赤ちゃんの心と体

【助産師監修】赤ちゃんの温泉はいつから?赤ちゃんとの温泉旅行

2018.04.20

赤ちゃんとの生活にも余裕がでてきて、近場のお出かけにも慣れてくると、一緒に旅行してみたいという気持ちにはなりませんか?

日々の育児でお疲れ気味のママなら、温泉に入ってゆっくりしたいと思うこともあるかもしれませんね。

今回は、赤ちゃんはいつから温泉に入れるのか、赤ちゃん連れで温泉旅行にいく際に気を付けることなどをご紹介します。

赤ちゃんはいつから入っていいの?

赤ちゃんが温泉に入っていい時期は、いつからというはっきりとした線引きや決まりはありません。

一般的には生後1ヶ月の検診で、医師から「健康状態には問題はない」と診断されていることが最低限の目安といわれています。

医師によっては、さまざまな病原菌や雑菌への抵抗力を考慮し1歳以降の入浴を推奨する考えも方もあるようです。

生後1ヶ月以降で健康であっても、自宅でベビーバスを使って沐浴をしている時期は避けたほうが良いでしょう。また、へその緒がまだじゅくじゅくしている場合は、乾ききってからにしましょう。

ただ、生後1ヶ月は肌もまだデリケートなのでまだ要注意な時期です。

ママやパパのお世話が楽にできて、赤ちゃんの負担が少なくなることを考えると、温泉に連れて行くのは早くても首がすわる生後3ヶ月4ヶ月以降の方がいいでしょう。

温泉選びのポイントは?


温泉によっては他のお客様のことや衛生面を考慮して、「オムツが外れていること」、「◯才以下の乳幼児は入浴禁止」などと決められている場合もありますので、事前に施設に確認しておくようにしましょう。

泉質

温泉の成分によっては、肌機能の未熟な赤ちゃんには刺激が強すぎることがありますので、事前に泉質を確認しておくといいでしょう。

酸性の強い酸性泉やアルカリ性の強い炭酸水素塩泉、臭いの強い硫黄泉は避けた方が良いかもしれません。含有成分が少なく肌に優しい「単純温泉」がおすすめです。

温泉は肌の角質や毛穴の汚れを取る効果が高いので、体を洗ってあげる時はママの手で普段よりも優しく洗ってあげましょう。

上がり湯は、シャワーをかけてしっかりと温泉成分を肌から取り除いてあげてくださいね。

湯上がり後の保湿ケアもお忘れなく。

温度


赤ちゃんは体が小さく、発汗機能が十分に発達していないため、のぼせやすいので熱い温泉は避けましょう。赤ちゃんのお風呂の適温は38℃前後です。

施設によっては、浴場にベビーバスを用意してくれるところもありますので、赤ちゃん用に、ぬるめのお湯に温度調節して入浴させてあげることもできますよ。

ただし、いくらぬるめのお湯であっても長湯はしないように気をつけましょう。

温泉の成分により、自宅のお風呂よりも体が温まりやすくなることが考えられます。短めに、時間を確認しながら入れてあげましょう。

お風呂の種類


お部屋の内風呂を利用したり、貸し切り風呂や家族風呂のある温泉を選べば、周囲の目も気になりませんし温度も自由に調節できるのでおすすめです。

パパにお世話を手伝ってもらえるので、ママも安心して温泉に入れますね。

大浴場の場合は、お風呂用のベビーチェアの貸出があると、ママが自身の体を洗う際に便利です。

なお、寒い時期の露天風呂は避けましょう。

雪景色を見ながらの露天風呂は大人には魅力的ですが、赤ちゃんは体温調節がまだ上手にできない上、冬は感染症も多いのでせっかくの旅行中に赤ちゃんが体調を崩してしまうことになりかねません。

露天風呂が目的であれば、なるべく暖かい時期を選びましょう。

脱衣所には、ベビーベッドがあると大変便利です。まだ立つことのできない赤ちゃんの場合は、ベッドがないと床に寝転がらせて着替えをさせることになります。

ベビーベッドがある施設を選ぶか、もし無い場合はバスタオルを多めに準備し、着替えの際のマット代わりに活用しましょう。

宿選びのポイントは


赤ちゃん連れの旅行は楽しいけれど、お世話や周囲への配慮など大変なこともありますよね。

最近では、ベビーグッズやおむつを用意してくれたり、授乳室があったりと赤ちゃん連れを歓迎してくれる施設も増えてきています。

また、通常の施設であっても、事前に赤ちゃんがいることや月齢などを伝えておくと、いろいろな対応をしてくれることもあるそうです。

宿泊施設・お部屋

宿泊するお部屋は、できれば赤ちゃんが自由に動き回れて、ハイハイの赤ちゃんにも安心な、畳敷きの和室がおすすめです。ママやパパもお世話がしやすくてくつろげますよ。

食事

食事処でとる形式であれば、座敷かどうか確認しておくといいでしょう。座敷であれば、早めに食事を終えた赤ちゃんもおもちゃで遊んだりでき、ママもパパも落ち着いて食事ができそうですね。

部屋食のプランを選べば、食事中に赤ちゃんがぐずってもお客さんに気兼ねする必要もないので安心です。

赤ちゃん用に、離乳食対応の宿泊施設もあります。月齢に応じた離乳食を提供してくれるところもあるので、ママも助かりますね。

ベビーフードなどを持ち込むのであれば、ベビーフードを温めるための電子レンジの貸出の有無も確認しておきましょう。

また、ミルクの調乳用に沸騰できるポットの貸出や、哺乳瓶の洗浄セットの貸出やサービス・粉ミルクの提供がある施設もあるようです。授乳期の赤ちゃん連れにはうれしいサービスですね。

温泉旅行で気をつけることは?

持っていく物

・母子手帳・保険証
赤ちゃんとの旅行の際は、着替えやおむつはもちろん、母子手帳や保険証も忘れずに持っていくようにしましょう。旅行先で急に赤ちゃんが体調を崩して病院に行くことになった場合に必要になります。

念のために、旅行先や宿泊施設の周辺の病院や小児科を事前に調べておくと良いですよ。

・ベビーソープ

宿泊施設には赤ちゃん用の石けんなどが置かれていない場合が多いので、持参しましょう。

赤ちゃん歓迎を謳う施設の場合はベビーソープやベビーシャンプーを用意していることが多いようですが、肌の弱い赤ちゃんであれば、念のため普段から使い慣れたものを持っていったほうが安心です。

・お茶・白湯を飲むためのマグや哺乳瓶
温泉での入浴は、赤ちゃんの体からたくさんの汗が出て体内の水分が失われてしまいます。入浴前と入浴後には、しっかりと水分補給をさせるようにしましょう。

温泉のマナーを守る


浴場で赤ちゃんがおもらしをしないように、温泉に入る直前には必ずトイレに連れていくようにしましょう。

オムツの赤ちゃんの場合は、日頃の生活リズムからおしっこやうんちが出るタイミングを見計らって入浴できるといいですね。

また、赤ちゃんとの旅行は、みなさん共通してなるべく多くの思い出を残したいという気持ちがありますよね。

はじめての旅行ともなると、お風呂に浸かったかわいいショットも写真におさめたくなるでしょうが、くれぐれも浴場や脱衣所での写真撮影はしないよう注意してくださいね。

入浴中の写真を撮影をしたい場合は、施設の管理者に了承を得た上で家族風呂や部屋についている内風呂だけで行うようにしましょう。

温泉は多くの人が利用する公共の場ですので、周囲に迷惑をかけないように気を付けて、気持ち良く入浴できると良いですね。

浴場での注意点


お風呂へのおもちゃの持ち込みは、施設側に確認してください。

その場合も、ほかの利用客の迷惑にならないようなおもちゃを選んで洗い場のみで利用するようにし、なるべくお風呂の中では使わないようにしましょう。

当然のことですが、浴場では赤ちゃんから目を離さないように心掛けてください。大浴場などは、自宅のお風呂と違い浴槽のふちが低いことが多いので、転落の危険が大きくなります。

また、浴場は温泉の成分で滑りやすくなっています。赤ちゃんを抱っこして移動する時は十分に気を付けましょう。一人で歩ける赤ちゃんも、必ず手を引いて歩くようにしてください。

ひとりで赤ちゃんを温泉に入れるのはとても大変です。自身の体を洗うにも、湯上がりの着替えも自宅と同じようにはできませんし、ママは温泉にゆっくり浸かるのは難しいかもしれません。

可能であれば同性の家族や親族・姉妹に同伴してもらい、お風呂も協力してもらえるとずいぶんスムーズになるでしょう。

また、赤ちゃんは部屋風呂に入れ、ママとパパが交代でゆっくり温泉に入るという方法もあります。温泉だけにこだわらず、赤ちゃんも大人も無理のない判断をしましょう。

温泉や旅行中は、あくまで赤ちゃんのペースに合わせて行動するようにしてあげてください。赤ちゃんにとって長時間の移動や慣れない場所での入浴は、大人が思っている以上に負担になる場合があります。

せっかくの旅行なのに、赤ちゃんが体調不良になったり、ぐずって大泣きをしてしまうと残念なことになってしまいますよね。

赤ちゃんの様子を見ながら休憩をとるなどして、予定通りに動けなくてもおおらかな気持ちで過ごして、親子で楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。

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Yoneco Oda

Mama writer

2010年生まれと2016年生まれの姉妹を育児中のママです。おっとりマイペースな姉と、好奇心旺盛でパワフルな妹。姉妹でも性格の違う二人の様子に、子育ての新鮮さや面白さを感じている今日この頃です。

浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。

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