AMOMA natural care
赤ちゃんと母乳育児の専門ブランド

小さな命と
暮らしを守る
我が家の
防災を考えよう

安 真梨子
聞き手:安 真梨子
小さな命と暮らしを守る。我が家の防災を考えよう

取材させていただいた

NPO法人ママプラグ・アクティブ防災®事業
代表 冨川 万美さん

9月1日は『防災の日』。子育て中のママが知っておきたい防災について、防災講座を開催しているママプラグ 冨川さんに教えていただきました。

#プロフィール
PRディレクターとして活躍後、出産。2011年、支援した被災者の声をもとに、楽しみながらできる「アクティブ防災®」を提唱。行政や企業とタイアップし、全国で防災講座を行う。2児の母。

■防災をアクティブに、楽しんで

AMOMAスタッフ 安:

防災に関わるようになったきっかけは、東日本大震災だったんですよね。

冨川さん:

震災後に子育て中の方の支援をし、伺った体験談を一冊の本にまとめたのが始まりです。それからは主に子育て中の方向けに防災講座を開催しています。

AMOMAスタッフ 安:

取り組んでいらっしゃる〝アクティブ防災®〞とは何ですか?

冨川さん:

まず、防災ってどうしても面倒なイメージがあって、後回しにしてしまいがちですよね。〝アクティブ防災®〞を作った時、それまで防災にあったネガティブなイメージを変えたかったんです。
『やらなきゃ』じゃなくて『やりたい』と前向きに楽しめる防災を提案したくてアクティブという言葉を付けました。
例えば、「防災ピクニック」もその一環です。防災ピクニックとはお弁当の代わりに非常食を持って防災ピクニックを行くこと。非常食を食べてみることで感じることや発見があるはずです。
子育て中なら特に、各家庭に合った子ども中心の防災対策が必要になるので、それぞれが自分ごととしてアクティブな姿勢で防災に取り組んでもらえたらと思っています。

■『そんなことでいいの?』防災は暮らしの延長に

AMOMAスタッフ 安:

とはいえ初心者は、まず何から取り組めばいいのでしょうか

冨川さん:

まずは、冷蔵庫を開けて『今ある食材だけで何日、何が作れるか』を考えてみるだけでもいいんです。子育て中だと基本は在宅避難なので冷蔵庫や家にある食品がすべて。どう過ごすかをイメージします。次に防災を意識した行動をとってみましょう。
例えば、スーパーで子どもが好きなお菓子の賞味期限を見て、半年以上持つものをひとつ多く買ってみるだけでも。そうして一つ何かやってみると防災スイッチが入ります。ほかにも、オムツなど生活に必要なものを常に1パックはストックしてある状態にする行動も防災対策に繋がっているんですよ。

AMOMAスタッフ 安:

それなら私にもできそうです(笑)普段の暮らしの延長として考えれば良いのですね。

冨川さん:

特に「マザーズバック」はそのまま大活躍する防災バックです。普段から中身を常に補充しておいて、さらにもう一つ、非常用に必要なアイテムだけを入れたポーチを玄関に用意しておけると安心です。被災された方の声で印象的だったのは小さな赤ちゃん連れでも特別扱いされず、人の助けを借りられない状況だったということ。数日は自分たちで生活できるよう備えておけば災害時にパニックにならず安心できるはず。まずは少しずつ始めてみてくださいね。

AMOMAスタッフ 安:

私たちママが子どもに防災を伝えていくうえで大切なことはありますか?

冨川さん:

伝える時に『怖がらせないこと』です。特に言葉が未発達の段階ではストレスを感じても自分の言葉にできず、トラウマになってしまうケースも。
災害時に重要なのは、『子ども自身が〝ここは危ない〞と判断できるかどうか』。普段の生活において親が小さな危険から守っていてばかりだと、子どもは災害時に自分の力で身の回りの危険を判断することができません。
実際にガラスを踏んでケガをしたり、火を知らずに危険な目に遭うことも。だからこそ、普段の外遊びで楽しみながら小さな危険を「危ないことだ」と認識させる機会を作り、防災に繋げる意識を持てるといいですね。

私のオフショット

  • アウトドア用品

    アウトドア用品

    防災関連のお仕事をしている私ですが、防災関連の売り場に行くことはあまりありません。アウトドア用品のところに行くと可愛くて実用的な物が沢山売っているのでおすすめです。

お話を終えて

まずはマザーズバックの充実を!まずはマザーズバックの充実を!

まずはマザーズバックの充実を!

今回はコロナウイルスでの外出制限のためオンラインでの取材となりましたが、楽しくお話しをさせていただきました!特に印象的だったのは、マザーズバックは立派な防災グッズというお話。有事の際に、自分の子どもがぐずらないグッズがすごく大切なんです、とお話ししてのは、なるほど!と思いました。まだお子さんが生まれたばかり…という皆さんのお役にたてたら嬉しいです。

安 真梨子

AMOMA STAFF安 真梨子

AMOMAにはホームページのリニューアルから参加。家では4歳の子供のママです。ちょっとお口が達者な娘に振り回されながらも充実した毎日を過ごしています。

この記事をシェア
TOP
閉じるボタン
バナー画像