受けましょう

妊娠中に感染症にかかってしまうと赤ちゃんに影響を与えてしまい、重い障害が残る危険性があります。

感染症を予防する為には、妊活前にしっかりと予防接種を受ける事が大切です。自分の母子手帳を見たり家族に確認して、予防接種の履歴があるか確認しておきましょう。

パートナーも一緒に予防接種を

予防接種を受けていても、抗体のつきにくい人や、感染者と密接に接触すれば感染のリスクはあります。自身だけでなく、パートナーも一緒に予防接種を受けるといいですね。

抗体検査で調べる

分からない時は、抗体検査で調べることができます。多くの自治体では、妊娠を望む女性やそのパートナーなどに対して、風疹の抗体検査を無料で実施しています。

その他にも予防接種の費用を助成してくれる自治体もありますので、お住まいの自治体に確認してみてくださいね。

受けておきたい感染症の予防接種


風疹(ふうしん)
妊娠中に風疹に感染してしまうと、お腹の中の赤ちゃんが「先天性風疹症候群」を引き起こす可能性があります。

先天性風疹症候群は赤ちゃんに「先天性心疾患」「聴覚障害(難聴など)」「視覚障害(白内障・緑内障など)」などの症状をもたらしてしまいます。

妊娠初期(妊娠20週頃)に感染するとそのリスクは高くなるため、妊娠初期は特に注意が必要です。

1979年4月2日~1990年4月1日の間に生まれた人は予防接種率が低かったり、接種していても抗体が不十分であるといわれていますので特に注意して下さい。

麻疹(ましん)
麻疹は「はしか」といわれています。妊娠中に麻疹にかかると流産や早産を引き起こす恐れがあります。風疹同様に妊婦にとっては怖い感染症です。

麻疹は感染者と同じ部屋にいるだけでかかってしまうほど感染力が強く、予防が難しいといわれています。昭和53年度〜平成2年度の間に生まれた人は免疫が弱いといわれています。

水痘(すいとう)
水痘は「水ぼうそう」ともいわれます。妊娠中に初めて感染すると、妊婦さん本人が重症化してしまうリスクや、赤ちゃんへ影響が出る可能性もあります。

妊娠初期・中期に感染すると「先天性水痘(すいとう)症候群」、分娩前後に感染すると「新生児水痘症」という病気を赤ちゃんが発症しやすくなります。

妊活前に準備しておくこと《生活習慣》

妊活を始めるからといってすぐに生活習慣を変えることは難しいものです。普段の生活習慣や食生活などは妊活前から少しずつ変えていきましょう。

生活習慣の中で妊活を始める前に準備しておくべきことを3つご紹介します。

妊娠中に避けるべきものを意識し始める

「タバコ」「アルコール」「カフェイン」は妊娠すると避けるべきものになります。

日常的にタバコを吸う、お酒を毎日飲む、コーヒーを1日何杯も飲む、などが習慣になっている人は妊活を始める前から意識して減らしていけるようにしましょう。

普段のお茶もノンカフェインのハーブティーなどに変えていけるといいですね。

食生活に気を付ける

栄養がかたよった食事や脂っこい食事が多い方は、食生活を見直す必要があります。妊娠前も妊娠中も和食を中心としたバランスのいい食事がおすすめです。

太りすぎも痩せすぎも良くないため、妊娠しやすい身体を目指すために日頃から食生活には気を配りましょう。

葉酸を摂取する

妊娠前から葉酸をしっかり摂取しておくことで、赤ちゃんの先天性疾患の一つである「神経管閉鎖障害」の発症リスクを低減することができるといわれています。

葉酸は妊娠中も赤ちゃんの細胞を作るうえで必要な栄養素ですが、妊娠前からしっかり摂取する必要があります。妊娠前の葉酸摂取については厚生労働省からも推奨されています。

妊活前に準備しておくこと《身体と心》

妊娠しやすい身体作りとは短時間でできるものではありません。日常的に意識する事が大切です。妊活に向けての身体と心の状態をしっかり整えるために、以下のポイントを押さえておきましょう。

身体を冷やさない

身体の冷えは妊娠の妨げになります。血行が悪くなることで、子宮や卵巣の機能や働きを低下させてしまう恐れがあります。日頃から身体は冷やさないよう気を付けましょう。

適度な運動をする

適度な運動をして基礎代謝を上げ、身体の血行を良くすることは妊娠力を高めることに繋がります。ウォーキングやヨガなどがおすすめです。生活週間の改善と共に体質改善も行いましょう。

ストレスをため込みすぎない

ストレスがたまるとホルモンバランスが崩れ、様々な身体の不調を引き起こす原因となります。ホルモンバランスが崩れることで子宮や卵巣に悪影響を及ぼす可能性も。

自分なりの気分転換やストレス発散法を見つけてストレスをため込みすぎないようにしましょう。

十分な睡眠・休息をとる

睡眠不足は自律神経を乱す原因になってしまいます。しっかり睡眠時間を確保して休息することで身体も心もリラックスできます。十分な睡眠をとることは妊娠しやすい身体作りの基本になります。


いかがでしたか。妊活を始める前にもやっておくべきことがたくさんありますね。

後悔のない妊活・マタニティライフを送るためにもパートナーと一緒に出来る事から準備していけるといいですね。

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Keiko Sakai
Mama writer

2016年7月生まれの男の子のママです。息子の笑顔がパワーの源!!色んな日があるけれど『毎日笑顔で』をモットーに、大好きなヨガを楽しみながら日々の育児も楽しんでいます。息子の成長を見守りながら、私自身も日々成長していきたいと思います♪

【監修】浅井 貴子あさい たかこ
助産師

新生児訪問指導歴約20年以上のキャリア を持つ助産師。毎月30件、年間400件近 い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児 の育児のアドバイスや母乳育児指導を実施。

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