体の悩み

【助産師監修】妊娠37週目(妊娠10ヶ月)のママと赤ちゃんの様子

2019.05.20

ことまま

Mama writer

2017年1月生まれの女の子を育てている新米母です。夫は単身赴任なため、フルタイムで働きながら、ワンオペ育児に奮闘しています。育児疲れは仕事で癒し、仕事の疲れは娘の笑顔で癒しながら、毎日を乗り切っています。

浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。

妊娠37週目は、妊娠10ヶ月の2週目にあたります。いよいよ正産期(37週目~41週目)に入り、出産するのに最も適した時期の始まりと言えます。今回はママと赤ちゃんの様子を覗いてみましょう。

妊娠37週目(妊娠10ヶ月)のママの変化

子宮が下がってきます

身体がお産の準備を始めています。みぞおちまであった子宮はだんだん下がってきますが、初産の場合は必ずしも下がらない事もあります。

胃への圧迫がすっきり

子宮が下がると胃や心臓への圧迫がなくなり、もたれた感じがすっきりします。このタイミングで食欲が増す方も多いので、体重の急激な増加には注意しましょう。

膀胱は圧迫されます

反対に、下がってきた子宮に膀胱が圧迫されます。頻尿や尿漏れの症状が強くなり、しょっちゅうトイレに駆け込む妊婦さんも。外出中や夜間のトイレの際は特に、足元に注意しましょう。

お産の前兆があるかもしれません

破水、おしるし、前駆陣痛といった兆候があるかもしれません。おしるしや前駆陣痛の際は、あわてないようにしましょう。一方、破水の場合はすぐに病院への連絡が必要です。

ただし、尿漏れが頻繁になる時期でもあるので、お小水と破水の区別がつきにくいこともあるようです。

尿漏れか破水かよく分からない場合、まずは匂いをかいでみましょう。尿であればアンモニア臭がするはずです。また、尿はぐっと力を入れて自分で止めることが可能です。

分からない場合も必ず連絡して指示をあおいでくださいね。

妊娠37週目(妊娠10ヶ月)の赤ちゃんの様子


妊娠37週目(妊娠10ヶ月)の赤ちゃんのサイズは身長約47㎝、体重2700~3000gというところです。

むくみがとれてすっきり

腎機能の成熟により、水分がしっかり処理できるようになるので、むくみが取れて、皮膚に張りが出てきます。

皮下脂肪がついてふっくら

皮下脂肪が十分につき、丸く、ふっくらした体形に。皮膚の色もつやつやのピンク色になり、より赤ちゃんらしいようすになります。

大きさは子宮いっぱいに

大きくなってきた赤ちゃんにとって、子宮は狭くなってきています。ほとんどの赤ちゃんは、頭を下にする姿勢(頭位)となり、ママの骨盤の中に入ってきます。

狭い骨盤におさまるよう背中を丸め、両膝も胸にぴったりついています。足も曲げてお腹に引き寄せるような姿勢で、生まれるときを待っているのです。

妊娠37週目(妊娠10ヶ月)のママの過ごし方

入院準備の最終チェックをしましょう

正産期に入り、いつ生まれても良い時期です。入院セットの準備はできていますか?

外出中にタクシーで産院に向かう場合もありますので、後から家族に頼んでもわかるよう、玄関などにまとめておきましょう。

また、ベビー用品の最終チェックもしておきましょう。

家の車で退院予定のママの場合、チャイルドシートも早めに設置して、自分の車に合うか確かめておくのがお勧めです(重いので家族に頼みましょう)。

産院までの交通手段も確認を

実際に破水や陣痛が始まったらどうやって産院に行くか、シミュレーションはできていますか?

特に、ママひとりで産院に向かわなければならない場合や、外出先から向かわなければならない場合のイメージトレーニングはしっかりしておきましょう。

都市部であれば、陣痛タクシーなどのサービスもあります。予約が必要なのでチェックしてくださいね。

いざというときに慌てなくて済むよう、産院の住所やタクシーの電話番号は、分かりやすい場所に整理してメモしておくと良いですね。

無理のない範囲で体を動かしましょう

のんびり過ごせる最後の期間です。禁止されていなければ、適度な運動をしながらバランスの良い食事を心がけ、お産に必要な体力を保っておきましょう。

産院で習った呼吸法などを練習したりスクワットをするのもおすすめです。

緊張しすぎずゆったりと過ごしましょう


赤ちゃんに会える日が近づいてきましたね。楽しみだけれどお産が現実的なものになってきてちょっと怖い、そんな気持ちがせめぎあうママも多いかもしれません。

お産は痛みを伴うけれど、赤ちゃんとの大切な共同作業。きっと得難い経験になりますよ。

必要以上にナーバスにならず、これまで産院でいただいたアドバイスなどを思い出して、ゆったりと過ごしましょう。

残りのマタニティライフを楽しんで


筆者の場合、産休に入れたのが遅かったため、毎日お休みなのが嬉しくて、ゆっくり寝坊や二度寝をしていました。

また、ウォーキングがてらカフェや美術館巡りをしたり、少し奮発してディナーを食べに行ったりと楽しみました。

赤ちゃんが産まれると、ママ・パパの個人的な楽しみはしばらくお預けとなる場合が多いです。体調に配慮しながら、今しかできない楽しみをぜひ満喫していただけたらいいなと思います。

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助産師/商品開発パートナー
浅井貴子
■資格・免許
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
■専門分野
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
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日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
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