赤ちゃんの心と体

【助産師監修】生後11ヶ月の赤ちゃん、離乳食や生活の様子

2019.07.29

Mei Kamo

Mama writer

2013年2月生まれの男の子のママです。おしゃべりな息子と同じくおしゃべりなパパと3人でにぎやかに暮らしています。大好きなアーティストさんの音楽や大好きなDisneyを聞きながら、毎日楽しく育児に奮闘中です☆

浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。

11ヶ月になり、0歳もあと1ヶ月になった赤ちゃん。
伝い歩きが上手になったり、1人で立てるようになったりと、ねんねばかりだった頃が懐かしいですね。

毎日たくさんの成長をみせてくれる赤ちゃんですが、それとともに違う悩みもでてきます。
今回は11ヶ月の赤ちゃんに関する基本情報と、よくある悩みをアドバイスとともに紹介します。

■生後11ヶ月の赤ちゃんの体

1人で立てたり指で物をつまめるようになる赤ちゃんも

生後11ヶ月の赤ちゃんの平均体重は男の子が7.5~10.8㎏、女の子が7.0~10.3㎏です。

伝い歩きが上手になり、1人で立てるようになる赤ちゃんもいます。それからすぐに歩き出せる子もいれば、伝い歩きの期間が長い子もいるので、立っちからなかなか初めの一歩が出なくても、特に心配する必要はありません。

歩きはじめたらファーストシューズを用意し始めても良いですね。

また手先が器用になります。指先に力を入れてふたを開けたり閉めたりすることができたり、小さなものをつまめる赤ちゃんもいます。

赤ちゃんが誤飲してしまわないように気をつけましょう。

■生後11ヶ月の赤ちゃんの離乳食は?

家族みんな同じ時間に食事することで食べる楽しさを

11ヶ月になり、赤ちゃんも3回食にだいぶ慣れてきましたね。
離乳食と離乳食の間は3~4時間空けていますか?

家族みんなで食事をとるようにすると、赤ちゃんも食べる楽しさを感じられます。パパの帰りが遅い時はママと一緒に食べ、夕飯は遅くても19時までに食べ終わるようにしましょう。

栄養の60~70%は離乳食からとるようになるので、授乳回数が減ってくる時期です。母乳は1日2~3回程度が目安ですが、離乳食をしっかり食べてもおっぱいを欲しがる場合は欲しがるだけ与えても大丈夫ですよ。

赤ちゃんが欲しがるけれど母乳があまり出なくなってきたというママには、母乳の出をサポートしてくれるハーブティーがおすすめです。

そろそろ卒乳を考えても良い時期なので、赤ちゃんの様子をみながら考えてみてください。

1回当たりの目安(9~11ヶ月)
・炭水化物(主食):5倍がゆ80~90g、食パン1枚、ゆでうどん1/4玉
・タンパク質(主菜):魚・肉15g、豆腐45g、卵1/2個、乳製品80g
・ビタミン類(副菜):野菜・果物30~40g
 ※いずれか1種類を与える場合

食べもの本来の味をおしえることはもちろん大切ですが、食いつきが悪い場合はほんのりと薄く味をつけるなど工夫してみても良いでしょう。

おすすめレシピのご紹介

■大人メニューから取り分けしても「大根とにんじんの味噌汁」

【材料】
大根、にんじん、だし汁大さじ2、味噌(菜箸の先につく程度)

【作り方】
大根とにんじんは食感を楽しめるよう5㎜角に切り、柔らかく茹でておく。

だし汁大さじ2で煮て、味噌を溶いたら出来上がり。

大人用の味噌汁を作る途中で取り分けると手間がはぶけます。


■手づかみで食べよう「ひき肉入りじゃがいもおやき」

【材料】
豚赤身ひき肉、じゃがいも、しょうゆ少々

【作り方】
ひき肉は水から茹でておく。

じゃがいもは茹でるかレンジで柔らかくし、ボウルにつぶして粗熱をとる。

ひき肉としょうゆ少々を混ぜて、平たい円の形に整える。

サラダ油を薄く引いたフライパンで両面うっすらと焦げ目がつくくらいまで焼いたら出来上がり。

ひき肉は水から茹でたものを小分けして冷凍しておくと調理時間が短縮できます。

■生後11ヶ月の赤ちゃんとの生活

指先を使う遊びが楽しい

11ヶ月頃の赤ちゃんは指先が器用になるため、指先を使って遊ぶのが楽しい時期です。

積み木を積むのはまだうまくできませんが、ママが積んでいるところを見せたり、はじめは崩させて遊んだりしているうちに覚えていきます。

また紙などをビリビリする遊びも大好きです。
広告など使わなくなった紙があったら赤ちゃんのおもちゃにしても良いですね。

夜泣きはいつか必ずなくなります

赤ちゃんが11ヶ月になって夜泣きが始まった、夜泣きがずっと続いていて寝不足で辛い・・・そんなママもたくさんいることでしょう。

夜泣きの原因ははっきりわかっていません。しかし、夜泣きというものはいつか必ずなくなります。赤ちゃんが寝ている時はママもしっかり休んで、気持ちを楽に夜泣きに付き合えると良いですね。

夜泣きに良いアロマを寝室で焚いてみるのも良いですし、何をしても泣き止まないときは一旦起こしてしまうのもひとつの方法です。

お茶や白湯を与えて赤ちゃんを落ち着かせて、改めて眠りに誘うとあっさりと寝てくれることもありますよ。

歯磨きの習慣を

11ヶ月になり歯がたくさん生えてきた赤ちゃん。食べるものも増え、虫歯のリスクも増える時期です。夕食後~寝る前に歯磨き(仕上げ磨き)をする習慣をつけていくことが大切です。

夜中に授乳している場合は飲み終わったあとに、ガーゼで前歯を裏側までしっかり拭いてあげるようにしましょう。

おしゃべりをする赤ちゃんもでてくる11ヶ月ごろは、「ちょうだい」「どうぞ」などのやりとりができるようになり、赤ちゃんとの時間がますます楽しくなりますね。

言葉の発達は個人差があるのであまり話さなくても、ママの言葉を理解しているようであれば心配ありません。たくさん話しかけて楽しくコミュニケーションをとれると良いですね。

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浅井貴子
■資格・免許
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
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