ママの心と体

「ママ達が非常事態!?」NHKスペシャルを観て目からポロリと落ちたもの

2018.09.04

以前放送されたNHKスペシャル「ママ達が非常事態!?~最新科学で迫る ニッポンの子育て~」

タイトルに惹かれて観てみたのですが、そこには今まで私が感じていた不安や不満が全て科学的に説明されていました。見逃した方は是非チェックを!

■子育ては一人ではできない

私も産後からずっと思っていました。

"子育てってこんなに大変なの?"

"誰も頼れる人が近くにいないママさんはどうするんだろう?"

"一人で子どもを育てるなんて絶対に無理。昔はこんな悩みなかったはずだよね?"

"子育てがつらいと感じる世の中、なんかおかしくないか?"

番組ではこう説明していました。人間は700万年をかけて共同療育という形で子どもを育ててきた。人間に近い類人猿であるチンパンジーは5年に1度しか出産をしない。

それは母親が付きっきりで子育てをするからその間は妊娠ができないようになっている。人間は共同療育をするので毎年でも子どもが産める身体に進化した。

カメルーンの森の中に住んでいるバカ族は、原始的な生活を捨てずに暮らしていて女性は子供をたくさん産むそうです。

「ちょっと仕事に行ってくるわ」と他の女性に赤ちゃんを預け、道具を持って森の中に消えていく母親。預かった人は、泣けばあやし、お腹が空けばおっぱいもあげる。

それを見て思いました。

日本だって、ちょっと昔はこうだったじゃないか!

■急激に変化した日本の子育て

バカ族の子育てが特別なわけじゃない。変わってしまったのは日本人の方。日本人だってちょっと前までは、両親や祖父母、兄弟に親戚、近所のおばちゃん、みんなで子育てをしていたのに。

700万年かけて進化してきた「共同療育」という形態が、核家族化が進みここ100年で急激に失われてしまった。

私たちの脳や身体は共同療育モードのままなのに、環境だけが急に変わってしまったので母親たちがピンチに陥っているというわけです。

手が空いている人、近くにいる人、信頼できる人に子供を預ける。これって人間にしかできないことですよね。本当は一人ぼっちでするものではない子育てを、現代の母親は一人で抱え込んでしまう。

とても悲しい現実です。

■このまま人口が減って日本がなくなってもいいのか

幸いにも私は自分の両親が近くに暮らしているので、子育てに関しては孤独ではありません。友達も同時期に出産をしているので色々と相談もできます。でも、そうではない人もたくさんいる。

ただでさえ孤独でストレスを抱えているのに「ベビーカーは邪魔だ」とか「泣き声がうるさい」とか「こんなところに子供を連れてくるな」とか言われる。

それに一人の子どもを立派に成人させるまでに、ものすごくお金がかかる。

そんな世の中じゃあ、誰が子どもを産み育てようなんて思えるのか。

現に私も、もう一人産もうとはまだ考えられません。なんだか色々辛すぎる。このままじゃ、日本人がどんどん減って日本という国家はなくなってしまうのでは?とすら思ってしまうのです。

■産後クライシス悪化の原因判明

番組では産後クライシスについても解説されていました。愛情ホルモンであるオキシトシンは赤ちゃんとの絆を深めるために働く一方で、その絆を邪魔するものには攻撃的になるそうです。

常にストレス状態の母親が唯一リラックスするのが授乳タイム。それと、パパと育児について話し合っている時でした。それを見た私の目からは、ポロリとウロコが落ちました。

これが原因やないかい!(ごめんなさい、埼玉生まれ埼玉育ちです)散々ご紹介してきましたが、うちの夫は本当に無口。つまらない。冗談ひとつ言わない。

「俺の背中を見て覚えろ」の職人の世界で生きてきた不器用な男。1日の終わりに育児について語り合うこの時間がなかったせいで、私の産後クライシスは悪化していたようです。

まあ、これを知ったところで無口な人間をおしゃべり野郎に変えることは出来ないけども。

■パパはおむつ替えをやめてみよう

おむつを替えても着替えさせてもミルクを作っても、「やり方が違う!」「遅い!」と怒られるパパへ。もういっそのことおむつ替えはやめて、ママのサポーターに徹してみませんか?

ママが疲れていたら温かい飲み物を入れてあげたらいい。

ママが眠そうだったら子どもを預かって寝かせてあげたらいい。

ママの手がガサガサだったら洗い物を変わってあげればいい。

ママの髪がボサボサだったら美容室に行かせてあげればいい。

ママが悩みを話し始めたらうんうんと聞いてあげればいい。

ママのサポーターのその先に、子どもの面倒が付いてきたらそれをやればいい。そっちの方が上手くいく気がします。少なくとも我が家は。

もちろん、子供の面倒もママのサポートも完璧にこなせれば、そんな素敵なことはないですが。

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Fumiko Shibuya

Mama writer

2015年5月生まれの男の子を育児中の三十路ママです。天然でのんびり屋の父ちゃんと、プクプク泣き虫マンの3人家族。食事もお買い物もゆっくりできないけれど、赤ちゃんに振り回される毎日も悪くないと思っています♪

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