体の悩み

【助産師監修】妊娠13週目(妊娠4ヶ月)のお腹の中の赤ちゃんの様子について

2018.03.02

AMOMA編集部

妊活中~産後の育児期は、かけがえのない喜ばしい時間であるとともに、時には不安や心配の方が多くなることもあります。“AMOMAよみもの”を通して少しでもその不安を解決し、笑顔で過ごすお手伝いができればと願っています。

浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。

妊娠13週目は妊娠4ヶ月の2週目。安定期まであと少しです。苦しいつわりが少しずつ楽になってくる頃ですが、無理は禁物です。妊娠13週目のママと赤ちゃんの様子についてご紹介します。

妊娠13週目のママの身体の様子

つわりの症状が徐々にやわらいできます

多くの妊婦さんがつわりの症状が少しずつ軽くなってくる頃です。食事が美味しく感じられるようになってきた方もいるのではないでしょうか。

つわりが続いている方も、少しずつ楽になってくるはずです。無理をせず、できるだけ楽な気持ちで毎日を過ごしましょう。

身体つきがふっくらとしてくる

赤ちゃんはまだ小さいですが、子宮の大きさは新生児の頭ほどになりました。お腹の膨らみが少しずつ目立ってくるように。

また、胸や下半身に脂肪がつき始め、全体的にふっくらしたように感じるかもしれません。これはお腹の赤ちゃんを守るため、ママになるための準備です。

マタニティ用の下着やウェアに切り替えるなど、ゆったりとした服装で過ごすと良いでしょう。

基礎体温が高温期から正常体温へ

妊娠以来高温期が続いていた基礎体温が下がり、正常体温に入ります。体のほてりやだるさが解消されてきますが、まだ精神的に不安定になりがちな時期です。

体調が良い時に散歩などで気分転換をすると良いでしょう。

妊娠13週目の赤ちゃんの様子

赤ちゃんの大きさ

妊娠13週目の赤ちゃんの頭殿長(CRL)は約75mm、体重は30〜40g程度です。

これまでの妊婦健診ではエコー検査で赤ちゃんの発育具合を確認するのは赤ちゃんの頭からお尻までの長さである頭殿長(CRL)でしたが、13週ごろからは赤ちゃん頭の横幅、児童大横径(BPD)を計測するようになります。

器官の形成が終わり、手足の骨や筋肉が発達

心臓、肝臓、胃、腸などの内臓器官の形成が終わり、これから体や手足の骨、筋肉などが発達していきます。羊水の量が増え、その中で手や足を動かすようになります。

性器がはっきりとしてくる

男女の外性器がほぼ完成していますが、エコーで確認できるのはもう少し先になります。

皮膚に産毛が生えてくる

赤ちゃんの皮膚はまだ透明ですが、厚みを増してさらに産毛が生えてきます。目は閉じていますが、口は開けたり閉じたりしています。

胎盤の完成まであと少し

胎盤が完成するのは15週頃。エコーで胎盤からへその緒が出ていることも確認できるようになってきます。

胎盤が完成しへその緒から栄養摂取できるようになると、赤ちゃんの発達はさらに加速し、流産の確率もぐんと下がります。

この時期に気をつけること

バランスのとれた食生活を心がけて

つわりでうまくとれなかった食事も、症状がやわらぎ食事がとれるようになったら、栄養バランスのとれた食生活を心がけていきましょう。

また、妊娠中は脂肪がつきやすいため体重の増え過ぎにも注意。さまざまなトラブルの原因になります。この時期の体重増加の目安は、妊娠前からプラス1〜1.5kgほどです。

脂肪や糖分、塩分は控えめにし、ヘルシーな和食中心にするのがおすすめです。特にカルシウム、ミネラル、鉄を積極的にとるようにしましょう。

妊娠経過が順調であれば、ウォーキングやマタニティヨガなど簡単なエクササイズを取り入れるのも◎です。日本マタニティフィットネス協会の運動開始のガイドラインも13週からとなっています。

アクティブなママはマタニティスイミングもはじめると浮腫が解消されすっきりします。

全身の保湿をしっかりと

妊娠中は肌のバリア機能が低下し、肌が乾燥してかゆくなることがあります。また、脂肪がつきやすいお腹まわりや胸、下半身は妊娠線ができやすい箇所でもあります。

妊娠線は皮膚が急激に引っ張られることで肌の表面に亀裂が入ってしまったもの。肌はうるおいがたっぷりあれば柔軟です。

肌をしっかり保湿して乾燥を防ぎ、皮膚の柔軟性を保つことが重要です。妊娠線オイルなどでの早めのケアが大切です。

歯科検診を受けましょう

妊娠中は女性ホルモンの影響で口腔内の環境が悪くなりやすく、つわりの症状で歯磨きがうまくできていなかった人などは特に虫歯や歯周病のリスクが高まります。

産後は育児に追われたりして受診が遅れがちになり、症状を悪化させてしまうこともあります。また、妊娠後期は大きなお腹で診察を受けるのも一苦労です。

治療期間を考慮しても、つわりの症状が落ち着いていれば妊娠4〜5ヶ月頃に歯科検診を受けるのが良いでしょう。受診する際には、母子手帳を忘れずに。

自治体によっては無料で妊婦歯科検診を行っているケースもあります。お住まいの自治体で確認してみましょう。


いかがでしたか。妊娠13週目のママと赤ちゃんの様子をご紹介しましたが、あくまでこれは一般的なもの。

私自身はつわりが妊娠6ヶ月まで続き、まともな食事はなかなかとれませんでした。

妊娠中は不安になりがちな時期ですが、今の自分の状態を受け入れて、お腹の赤ちゃんと一緒にマタニティライフが楽しめると良いですね。

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浅井貴子
■資格・免許
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
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