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【助産師監修】サイレントベビーとは?

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サイレントベビーという言葉を聞いたことがありますか?泣いたり笑ったりすることがない赤ちゃんのことを言います。

この記事ではサイレントベビーという概念に医学的根拠があるのか、また泣いたり笑ったりなどの感情表現が乏しい赤ちゃんについてどのように対処すればよいか解説します。

サイレントベビーって?


「サイレントベビー」は、小児科医の柳沢慧氏が1968年に自身の著書で発表した言葉で、「無表情」「泣かない」「笑わない」といった特徴を持つ赤ちゃんのことです。

「サイレントベビー」という言葉の定義自体はあいまいであり、医学的に証明されたものではありません。医学用語でもありませんので、あくまでも俗称と考えていただければと思います。

サイレントベビー、どうしてなるの?

赤ちゃんが泣いていても長時間放置したり、赤ちゃんにあまり話しかけなかったり、テレビに子守をさせたりすることが原因だとされています。

泣いていても放置されることが続くと、赤ちゃん自身が「泣いても誰も相手にしてくれない」とかまってもらうことをあきらめてしまい表情がなくなってしまう、という考え方です。

少しでも放置するとサイレントベビーになってしまう?


こう聞くと、少しでも放置してはいけない、休まず話しかけなくてはいけない、テレビを見せてはいけないなどとビクビクしてしまう方もいるようですが、そのように思いつめる必要はありません。

体調が悪い時などは、親の休養が優先されることもあります。気にし過ぎてしまい、ストレスをためてしまったり、常に緊張して子供に接してしまったりすることも逆効果と言えそうです。

サイレントベビーって本当?


昔は、産後間もなくからママ・パパも農作業などの仕事に出ることが多かったようです。

作業中は赤ちゃんと綿密にコミュニケーションをとることは出来ませんし、泣いていてもすぐに抱き上げられませんよね。

また、文化や家庭の方針によっては、「赤ちゃんをあまり抱かないことで自立心を促す」という子育て方法もあります。

しかしこういった育ち方をした赤ちゃんが全てサイレントベビーになるわけではありません。「サイレントベビー」はまだまだ議論と検証が必要な概念です。

コミュニケーションは大切に


もちろん、赤ちゃんに話しかけなくても良い、放置しても良いというわけではありません。

「たくさん話しかける事が子供に対して良い影響をもたらす」ことは科学的に証明されていますし、赤ちゃんが泣くことで体の不調を訴えている場合もあります。

無理のない範囲で行うことが必要ですが、赤ちゃんとの関わりは大切にしていきましょう。

おむつ替えの時に優しく語りかけたり、ベビーマッサージでスキンシップをとるのもおすすめです。

サイレントベビーかなと思ったら


「赤ちゃんが笑わない」「泣かない」と心配になったら、まずは身体の病気がないか調べることが大切です。

目の見え方や聞こえ方に異常がないか、代謝性の疾患は隠れていないか(多くは新生児時の検査でスクリーニングされていますが)などを検査する必要があります。

また、知的な遅れや自閉症ストペクトラム障害などが隠れている場合もあります。「私の関わり方が悪いんだ!」と決めつける前に、まずは小児科や保健センターに相談してみましょう。


いかがでしたか。サイレントベビーについて、心配になってしまった方もいるかもしれません。

でも、ここまで学んできた通り、サイレントベビーという概念自体がまだ医学的に確立されたものではありません。

「そういう考え方があるんだ」と頭の片隅においておくくらいにしましょう。もちろん、赤ちゃんとのコミュニケーションは重要です。

日々、赤ちゃんとの触れ合いを楽しんでくださいね。

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Mama writer

2017年1月生まれの女の子を育てている新米母です。夫は単身赴任なため、フルタイムで働きながら、ワンオペ育児に奮闘しています。育児疲れは仕事で癒し、仕事の疲れは娘の笑顔で癒しながら、毎日を乗り切っています。

【監修】浅井 貴子あさい たかこ
助産師

新生児訪問指導歴約20年以上のキャリア を持つ助産師。毎月30件、年間400件近 い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児 の育児のアドバイスや母乳育児指導を実施。

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