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【助産師監修】乳管の開通方法は?乳管開通マッサージの方法

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母乳育児をするママにとって「乳管が開通していること」は必要不可欠です。乳管が開通していないと母乳が出ない状態となり、乳腺炎などのおっぱいトラブルを招く可能性もあります。

乳管が開通していない場合は乳管を開通させなければいけません。乳管を開通させるために効果的な方法が「乳管開通マッサージ」です。

そこで、今回は「乳管開通マッサージ」の方法について詳しくご紹介します。

乳管開通とは?

おっぱいには母乳の通り道である乳管があり、乳管が開通していることで母乳が出るという仕組みになります。

約20本あるといわれている乳管ですが、その全てが開通している必要はなく、乳頭から乳汁が3~4ヶ所ほど出ていれば大丈夫とされています。

乳管の開通状態にも個人差があり、もともと乳腺が細く乳管が詰まりやすい人や初産のママは開通しにくい傾向があるといわれています。

母乳をたくさん出すために乳管を開通させておくことは必要不可欠です。産後スムーズに母乳育児を進めるためにも、乳管開通は妊娠中からやっておく必要があるようです。

乳管が開通していないとどうなる?

乳管が開通していない場合は、しっかりと乳管を開通させてあげることが必要です。乳管が開通していない状態で何もせずに放っておいても乳管は開通しません。

では、乳管が開通していないとどうなるのでしょうか?次のようなことが挙げられます。

おっぱいトラブルの原因になる

乳管が開通していないと母乳がうまく出なくなってしまいます。また、乳管がふさがれた状態のままおっぱいが張ってしまうと、乳腺炎などおっぱいトラブルを引き起こす原因にもなります。

乳管が開通していない原因として、乳腺に脂肪の塊が詰まり乳管をふさいでしまっていること等が考えられます。これにはママの食生活が大きく影響しています。

甘いものや脂肪分や油ものを多く摂っている場合は乳腺が詰まりやすくなります。ママ自身の食生活にも気を付けなければなりません。

赤ちゃんにも負担がかかる

乳管が開通していないと母乳が出ないため、赤ちゃんが頑張って吸ってもおっぱいを飲むことができません。

赤ちゃんも必死になっておっぱいに強く吸い付こうとするため、乳首が切れるなどのトラブルを招く可能性もあります。

赤ちゃん自身も体力を使い負担がかかってしまい、ママにも赤ちゃんにも良いことではありません。

乳管開通マッサージの方法

乳管を開通させるために効果的とされる「乳管開通マッサージ」の方法をご紹介します。いざという時に自分でできるセルフケアとしてぜひ覚えてみて下さい。

乳管開通マッサージの方法

乳頭マッサージ600

①乳輪から乳頭までを親指・人差し指・中指の3本の指でつまみます。

②つまんだままひねってひっぱり指を離すという動作を繰り返します。※痛みを感じたり固い部分がある場合は乳管が詰まっている可能性があります。

③色んな方向から乳輪・乳頭までを優しく揉みほぐすように行います。※あまりに力を入れ過ぎてしまうと乳首等を傷つけてしまう恐れがあるので、加減に気を付けて行うようにしましょう。

④揉みほぐしを続けると母乳と一緒に乳管に詰まっていた塊が出てくることがあります。乳管を開通させるためには根気強く自分のペースでマッサージを行います。

※赤ちゃんが吸ってくれることで詰まりが取れることもあるので、授乳前に行うのも効果的です。

乳管開通マッサージを行う時期は?

授乳期はもちろん、妊娠後期から行うのが理想

この乳管開通マッサージは、授乳期に母乳がうまく出ない時などに行うのはもちろんですが、産後の母乳育児をスムーズに進めるためにも妊娠中から行うのが良いとされています。

妊娠中の場合は必ず妊娠後期に入ってから行うようにしましょう。

妊娠後期も母体の状態に合わせて行う

妊娠初期は赤ちゃんも母体も不安定な時期ですのでマッサージは行ってはいけません。また、妊娠後期でも切迫早産気味のママは自己判断で行わず、必ず医師や助産師に相談しましょう。

特に妊娠経過に問題のないママもお腹の張りを感じる時にはマッサージは控えるようにして下さい。

乳管の開通後に大切なこと

乳管が開通していることが母乳育児にとても大切なことはお伝えしましたが、乳管が開通した後にも大切なことはあります。

乳管を詰まらせずに母乳をたくさん出すために次のことにも気をつけてみましょう。

頻繁に授乳する


母乳は赤ちゃんに吸ってもらうことでどんどん作られます。頻繁に授乳することで乳管がしっかり開通して詰まりにくくもなります。

母乳育児が軌道に乗るために大切なことは「赤ちゃんにたくさんおっぱいを吸ってもらうこと」です。

横抱き、縦抱き、フットボール抱きなど色々な方向から吸ってもらう事で乳腺もまんべんなく開きやすくなります。

水分補給、食生活の見直し

母乳を作るのに水分は必要不可欠です。授乳中は普段よりも多くの水分を摂るようにしましょう。しっかりと水分補給することで母乳の生産量を高めてくれます。

ノンカロリーのミネラルウォーターをたくさん飲むのも悪くありませんが、できれば栄養がある温かい飲み物の方が胃腸に優しく母乳の量や質もよくなります。

そして、しっかりと栄養バランスの良い食事を摂ることも大切です。甘いものや油ものや脂質の多いものは乳管を詰まらせる原因になるのはもちろん、母乳の質も下げてしまいます。

こまめな水分補給と食生活にも気を付けてみましょう。


いかがでしたか。母乳が出ないと悩むママ、おっぱいトラブルで悩むママは多くいることでしょう。

母乳育児を軌道に乗せるためにも、今回ご紹介した乳管開通マッサージや乳管開通に大切なこと等をぜひ参考にしてみて下さい。

乳管がしっかり開通して母乳がたくさん出ればママも赤ちゃんも笑顔で満ちあふれることでしょう。授乳がママと赤ちゃんにとって幸せな時間になりますように。

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Keiko Sakai
Mama writer

2016年7月生まれの男の子のママです。息子の笑顔がパワーの源!!色んな日があるけれど『毎日笑顔で』をモットーに、大好きなヨガを楽しみながら日々の育児も楽しんでいます。息子の成長を見守りながら、私自身も日々成長していきたいと思います♪

【監修】浅井 貴子あさい たかこ
助産師

新生児訪問指導歴約20年以上のキャリア を持つ助産師。毎月30件、年間400件近 い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児 の育児のアドバイスや母乳育児指導を実施。

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