体の悩み

【助産師監修】妊娠21週目(妊娠6ヶ月)のママと赤ちゃんの様子

2018.09.03

Yoneco Oda

Mama writer

2010年生まれと2016年生まれの姉妹を育児中のママです。おっとりマイペースな姉と、好奇心旺盛でパワフルな妹。姉妹でも性格の違う二人の様子に、子育ての新鮮さや面白さを感じている今日この頃です。

浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。

妊娠21週目は妊娠中期である妊娠6ヶ月の2週目にあたります。ママはお腹やおっぱいが大きくなり、より妊婦さんらしい体つきになってきます。

お腹の中の赤ちゃんは、体も脳も急速に成長してきて活発に動き回っています。今回は、妊娠21週目(妊娠6ヶ月)のママと赤ちゃんの様子をご紹介します。

妊娠21週目(妊娠6ヶ月)の赤ちゃんの大きさ


妊娠21週目(妊娠6ヶ月)の赤ちゃんの身長は19〜25cmくらい。体重は300〜450gほどで3頭身くらいです。指は、物をつかめるまでに発達しています。

体脂肪は3,5%ほどですが、徐々に脂肪がついていき骨格や筋肉も発達していくので、より赤ちゃんらしい体つきになっていきます。

子宮が大きくなり羊水の量が増えるので、赤ちゃんは羊水の中で自由に動き回っています。

妊娠21週(妊娠6ヶ月)の赤ちゃんの成長

目が開くようになる

妊娠21週に入るとまぶたが上下に分かれて、閉じていた目が開くようになります。視力はまだ弱くぼんやりとしか見えませんが、明暗の区別は感じ取れます。

ママが早寝早起きをするなどの規則正しい生活を送っていると、赤ちゃんも生活のリズムを感じ取ることができるでしょう。

脳の急成長が再び始まる

脳神経細胞が増え続け大きくなっていき、脳がますます成長します。

聴覚や記憶力が発達してくるので胎動を感じた時に、お腹を指で軽く叩いてたりして返事をしてみると、赤ちゃんとのコミュニケーションがとれるかもしれませんね。

聴覚が敏感になり、情緒も発達してきているので、ネガティブな発言で赤ちゃんにストレスを与えないように夫婦ゲンカなどには気を付けましょうね。

動きが活発に


妊娠21週頃、多くのママは胎動を感じ始めるでしょう。それは、この時期くらいから赤ちゃんの骨格がしっかりとして筋肉がつき始めているので、動きがさらに活発になるからです。

時には、蹴る力が強すぎて痛みを感じることもあるかもしれませんね。

赤ちゃんは羊水の中で大きく回転するような動きをしていますので、逆子になっている場合もありますが、この時期の逆子はまだ心配しなくても大丈夫ですよ。

性別が判明するかも

妊娠21週頃は、男の子も女の子も生殖器がほぼ完成に近づいてきます。精巣や卵巣は同じ組織から作られているので、同じようなスピードで生殖器が成長していきます。

この時期にエコー検査で、赤ちゃんの性別が判明するかもしれませんね。

妊娠21週(妊娠6ヶ月)のママの様子は?

胎動を感じるように

一般的に多くのママは、妊娠20週前後で胎動を感じ始めるようです。妊娠6ヶ月頃は、赤ちゃんの骨格や筋肉が成長してくるので、より力強い胎動を感じるようになるでしょう。

赤ちゃんの動きを感じることで、ママになる実感や赤ちゃんを愛おしく感じる気持ちがさらに深まるかもしれませんね。

足がつりやすくなる(こむらがえり)

子宮が大きくなってくると下大静脈が圧迫されるので、下半身の血液が心臓に戻りにくくなり、血液循環が悪くなってこむらがえりになりやすくなります。

カルシウムを積極的に摂取する、体を温める、足のストレッチやマッサージなどを行うと効果がありますよ。

便秘や痔になりやすい

大きくなってきた子宮に腸が圧迫されるので、便通が悪くなって便秘になりやすくなります。食物繊維や水分を多く摂り、適度な運動を心掛けましょう。

妊娠中にも安心して飲める、マイナートラブルのサポートができるハーブティーなどもありますので、取り入れてみるのもいいですね。

便秘が続くと痔にもなりやすくなるので、頑固な便秘の場合は医師に相談して、妊娠中でも安心して使える便秘薬を処方してもらいましょう。

日焼けに注意

妊娠中はホルモンバランスが変化することによって、メラニン色素の生成量が増加します。そのため、日焼け止めを塗っていても日焼けをしたり、シミ、そばかすができやすくなります。

日焼けが気になるママは、ビタミンCを摂取したり、外出時は直接紫外線を浴びないように、帽子や日傘を使用して妊娠前よりも、より日焼け対策に念を入れましょう。

妊娠線ケアを


お腹が大きくなってくると、皮下組織が引っ張られて裂けてしまうことで妊娠線ができてしまいます。

一度できると出産後も消えにくくなってしまいますので、お腹が大きくなってくるこの時期から対策をしておきましょう。

皮膚の伸びが悪いと妊娠線ができやすくなるので、気になる部分に保湿クリームやオイルなどをたっぷりと塗って、皮膚を柔らかくして乾燥を防ぎましょう。


妊娠21週目(妊娠6ヶ月)は、長い妊娠期間の折り返しになります。これからママの体は、出産に向けてどんどんと変化していきます。

お腹が大きくなると、体のバランスを崩しやすくなりますので、転倒しないように動きやすい服装を心掛けて、足下には気を付けましょう。

体の変化に伴い新たなマイナートラブルに悩まされるかもしれませんが、対策を行って、安全で健康的なマタニティライフを送ってくださいね。

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浅井貴子
■資格・免許
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
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