赤ちゃんの心と体

【助産師監修】赤ちゃんの離乳食-初期・中期・後期の量と進め方-

2018.10.10

赤ちゃんが生後5~6ヶ月になり、支えがあればおすわりができる・よだれが増える・大人の食事に興味を示すなど、離乳食開始のサインが見られたら始めましょう。

今回は初期・中期・後期の離乳食の量や進め方をお伝えします。

生後5~6ヶ月の離乳食(初期・ゴックン期)

まずは1日1回、10倍がゆから

離乳食_初期_おかゆ

なるべく赤ちゃんの機嫌のいい時を選び、1回の授乳を離乳食に置き換えます。

最初は消化も良くアレルギーの心配が少ない10倍がゆ(おかゆ)を、小さじ1から始めるとよいでしょう。1週間ほどかけて小さじ3まで増やします。

慣れてきたら野菜をプラス

離乳食_初期

10倍がゆに慣れてきたら、人参、ほうれん草、かぶ、ジャガイモ、かぼちゃなどの野菜を加えていきましょう。

1回食の場合はタンパク質は入れずに野菜と穀類のみにします。そのままゴックンして飲み込めるよう、なめらかなペースト状に。

アレルギー症状が出る場合もあるので、初めての食べ物は小さじ1から始めて、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ増やします。

うまく進まなくても焦らないで

母乳やミルクで育ってきた赤ちゃんにとって、スプーンを口に入れるということは、ママの想像以上に驚きの体験です。この時期はお腹を満たすことが目的ではなく、食べるのに慣れることが目的と考えましょう。

思うように進まなくても、栄養の9割は母乳やミルクでとれているので、心配し過ぎなくて大丈夫ですよ。

生後7~8ヶ月の離乳食(中期・モグモグ期)

離乳食中期

1日2回の2回食

上手にゴックンができ、1日1回の離乳食を順調に食べているようなら、1日2回食にしてみましょう。時間は午前に1回、午後に1回というように、4時間以上あけるのが基本です。

タンパク質がたくさんとれるように

この頃になると、お豆腐、白身のお魚が食べれるようになり、8ヶ月以降はささみや赤身魚、ひき肉、卵の黄身も食べられるように。卵はアレルゲンになりやすいので、固ゆでの卵黄から慎重に始めましょう。

炭水化物、タンパク質、ビタミン類をバランス良くメニューに取り入れましょう。

赤ちゃんの飲み込みが上手になったり、速いペースで食べ物を与えたりすると、丸飲みのくせがつくのでゆっくり口に運ぶようにします。

生後9~11ヶ月の離乳食(後期・カミカミ期)

離乳食_後期

1日3回、決まった時間に

手づかみ食べをする・歯茎でかめる・1日2回の離乳食をしっかり食べるようになったら、3回食に増やします。

できるだけ大人と同じ時間で決まった時間に食べさせ、生活リズムを整えましょう。3回目の食事は19時までが望ましいです。

バランスの良い離乳食を

この時期は栄養の6~7割を離乳食からとるようになります。豚肉や牛肉、青魚なども食べられるように。炭水化物、タンパク質、ビタミン類に合わせて鉄分も取り入れ、バランスの良い食事を心がけましょう。

1回の目安量は子ども茶碗1杯弱程度から、少しずつ増やしていきます。

手づかみ食べしやすいメニューも


食べ物をぐちゃぐちゃにしたり投げたりと、ママを困らせる遊び食べも盛んに。これも赤ちゃんが順調に成長している証拠で、手で触ることで食べ物の形状や感触を確かめています。

手づかみ食べができるメニューを取り入れ、食べる意欲を育ててあげましょう。ご飯に海苔を巻いたものや、ゆで野菜のスティックなどがお勧めです。

離乳食完了期(パクパク期)と卒乳・断乳

離乳食_完了期

生後12ヶ月頃になると、ほとんどの食品を食べられるようになります。大人と同じ料理を薄味にしてあげてもよいですね。かたすぎるものや生野菜などは避けましょう。

卒乳・断乳について

1才を過ぎたら離乳食で十分に栄養を摂れるようになるため、母乳やミルクでの栄養摂取の必要はなくなり、牛乳に切り替えても良い頃です。

しかし、赤ちゃんにとって授乳が心の拠り所になっていることもあるので、お母さんと赤ちゃんのペースで、無理なく授乳を減らしていきましょう。


いかがでしたか?離乳食の進みにも個人差がありますので、食べ物アレルギーに注意しながら赤ちゃんのペースに合わせて離乳食を進めてあげてくださいね。

関連記事:
「助産師が教える!卒乳・断乳時のケア」
「断乳の仕方ー上手な方法・時期・進め方についてー」

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浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。

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