母乳育児Q&A

【助産師監修】正しい搾乳の仕方と、搾乳した母乳の保存方法

2018.06.26

低体重で生まれた赤ちゃんに母乳を届ける場合や、乳首に傷ができて授乳できない時、どうしても赤ちゃんを置いて出かけなければならない時のために、搾乳の仕方や搾乳した母乳の保存方法をご紹介します。

また、授乳間隔があいてしまう時や赤ちゃんが飲む量以上に母乳が出る場合は、乳腺炎などを避けるために搾乳する場合もあります。

搾乳の仕方

搾乳には手で搾乳する方法と搾乳器を使う方法の2種類があります。

手で搾乳する

手で搾乳する

ママ自身の手で搾乳する方法です。力加減も出す量も自分で決めることができるため、乳房の負担が少ない方法です。

事前に乳房を上下左右に優しく動かしてマッサージをすることで血流が良くなり搾乳がスムーズになります。

手で搾乳する方法

まずママの手は石鹸でよく洗い、乳房全体は綺麗な蒸しタオルで拭き雑菌が入らないように乳輪乳頭部も清浄面で拭きます。時に入院している赤ちゃんの元に届ける時は必須です。

片方の手で搾乳した母乳を入れる容器を持ち、搾乳する方の手の親指と人差し指の腹で、乳輪の外側から乳頭へゆっくりと押していきます。

同じ場所ばかり搾るとしこりの原因になるため、上下・左右・斜めなど色々な方向から搾るようにしましょう。

また、乳房を傷つけないために15分~20分程度を目安にしましょう。片方のおっぱいを長時間搾乳するより、短い時間で左右交互に搾乳を繰り返す方が母乳が出やすくなります。

搾乳器で搾乳する

搾乳器

搾乳器には手動のものと電動のものがあります。ママの職場復帰などで搾乳が長期化する場合は、腱鞘炎を避けるため電動の搾乳器を使う場合があります。

電動のものは手絞りや手動のものに比べて簡単に母乳を搾ることができますが、母乳が出すぎてしまったり、乳頭を傷つけてしまうおそれがあるので、注意して使用しましょう。

搾乳器を使う方法

まずママの手を石鹸で洗い、消毒した搾乳器を使います。搾乳口に乳頭を当て、少しずつ角度を変えて色々な乳腺からまんべんなく搾乳します。

搾乳器を使っても母乳が出ない場合や、痛みを感じる時は無理に搾乳しないようにしましょう。

搾乳する間隔

搾乳する間隔は、その時にママがおっぱいをあげている間隔と同じようにするのが一番良いです。ですが、働いている場合などは頻回授乳が難しいと思いますので、3~4時間ごとに搾乳すると良いでしょう。

あまり授乳間隔をあけてしまうと母乳がつまったり、だんだん母乳の出が悪くなってしまうというリスクがあります。

搾乳量が足りない時は?

搾乳量

普段母乳が出ているのに搾乳で量がでない場合

オキシトシン反射(催乳反射)を利用しましょう。オキシトシン反射とは、オキシトシンというホルモンが分泌されることで、母乳を外に押し出す反射の事です。

赤ちゃん(写真でもOK)を見たり、泣き声を聞いたり、愛情を感じながら赤ちゃんのことを考えるとオキシトシンの分泌が活発になり、搾乳でも母乳が出やすくなります。

直母でも母乳が足りていないと感じる場合

体を温めてくれる根菜類や、鉄分を含むドライフルーツやレバーなどの食材を意識してとりましょう。また、授乳中は毎日3リットル、夏場は5リットルをめやすにこまめに水分補給しましょう。

詳しい母乳の増やし方は「母乳が出ない!?助産師直伝~母乳量を増やす7つの方法~」でお伝えしています。

また、母乳の分泌を促進させるおっぱいマッサージもおすすめです。

母乳の分泌量は日によっても違うので、基本的には1回の搾乳でたくさん出そうとせず、足りない場合はこまめに搾乳して、少量ずつ保存しておくといいですよ。

搾乳した母乳の保存方法

保存方法

冷凍保存

家の冷蔵庫の場合はドアの開閉などで、凍っていても鮮度は落ちていきます。赤ちゃんが美味しく安全に母乳を飲むためには、1週間以内に使用することが望ましいでしょう。

解凍した母乳はできるだけ12時間以内に飲むようにし、飲み残しや使わなかった母乳は再利用せず捨てるようにしましょう。多く搾乳できた時は、小分け保存にしておくといいですね。

冷蔵保存

冷蔵庫で保存した母乳は24時間以内に与えましょう。それ以上時間があく場合は、専用の母乳パックに入れ替えて冷凍保存しましょう。

保存した母乳を温める方法

電子レンジや、50度以上のお湯を使うと母乳の免疫物質が減少してしまいます。冷蔵保存の場合は保存容器ごとお湯に入れ、人肌(37℃程度)くらいまで温めましょう。

冷凍保存の場合は冷蔵庫や流水で解凍してから上記の方法で温めるようにしましょう。

母乳の保存については【助産師監修】母乳の冷蔵・冷凍保存の方法!保存した母乳の飲ませ方は?を参考にしてください。


母乳は赤ちゃんにとって最高の栄養といわれているため、搾乳することに一生懸命になってしまうママも多いでしょう。

しかし、ママの体と心を大切にすることが母乳育児の基盤です。自分に合った方法やアイテムも選び、負担の少ない授乳ライフを過ごしてくださいね。

編集部おすすめ

ミルクアップブレンド

もっと母乳で育てたいママのためにミルクアップブレンド

母乳の出が気になる授乳期のママのために英国ハーバリストと授乳ケアの専門家が共同で開発した母乳育児サポートティーです。ヨーロッパや中国で古くから授乳期ママの飲み物として愛用されてきた8種のハーブを厳選して配合。原料には、オーガニック認証または無農薬栽培のハーブのみを使用しています。

もっと見る

AMOMA編集部

妊活中~産後の育児期は、かけがえのない喜ばしい時間であるとともに、時には不安や心配の方が多くなることもあります。“AMOMAよみもの”を通して少しでもその不安を解決し、笑顔で過ごすお手伝いができればと願っています。

浅井貴子

助産師

妊活中~産後の育児期は、かけがえのない喜ばしい時間であるとともに、時には不安や心配の方が多くなることもあります。“AMOMAよみもの”を通して少しでもその不安を解決し、笑顔で過ごすお手伝いができればと願っています。

この記事をシェア

AMOMAコラムについて

妊娠、出産前後はママにとっては初めてのことばかり。「これってあってるのかな?」 「大丈夫かな?」と不安や疑問に思った時につい手に取りたくなるような情報をお届けしたいと考えています。そのため多くの情報は助産師をはじめ専門家の方々に監修。テーマから読めるようになっていますので、ぜひ気になるものから読んでみてください。あなたの不安や疑問が解決できるお手伝いになれば嬉しいです。

PARTNER

助産師/商品開発パートナー
浅井貴子
■資格・免許
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
■専門分野
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士
にしだかなこ
■資格・免許
管理栄養士・幼児食アドバイザー
■専門分野
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
心理カウンセラー
佐々木明子
■資格・免許
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
■専門分野
心理カウンセラー
産婦人科医
牛丸敬祥
■資格・免許
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
■専門分野
産婦人科医

リクエスト募集

AMOMAではエキスパートに聞きたい授乳期の不安やお悩みを募集しています。頂いたリクエストについてラジオ、コラム、動画でお届けします!

リクエストする

あなたの授乳のお悩みご相談ください

全員が育児経験ママ
豊富な授乳トラブル相談知識

電話・チャットで相談する

※チャット、電話相談の対応時間は平日10:00~16:30

INSTAGRAM# 母乳育児いろいろ

フォローする

LINE 公式アカウント

LINE 公式アカウント

限定キャンペーンや
最新情報などをお届け

友だち追加で、今すぐ使える

100円クーポン

プレゼント中

LINE友だち追加

その他のお問い合わせはこちらから

MAILメールで問い合わせ TEL電話はこちら 092-292-3941
ラジオを聴く
コラムを読む
動画を観る
TOP
チャットで母乳相談
             

ただいま受付時間外です。
翌営業日10時以降に
こちらよりお電話いたします。
お電話番号に間違いがあった場合、
折り返しのお電話ができません。
お手数ですが、今一度ご確認をお願いします。

         

受付時間:平日10:00~16:30

   

現在の状況を教えてください

  • 妊娠月数、産後月数

  • お子様の人数

  • お名前

  • 電話番号

送信の前に個人情報・利用規約をご確認ください。

受付完了しました。

※こちらからお電話させていただきます。
今しばらくお待ちくださいませ。