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【助産師監修】赤ちゃんは大丈夫?妊娠中期・後期のお腹の張り

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妊娠中期以降になると、日に日にお腹が大きくなり、お腹の張りを感じることが多くなります。

お腹が張ると、赤ちゃんが苦しんでいないか心配になってしまいますよね。

そこで、今回はお腹の張りの種類、張る原因や張ったときの対処法についてまとめました。

3種類のお腹の張り

お腹張り

◆自然な張り

自然な張りは、生理的なもので、お腹が大きくなるにつれて感じやすくなります。子宮を支える円靭帯や、外側の皮膚が引っ張られることで感じます。

◆危険な張り

危険な張りは、妊娠37週より前に痛みを伴ったり、張っている時間が長かったり、強い痛みを伴う時です。冷えなどから血流が悪くなることで、子宮が強く収縮し、お腹が張る事もあります。お腹の中の赤ちゃんも居心地の悪さを感じているため、生活習慣を見直す必要があります。

◆妊娠37週目からの張り

妊娠37週前後、陣痛の練習として、前駆陣痛と呼ばれる収縮が始まり、さらに張るようになります。そして、赤ちゃんが生まれてくる準備ができたら、陣痛へと発展します。

このように、妊娠中のお腹の張りは、大きく3種類に分かれます。なかでも、みなさんが不安に感じるのは、妊娠37週目前の「危険な張り」ではないでしょうか。そこで、以下では「危険な張り」に注目していきたいと思います。

危険な張りの原因

疲労

◆疲労

つわりが落ち着き安定期と言われる妊娠中期は、気分も安定してくるため、今まで慎重に行動していた反動で、動きすぎてしまう傾向にあります。
また、妊娠後期に入ると、赤ちゃんが降りてくるようにと、よく歩いたり、出産後にはできないことをしたりして、無理をしがちです。

このように、妊娠中にもかかわらず休憩を入れずに動きすぎてしまい、疲労を感じると、子宮に負担がかかるため、お腹の張りにつながります。

ストレス

◆ストレス

妊娠中はホルモンバランスが崩れるので、いつもよりストレスを感じやすくなります。
特に妊娠後期には、大きなお腹を抱えて自分の思うように動くことができなかったり、お産や育児への不安でイライラしたりして、ストレスがたまることが多くなりがちです。

ストレスがたまると、子宮の収縮を促すホルモンが分泌され、お腹の張りを引き起こしてしまいます。

冷え

◆冷え

妊娠中は体温が高いため、冷たいものを摂りすぎてしまうことが多く、体を冷やします。
体を冷やしてしまうと血液の流れが悪くなり、お腹の張りにつながります。

上半身にほてりを感じていても、下半身が冷えている妊婦さんは多いようです。

お腹が張った時の対処法

横になる

◆無理をしない

お腹の張りを感じたら、まず深呼吸しましょう。もし椅子があれば座る、ソファーなど横になるスペースがあれば無理をせずに横になって休みましょう。
仕事中など、すぐに横になれない時は、トイレに行くなどして、しばらく座って休むようにしましょう。

また、家事や仕事をするとき、一人で無理をせず、周りの力を借りるようにしましょう。今までは自分一人で出来たことも、出産後は誰かの力を借りなくては出来ないことが数多くあります。
その準備だと思って割り切り、思い切って甘えてみましょう。

アロマ

◆気分を落ち着かせる

ストレスがたまると体が緊張し、張りが強くなることがあります。
そのため、ストレスを感じたら、好きな音楽を聴いたり、アロマオイルを焚いたりして、気持ちを落ち着かせてゆったりと過ごしましょう。とくに、レモンやグレープフルーツといった柑橘系のアロマは、気分の落ち込みを取り除き、リフレッシュさせてくれるため、オススメです。

ハーブティー

◆体を温める

足やお腹を中心に下半身を温めるようにしましょう。夏場もシャワーだけで済ませずぬるめのお湯でもよいので、ゆっくり湯舟につかって温まりましょう。

食べ物や飲み物もなるべく温かいものを摂るようにし、体を冷やさないようにするといいですね。ハイビスカスのような代謝を良くすると言われているハーブを配合したハーブティーを活用すると、より体を温かく保つことができます。逆に甘いものは、体を冷やしやすいので控えるようにしましょう。

赤ちゃんは大丈夫?

心配

お腹が張っている時、赤ちゃんは苦しいの? と心配になってしまいますよね。
赤ちゃんは羊水に浮かんでいるので、お腹が張っても赤ちゃんが苦しいわけではないようです。
ただ頻回に続くと臍の尾が絡まっている時などは心拍が下がったり、低酸素になる事もあります。NSTというお腹の張りと胎児心音をモニタリングする方法でわかります。

しかし、お腹が張っているときは、赤ちゃんが『お母さん疲れてるんじゃない?ちょっと休んでよ』というメッセージを送っていると思って下さい。
お腹が張った時の行動を覚えておき、張らないようにするために心がけて生活するようにしましょう。

休んでもお腹の張りがなかなか治まらなかったり、お腹がガチガチに固くなり、赤ちゃんの胎動を感じられなかったりといった、いつもと違う症状の場合は、切迫早産や流産の危険性があるため、すぐに病院を受診しましょう。

無理をせず穏やかな気持ちで

食事
出産後にはできなくなることを、今のうちにやっておかなければ!と、多少疲れを感じていても、無理して動きすぎてしまう妊婦さんが多いようです。

赤ちゃん歓迎のカフェやレストラン、ショッピングモールなど、出産後に行ける場所は意外と多くあります。
そのため、「今のうちにしておかなければ!」と焦る必要はありません。

お腹の中で一心同体で繋がっていられるのもあと少し。
ゆったりとした気持ちで、貴重な時間を過ごしてくださいね。

関連記事:助産師が教える!妊娠中の腰痛-原因と対策-

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Shun
Mama writer

お調子者でわんぱくな息子の育児奮闘中の30代ママです。育児や家事に協力的な夫に助けられながら、毎日楽しく過ごしています。仕事で疲れた日も、保育園にお迎えに行くと駆け寄ってきて抱きついてくる姿に癒されています。

【監修】浅井 貴子あさい たかこ
助産師

新生児訪問指導歴約20年以上のキャリア を持つ助産師。毎月30件、年間400件近 い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児 の育児のアドバイスや母乳育児指導を実施。

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