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【助産師監修】液体ミルクと粉ミルクとの違いは何?おすすめの使い分け方は?

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いよいよ日本でも解禁された液体ミルク。調乳の手間が省けるなど、子育て中の方の強い味方となってくれそうです。

今回は液体ミルクにスポットを当てて、粉ミルクとの違いやおすすめの使い分け方をご紹介します。

液体ミルクとは?

乳児用液体ミルク

赤ちゃんが母乳の代わりとして飲むことができる、栄養成分が調整された液体状のミルクを、乳児用液体ミルクといいます。

乳児用液体ミルクは1970年代から世界各国で普及していましたが、日本の規格では長らく製造や販売ができない状態が続いており、日本では母乳代替食品として粉ミルクのみが認められていました。

ついに日本でも解禁!

2018年に法改正が行われ、2019年の春から日本でも乳児用液体ミルクが製造・販売されるようになりました。

この背景にあるのが、2016年に発生した熊本地震でフィンランドから液体ミルクが支援物資として贈られたことにあります。

災害時は強いストレスにさらされ母乳が出にくくなることも多く、また衛生面でも粉ミルクでの調乳は困難になるものです。

その中での液体ミルクの活躍は、日本での開発・承認に向けた流れを加速させ、製造・販売する運びとなりました。

液体ミルクの種類

現在、日本で販売されている国産の液体ミルクは江崎グリコの「アイクレオ 赤ちゃんミルク」と明治の「明治ほほえみ らくらくミルク」の2種類のみです。

これらは乳児用のミルクで、フォローアップミルクは販売されていません。容器や容量などに違いがあるため、用途にあわせて使いわけたいですね。

<江崎グリコ「アイクレオ 赤ちゃんミルク」>
容 器 : 紙パック
容 量 : 1本125ml
賞味期限:半年
<明治「ほほえみ らくらくミルク」>
容 器 : 缶
容 量 : 1本240ml
賞味期限:1年

液体ミルクと粉ミルクの違いは?

調乳の手間がなく、すぐに飲ませられる

粉ミルクで調乳しようとすると、まず器具を消毒し、ミルクをお湯で溶かした後にちょうどいい温度まで冷まして…と、赤ちゃんがミルクを飲むまでにどうしても手間と時間がかかるものです。

一方、液体ミルクは紙パックまたは缶から殺菌した哺乳瓶に移し替えるだけで常温ですぐ赤ちゃんに飲ませられます。手間もかからず、赤ちゃんを待たせる時間が短縮できるのはありがたいですよね。

かさばらず、持ち運びに便利

お出かけの時は液体ミルクと哺乳瓶があればどこでも調乳ができます。粉ミルクのように、水筒にお湯を入れて持ち運ぶ必要がありません。

現在販売されている液体ミルクは、紙パックに入っているものとスチール缶に入っているものがあります。

紙パックのものは飲み終わった後に小さく潰すことができるため、より持ち運びに便利でしょう。

栄養組成は調乳後の粉ミルクと同じ

液体ミルクも粉ミルクと同等に赤ちゃんに必要な栄養が確保できる栄養設計になっているそうです。液体ミルクは利便性が高い分、価格は現状では粉ミルクの倍以上と、価格が高めになっています。

液体ミルクと粉ミルク、おすすめの使い分け方は?

液体ミルクは調乳の手間が省けとても便利なものですが、現状では価格が高いこともあり、日常的に使うのは難しい方も多いかと思います。

液体ミルクと粉ミルクのおすすめの使い分け方を考えてみました。

<粉ミルク>
日常使いに(家に居るときなど、落ち着いて調乳できる環境で)

<液体ミルク>
・災害時や備蓄として
・お出かけなどで調乳が大変な時
・調乳に慣れていない人に赤ちゃんを預けて授乳してもらうとき
・保護者が疲れているときや体調不良のとき


いかがでしたでしょうか。調乳の手間を大幅にカットしてくれる液体ミルクは、利便性が高く、生活の色々な場面で活躍してくれそうです。

液体ミルクは常温でも飲むことができますが、出来るだけ温めて飲用させましょう。特に冬場や胃腸が弱いお子さんは冷たいと下痢する事があるので、温めて飲用する事をおすすめします。

上手に活用して、少しでも育児にゆとりを持てると良いですよね。

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Mayumi Maruyama
Mama writer

2013年生まれの男の子と、2016年生まれの女の子の母です。バタバタの毎日ですが、お父さんに助けられながら、家族4人で楽しく賑やかに暮らしています。お気に入りのカップでハーブティーを飲むのが、心安らぐひとときです。

【監修】浅井 貴子あさい たかこ
助産師

新生児訪問指導歴約20年以上のキャリア を持つ助産師。毎月30件、年間400件近 い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児 の育児のアドバイスや母乳育児指導を実施。

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