医療費控除
産後・育児

医療費控除とは?主婦が確定申告(医療費控除)をやってみた結果

2019.07.23

Fumiko Shibuya

Mama writer

2015年5月生まれの男の子を育児中の三十路ママです。天然でのんびり屋の父ちゃんと、プクプク泣き虫マンの3人家族。食事もお買い物もゆっくりできないけれど、赤ちゃんに振り回される毎日も悪くないと思っています♪

新企画!やってみたシリーズ第一弾!ドンドンパフパフ(音の表現が昭和)
今回は確定申告を国税庁のホームページから自分でやってみました。

人生で初めて出産費用と言う名の高額医療費を支払いましたからね。返ってくるものは返してもらわないと!
うちの夫はマイペースなのんびり屋。

それに加えて世間知らずで、AV機器の配線も苦手だしチャイルドシートもうまく付けられない不器用さ。無駄遣いをするわけじゃないけど、お金の管理も苦手。

そんな夫が、確定申告などできるわけがない。

ということで頼りにならない夫は置いておいて、しっかり者の私がやりました!自分でしっかり者っていうくらいしっかり者な私、てへへ。

「面倒で後回しにしている」「確定申告ってなに?意味不明」「税務署が混んでて子連れのハードルが高すぎる」と思っている皆様!思ったよりネット上で簡単にできたので、どんな感じで申告するのかをご紹介します。

■そもそも確定申告の医療費控除ってなに

医療費控除

最初に言っておきますが、私は税金に詳しいわけでもないし税金に対する興味も1ミクロンもない、ただの主婦です。ただし、お金にはシビア。控除できるものを面倒だからとスルーすることは絶対にできない性格です。

医療費控除は「医療費をたくさん払った人は国に教えてね!生活が大変でしょう・・・。税金を少し安くしてあげるよ。去年の分はもう払っちゃったと思うから差額を返すね♪」というシステムです。

医療費が戻ってくるわけではなくて所得税から控除されるので、そこんとこお間違えなく。まあ、お金が戻ってくりゃあ何だっていいけどね。

■確定申告はいつからいつまで?

毎年2月16日から3月15日(土日の場合は翌月曜日)までに税務署に申告・納税します。

■確定申告の前に用意するもの

源泉徴収票

家族の中で一番収入が高い人の源泉徴収票。上でも説明した通り、所得税から控除される金額が計算されるので、所得が高い方が多く戻ってくる可能性大。

夫の源泉徴収を元に妻が申告したっていいんだよ。
私はそのパターン。

医療費の領収証

出産費用の他、定期検診の費用や他の家族の医療費もすべて申告できます。とにかく何でもいいから病院関連の領収証は1年間捨てずにとっておくこと!これ大事。

※平成29年(2017年)分の確定申告から、医療費控除の際に領収書の提出が不要になっていますのでコチラを参照にしてください。

母子手帳(なくてもよし)

直接使うわけではないんだけど、検診日を見ながら交通費を入力したり、領収証がきちんと揃っているかもチェックできるので傍らにそっと置いておいて。

■医療費控除を受ける前の注意点

医療控除となる医療費は色々ありますが、私たち産後ママが注意する点はこちら。

支払った医療費が10万円を越えている事

ここでいう医療費は、出産費用から出産育児一時金を差し引いた金額になります。みなさん42万円ほど支給されたと思いますが、それを差し引いた金額が控除の対象です。

出産方法や病院によるけど差額が10~30万くらい出るんじゃないでしょうか。「42万円でおさまった!」「おつりが出た!」という羨ましいことこの上ないパターンのママさんは、控除の対象になりません。

妊婦の定期検診は対象、予防接種は対象外

医療費を支払った目的が「治療」はOK、「予防」はNGという考え方だそうです。ああ・・・ロタウィルスの予防接種高かったのに・・・1ヶ月検診は対象になるのでご安心を!

他の家族の分もまとめて申告しよう

国税庁によると医療費控除の対象となる医療費は「自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために支払った医療費」となっています。

要するに、「家族みんなまとめてオッケー☆」ってことです。
その他細かい条件などについては直接税務署に問い合わせてくださいね。

■務署に行かなくてもネット上で出来る

まずは国税庁のホームページから確定申告書等作成コーナーへ行きましょう。

作成開始をクリック。

「e-Tax」という便利そうな方法は、マイナンバーカード及びICカードリーダライタ、税務署で発行されたID・パスワードが必要となります。

あとは画面に丁寧に書いてあるので、言われた通りにチェックしたり入力したりして進みます。いよいよ医療費を入力する段階になったら、「医療費集計フォームに入力したデータを読み込む」を選択するのがおすすめ!

医療費集計フォームは、表の中にある「医療費集計フォームとは」のリンク先からダウンロード可能。エクセル形式なので領収証を確認しながらコピペ等を駆使して入力します。

出来たファイルは保存し、次のページでアップロードします。時間制限などはないので、家事の合間にゆっくり入力してみてください。

ここまでの作業全て、源泉徴収票や領収書を見たまま入力するだけで、何か計算をしたりする必要はまるでありません。最後まで進むと書類が完成!それを印刷すると、こんな感じの申告セットが出来上がります。

領収証は封筒等に入れてバラバラにならないようにしましょう。私は日付順に(明細書も同じく)重ねています。すべてまとめて封筒に入れ管轄の税務署に郵送すれば、確定申告完了!!

あとは還付金を待つだけ。不備があれば税務署から連絡が来ると思います。
どうですか?なんだかやれる気がしませんか?

これを機に自分で確定申告をして、ますます逞しい母ちゃんになろうではありませんか!いちいち夫に期待して裏切られてイライラする生活はもうおしまい!Let’s確定申告☆
熱くなってすみません。

仕事が忙しく時間がない旦那様や、出張や単身赴任中で不在の旦那様をお持ちの方も、自分でやらなきゃいけませんものね。役に立たない夫がいる前提でお話ししてしまいましたわ、おほほほ。

思ったよりは難しくない医療費控除。収入によりますが数万円単位で返ってくることもあるので、やらなきゃ損です。控除された所得から住民税が計算されるそうなので、住民税まで安くなるというおまけつき。

やり遂げた瞬間、大人の階段を上った気分になります。
まあ十分おば…大人なんですけど。

あなたの授乳の悩み、話してみませんか

先輩ママのほっとLINE

スタッフは全員ママ
気軽にLINEしてくださいね

先輩ママのほっとLINE先輩ママのほっとLINE

※LINE相談の対応時間は平日10:00~16:00

INSTAGRAM 授乳や子育てに関する情報満載! amoma_naturalcare

フォローする
This error message is only visible to WordPress admins
There has been a problem with your Instagram Feed.

カテゴリーランキング

AMOMAコラムについて

妊娠、出産前後はママにとっては初めてのことばかり。「これってあってるのかな?」 「大丈夫かな?」と不安や疑問に思った時につい手に取りたくなるような情報をお届けしたいと考えています。そのため多くの情報は助産師をはじめ専門家の方々に監修。テーマから読めるようになっていますので、ぜひ気になるものから読んでみてください。あなたの不安や疑問が解決できるお手伝いになれば嬉しいです。

AMOMAのパートナー

助産師/商品開発パートナー
浅井貴子
■資格・免許
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
■専門分野
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士
にしだかなこ
■資格・免許
管理栄養士・幼児食アドバイザー
■専門分野
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
心理カウンセラー
佐々木明子
■資格・免許
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
■専門分野
心理カウンセラー
産婦人科医
牛丸敬祥
■資格・免許
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
■専門分野
産婦人科医

リクエスト募集

AMOMAではエキスパートに聞きたい授乳期の不安やお悩みを募集しています。頂いたリクエストについてラジオ、コラム、動画でお届けします!

リクエストする

その他のお問い合わせはこちらから

MAILメールで問い合わせ
TOP
閉じるボタン
バナー画像