体の悩み

想像とは違った私のつわりエピソード

2019.10.07

ことまま

Mama writer

2017年1月生まれの女の子を育てている新米母です。夫は単身赴任なため、フルタイムで働きながら、ワンオペ育児に奮闘しています。育児疲れは仕事で癒し、仕事の疲れは娘の笑顔で癒しながら、毎日を乗り切っています。

『ご飯のにおいをかいだとたん、突然口元を抑えてトイレに駆け込む主人公。苦しそうに嘔吐し、「私、もしかして・・・?」』

これが、私の持っていた妊娠、そしてつわりのイメージでした。

いろいろな小説やテレビドラマで使い古されたシチュエーション。それだけ多くの人にとって、「妊娠」と切っても切れないのが「つわり」ということだと思います。

つわりはなぜ起きるの?

つわりがなぜ起こるのか、正確にはまだ分かっていないようです。

つわりにはいろいろな説があります。

・妊娠すると子宮の中にできる柔毛から出るhCG(ヒト柔毛性ゴナドトロピン)というホルモンが嘔吐中枢を刺激して吐いてしまうから。
・自律神経が乱れるから。
・赤ちゃんへの異物反応のようなもの。

原因はともかく、とにかくつらいことがつわりの問題点。

仕事に影響がでるのではないかという不安

私が妊娠した時、一番に心配したのは「つわりがあっても仕事ができるのか」ということでした。

私の仕事は、相手がある仕事のため、接客業や医療職、営業職など、多くの仕事がそうであるように、調子が悪いからといって休むことが難しい職種でした。

しかし、吐きそうになりながら働くのもとても大変。つわりがひどいと入院治療が必要になることも。

妊娠したことは早い段階で分かっていたため、つわりがいつ始まるのかとおびえながら、1日1日を過ごしていた覚えがあります。

予想しなかった「眠りづわり」

ただひたすら眠い「眠りづわり」

結果から言うと、ご飯を食べられなくなって入院したり、トイレに駆け込んだり、といった出来事は起こりませんでした。

かわりにやってきたものが眠りづわり

つわりの症状は「食べられない」「吐く」だけではないという事を自分が妊娠して初めて知りました。

私の場合、ただひたすら眠い。夜きちんと寝ても眠い。仮眠をとってもしばらくすると眠い。

終始、寝不足のような症状がひどくなると、段々頭痛もしてきました。

いつでもどこでも睡魔との闘い

頭痛薬は飲みたくないし、カフェインもさけたい。職場のデスクでおおっぴらに寝るわけにもいかない・・・。

朝、這いずるように仕事に向かい、電車の中で立ったまま居眠り。昼休みは仮眠できる場所を探してさまよいました。

週に2回、車通勤しないといけない日は高速道路の左車線を慎重に走りました。遅刻による減給も仕方ありません。

仕事中は集中できていない自覚があったので、ミスしてしまうことも心配でした。

そこで、気の置けない同僚には事情を話し、ミスをしていないかダブルチェックしてもらうようにしていました。

積極的に不規則勤務を継続

妊娠したら不規則勤務を辞めることを考える妊婦さんの方が多数派だと思いますが、私はむしろ積極的に宿直に入ることにしました。

往復4時間かけての電車通勤は、座れる保証はなく眠る事ができないのでとても大変。

宿直に入れば、17時以降、宿直室で横になることができ、朝9時ギリギリまで眠ることができます。

夜中に呼び出されるリスクを差し引いても、職場に泊まった方が楽でした。

夢の安定期

こうして眠気やだるさと戦い続けた数ヶ月。気づけば女子ロッカーの椅子や様式トイレでいつの間にか寝ていたことも。

「居眠りが増えて妊娠判明」なんてテレビドラマは見たことがありません。

つわりが原因で眠いのだと分かってもらいにくく、全くドラマチックでもありませんが、私にとっては壮絶な闘いでした。

ところが、いつの間にか、私のだるさと眠気は消えていました。

多少の眠気は残りましたが、あの病的な眠気は去っていきました。そして夢の安定期がやってきました。

つわりの症状は子どもによって違う!?

その後、多少のマイナートラブルはありながらも無事に出産し、今、2歳児の母となりました。

第2子の妊娠を考えないわけではありませんが、あの眠気をもう一度体験するのだと思うと慎重にならざるを得ません。

フルタイム勤務しつつ、第1子の相手をしながらあの眠気に耐えられる気がしないからです。

さらに、4人産んだ母が恐ろしいことを言います。

「子どもによってつわりの出方は色々だった。あなた、ひとりめは楽だった(と母には見えていたのだろう)けど、次は分からないわよ」と。

つまり、次の妊娠ではやせ細って入院するかもしれないし、やっぱり病的な眠気と闘うのかもしれないのです。

楽観的な見方をすれば、次の妊娠では全くつわりが起きない可能性だってあるということですが、不確定すぎて気休めにはならないのが現状です。

赤ちゃんからのメッセージ

いまだにあの眠気の正体は何だったのかと考えます。

全く科学的ではないけれど、「赤ちゃんを守ってね、ちゃんと寝て良く休むんだよ」という身体からのメッセージだったのかもしれません。

それを無視して働き続けた私に罰が当たることは幸いありませんでしたが、やっぱり体調を優先にするに越したことはなかったと思います。

お腹の子に負担をかけたかもしれないことを申し訳なく思うとともに、結果論ではあるけれど、気が狂いそうな眠気と闘いながら、なんとか赤ちゃんを守りきった数ヶ月を誇りに思います。

そして、妊婦さんが目に付くようになった今、お腹の赤ちゃんに、「ママ頑張ってるよ」とテレパシーを送ってしまいます。

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