ママの心と体

人の手を借りる勇気~もっと周囲に頼ったっていいんです~

2018.04.05

産後のママが自分のことをする時間。残念ながら全くといっていいほどとれませんよね。昼夜関係なく赤ちゃんのお世話や家事、1日何時間あっても足りないと思うような毎日…。

でも、今の私は以前よりも余裕を持った毎日を過ごせている感覚があります。子供は2人に増えたし、時間が増えたわけでもありません。

それは、「人の手を借りる勇気」を持ったからに他なりません。

「理想」と「現実」

原因・乳腺詰まり

長女を出産したときは今とは真逆でした。産まれた日から「お母さん」となり、妊婦だった昨日までとは一変する生活で、常に時間に追われ自由を奪わてしまったような感覚。

だからといって、家事も育児も思うように出来ていない自分に自信が持てず、「理想」のママになれていない自分を責めていました。

泣き止まない長女を泣き止まそうと、四六時中を抱っこしていた私。満足にご飯も食べず、子供の欲求に応えようと必死でした。思い描いていた「理想」とはほど遠い「現実」。

なんでこんなに自分の思い通りにいかないんだろう…。

理想と現実の板挟みで、心身ともにボロボロだった私が迎えた長女の4か月検診のこと。検診の帰りに配っていたチラシを見て、妊娠中から興味のあった産後エクササイズのことを思い出しました。

このエクササイズは生後210日までの赤ちゃんとなら一緒に参加できるとのことでした。疲労困憊でしたが、どうせ寝る暇がないんです。どうせ家にいても休めるわけでもありません。

私は当日の予定がなく、家でのんびりとしていた夫も巻き添えに、夫婦での参加を決めました。

身体のエクササイズ

6_運動

実際に参加してみると産後エクササイズはバランスボールを用いたかなりハードなものでした。ボールを弾ませながら動く先生に合わせ、私たち参加者も必死に動きます。

赤ちゃんが泣いたら、抱きながら一緒にエクササイズをするのですが、揺れが楽しいのか心地よいのか、赤ちゃんもご機嫌に。

心のエクササイズ

このエクササイズはその後のワークが大切で、いわば「心」のエクササイズが用意されていたのでした。そのワークとは3つのテーマから自分が話したいことを選び、3分間そのテーマについて1対1で相手と話すこと。

話す前には木の枝のように思い浮かぶことを次々と紙に書いていくのですが、「書く」ことと「話す」ことを通じて、自分の知らなかった自分の思いに気づくことがありました。

ちなみに、相手が話している間は相槌以外口を挟んではいけません。相手に自分の思いを気持ちよく話させるためです。

2_3夫婦で妊活

私は、このワークを夫とやりました。その結果、私が思っていた以上に、夫が私や娘のことを考えていたことが伝わりました。いつの間にか育児だけでなく夫にも「理想」を求めていた私。

その想いを知ってからは育児協力のなさや家事ができないなどの現実があっても、「不器用でやり方がわからないんだな」と優しい気持ちでいられるようになったのです。

(そんな彼も今はかなりの育メンで、家事スキルもアップしていますよ。)

なお、夫は私の育児の葛藤に全くと言っていいほど気づいていなかったため、ワークの中で出た「このままでは(夫の協力が得られないので)2人目は産めない」発言がよほどショックだったようです。

その結果、私以上にこのワークの効果を実感していました。(笑)

照れくさくても心の中の「想い」を話し合うことは、互いの理想と現実の距離を埋め合わせする近道だと思います。最後まで話を聞いたその先に、話の根っこに、その人の本心や思いはあるということを実感しました。

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”1人で全部できるイコール良いママ”ではない。ママの時間はみんな平等に24時間。

時間的にも体力的にも限られている中で、育児や家事の理想と現実に折り合いをつけるには周りの協力が不可欠です。理想を求めすべてを抱え込んでしまうママの気持ち、よくわかります。

かつての私がそうだったから。夫がそんな気持ちに気づいてくれず、ストレスが溜まってしまうことがたくさんあったと思います。

前述のとおり、私はひょんなことがきっかけで、自分自身と向き合い、結果、夫と話し合うことで家事や育児に夫の力を借りることができました。

家族

家族や知人、時には保育園でもいいと思います。
「人の手を借りる」
ことで、自分の身体と心にゆっくり向き合ってください。家事を後回しにしたっていいと思います。

ママの気持ちに余裕があれば、家族にも周りにも優しくなれる気がしませんか。「人の手を借りる勇気」が、あなたの育児をもっと素敵なものにしてくれるかもしれませんよ。

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夏川 ユキ

Writer / 看護師

0歳2歳の姉妹を育てています。看護師ですが育児休業中で、将来はお母さんたちの支えになれるような助産師、もしくは産科の看護師として働きたいと思っています。食事や健康、育児について学ぶのが大好き。アロマやハーブティーに触れる時間が憩いのひとときです。

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